≪解説≫「バリバリバンバンキャンペーン」はお得なのか
「バリバリバンバンキャンペーン」はすごいキャンペーンなのか
7月18日より開始されるソフトバンクの新キャンペーン「バリバリバンバンキャンペーン」ですが、ネーミングからは内容が全く読み取れませんよね。
でも「バリバリバンバン」という響きから、何やらすごいキャンペーンなのかなとか思ってしまいました。
得するキャンペーンだったら早めに受けておかなきゃ損!ということで、キャンペーンの内容と特典について調べてみました。
「バリバリバンバンキャンペーン」とは
MNPでソフトバンクのスマートフォンを契約した人が、3つの特典から選べるキャンペーンです・・・。
あれ、これはどこかで聞いたことのある内容ですね。
そうです。「スマホタダ割」と同じような内容です。
もしかして、選べる特典がパワーアップしてもっと良くなったりしてないかな?と思って、特典について調べてみたのですが・・・
えらべる3つの特典
- 1 ホワイトプラン基本使用料2年間0円
- 2 SoftBank HealthCare 月額使用料2年間0円+ホワイトプラン基本使用料1年間0円
- 3 ソフトバンクポイント24,000pt.(1,000pt×24回の分割付与)
完全に「スマホタダ割」の改悪ですね。とても残念です。
まず「スマホタダ割」の特典内容について、こちらの記事で確認してみてください。
改悪1「iPad mini(実質無料)が選べなくなった」
これはiPad miniが欲しかった方には残念な情報ですよね。
こちらの記事でも書きましたが、パケット代をある程度払ってでもiPadを使いたい人にとっては、本当に実質無料で手に入るキャンペーン特典であったわけですし、iPadも貰えるしそろそろソフトバンクに乗り換えしようと思っていた方には残念なお知らせです。
(iPadを最低維持費で運用したい方にはあまり関係のない特典ですが)
この「iPad実質無料特典」がなくなった背景には、やはりiPadの全面的な値上げが影響しているのではないでしょうか。
確か全体的に1万円位値上がりしているので、その分の負担をソフトバンクが受け止めきれないという理由から、このキャンペーン特典はなくなったんだと推測されます。
改悪2「ソフトバンクポイントが28,800pt→24,000ptにダウン」
「1pt=1円」と考える方が多いと思いますが、純粋にキャンペーン特典が4,800円分ダウンしたと考えてよいでしょうね。
ちょうどiPad miniが28,800円だった?と思いますので、それの金額に合わせてプレゼントするポイントも設定したんだと思われますが、iPad miniがキャンペーン特典から外れたことで28,800ptにする必要もなくなったということでしょうか。
ホワイトプランが約1,000円ですし、24ヶ月分で24,000円と、こちらの相場感に合わせたのかもしれませんね。
ポイントを選ぶ方、それほど多くないのかもしれませんが、これも残念なお知らせですね。
新特典「SoftBank HealthCare 月額使用料2年間0円」に注意!
なにやら注意書きのマークがたくさんついています→「SoftBank HealthCare 月額使用料2年間0円 ※2※3※4」
ソフトバンクで注意しなければならない点は、このような注意書きのマークがたくさん付いている場合と、広告などの最下部に注意書きがたくさん書かれている場合です。
このような表記がされているときは、大抵は特典を受けるための条件があったり、特典を受けることによって生じる制限があったりします。
SoftBank HealthCare 注意書き1
SoftBank HealthCare特典は、SoftBank HealthCare対応スマートフォンをご購入の方のみ選択できます。
これは特典を受けるための条件アリということですが、対象となる機種が限定されるということですね。
「ソフトバンク ヘルスケア」という活動量管理のアプリ+(腕に巻く)バンドのようです。
通信技術に「Bluetooth通信」と書かれていますので、これに対応したスマートフォンでなければダメですとということでしょう。
まぁ新しいスマートフォンであれば、ほとんどがBluetooth対応だと思いますのでそれほど問題にならないのではと思います。
ちなみに一番売れているであろうiPhoneもBluetooth対応です。
SoftBank HealthCare 注意書き2
SoftBank HealthCareお申し込み後2年以内に解約、携帯電話利用の解約、回線の譲渡・承継、およびSoftBank HealthCareの非対応機種への機種変更が行われた場合、違約金(契約解除料)7,500円(税込)がかかります。
これは「特典を受けることによって生じる制限」のタイプでこれも注意が必要です
この制限について解説しますと、違約金(契約解除料)が発生するいわゆる「2年縛り」が発生するというのと、その違約金(契約解除料)が発生となる条件がいくつもあるということです。
注意しなければならないのは、後者の「違約金(契約解除料)が発生する条件」になります。
下記の記事の「リスク」の部分を参考にしてください。
違約金(契約解除料)が発生する条件といえば、一般的には「携帯電話を解約する」とか、このサービスで言えば「SoftBank HealthCare サービスを停止する」と受け止める方が多いと思いますが、ソフトバンクの場合これら以外にも違約金(契約解除料)が発生する条件があります。
それは回線の譲渡と機種変更ですがとくに機種変更については注意が必要で、スマートフォンを落としてしまった場合や壊してしまった場合に、次のスマートフォンも「Bluetooth対応」でないとダメということです。
最近、赤外線通信の端末を見なくなったように、Bluetooth対応の端末も廃れていく可能性もありますので、注意が必要です。
SoftBank HealthCare 注意書き3
非対応機種への変更や解約でバンバンのりかえ割適用による割引は終了します。
これも注意が必要ですね。
違約金(契約解除料)が発生するだけに留まらず、毎月の料金の割引がなくなり支払が525円増えてしまうということです。
携帯電話の解約やサービスの中止の場合であれば、違約金(契約解除料)も払ってサービスも終了となるので問題はありませんが、機種変更の場合はサービスを止めないと課金し続けられてしまうので注意してください。
改良1「電波に満足できなければ返品ができる!」
これはよいのではないでしょうか。
実際に利用する場所や環境によって、ソフトバンクの携帯だけ電波が届かないということもあります。
とくに高層ビルに移った場合にありがちで、ドコモはしっかり使え、auもそこそこ繋がるのに、ソフトバンクだけ全く繋がらないということが、最近私の周りで問題になりました。
仕事中と言えどもプライベート携帯が繋がらないのは不便ですし、緊急時にも困ります。
なので、ソフトバンクをMNPなどで契約したのはよいが、職場で全く使えなかった!という方には朗報の改良点です。
逆にこれまでは電波が悪くともどうすることもできず、しかも二年縛りによって二年間は使い続けなければならない状況であったと考えると恐ろしいことですね。
ちなみにビルに携帯電話のアンテナを設置するのは非常に長い期間を要します。
現地調査や電波追加の手続など軽く半年以上はかかりますので、高層ビルなどに限っては改善はあまり期待はできません。
≪まとめ≫「バリバリバンバンキャンペーン」は「ホワイトプラン基本使用料2年間0円」一択
私もスマホタダ割の特典ではこの「ホワイトプラン基本使用料2年間0円」を選びましたが、今回も「バリバリバンバンキャンペーン」のキャンペーン特典としては改悪とならなかった2年間無料を選ぶのが無難なのではないでしょうか。
金額的に24,000円分の負担が減るのはありがたいことです。
でも嬉しさ的にも、実感的にも「もらえる>支払が減る」なんですよね。
負担が減っているのは嬉しいのですが、あまり実感がないというのが正直な感想です。
実は、知らなくて損している情報って、たくさんあるんですよね。
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