ソフトバンクの3日で1GB制限を受けた時の話
ソフトバンクの3日で1GB制限は強烈な制限なのに、意外なほど知らない人が多いようです。
ソフトバンクを利用している友人たち数人に聞いてみても1GB制限の方は誰も知りませんでした。
強烈なのに認知度が低い「3日で1GB制限」ワナについてレポートしたいと思います。
ソフトバンク特有の通信制限「3日で1GB制限」
知ってましたか?ソフトバンクの話です。
ご存知のようにソフトバンク(旧料金プラン)では一月に7GBを超えるパケット通信量に達すると通信速度に制限が掛かります。
この通信速度制限が強烈で、文字だけのメールやLINE程度ならなんとか使えるものの、ブラウジングなどほとんど使い物になりません。
さらにこの「3日で1GB制限」は一度掛けられてしまうとユーザーによる解除は出来ません。追加料金を払って解除することすらできないのです。直近3日の通信量が1GBを下回るまでじっと我慢するしかないのです。
これほど強烈な制限なのに、意外なほど知らない人が多いようです。ソフトバンクを利用している友人たち数人に聞いてみたところ、一月7GB制限についてはみんな知っていましたが、1GB制限の方は誰も知りませんでした。
「3日で1GB制限」についてはこちらをご覧ください
1GBの通信制限はある日突然発生する
あれっ?ネットが使えない?
事の発端は朝の通勤電車でその日の外回りの移動計画を確認しようとジョルダンの乗換案内を開いた時です。
繋がらない?
ネット回線の状態が悪い?
アンテナは立ってるのに?
結局、経路検索は諦め、ネットニュースを見ようとしましたが…
やっぱり繋がりません。
いったいどうなっているのかと通信障害の情報を見ようにも、そもそもタイムアウトになってしまい、どこのサイトに繋がらないためにそれを確認する手立てがありません。
たまたま思い出せた1GBの通信制限
ここで3日で1GB制限の話を聞いた事を思い出しました。
職場の同僚が7GB制限の他にもう一つ速度制限があるというようなことをお昼御飯を食べながら話していたのを思い出したのです。
もしやそれか?
すぐにMySoftbankにアクセスして今の状態を確認しようとしましたが、これもやはりタイムアウト…
原因がはっきりしないまま、モヤモヤした気分でその日はiPhoneを使う事を諦めました。
そしてその日の仕事も終わり、疲れ果てて家に帰るやすぐにMacの電源を入れ、MySoftbankにアクセス。何が起こっているのかを調べてみました。
すると、画面に現れたのは…
0.06 GB 1日前
0.67 GB 2日前
0.70 GB 3日前
——–
1.43 GB 3日間の合計
アウトー!
しっかりと発動される1GBの通信制限
結論は…3日で1GB制限に引っかかっていたようです。
直近3日間の通信量合計は1.43に達していました。しかも昨日、一昨日が0.67、0.7という事は、直近3日間の合計が1GBBを下回るまでには二日間要する有り様…
それにしても一体なぜ?
iPhone4を購入して以来4年以上もiPhoneを使い続けていますが、こんな制限に引っかかった事はありませんでした。それなのに。
気になる原因を自分なりに分析してみましたが。
今回発動された1GBの通信制限の原因を分析
原因は…一つはアプリのアップデートだと思われます。。おそらく。。
iPhoneは新機種のiPhone6の登場とあわせ新しいOSであるiOS8がリリースされています。そしてこの新OS対応のために一斉に出ている各アプリのアップデート。
以前は少し大きなサイズのアップデートはWi-Fi接続環境下でしかダウンロード出来ませんでした。ところが、アップデートされたアプリを見る限り、この制限が無くなった、あるいは緩和された様なのです。2日ほど前に10本くらいのアップデートが来ていたはずですが、今見ると綺麗にアップデートされています。僕は外では普段Wi-Fiを切っていますので、きっと3G回線(LTE)でアップデートが行われたのでしょう。通信量が増えたのも納得がいくというものです。
Youtube等の動画サイトも原因になりがち
そして昨日…
昨日は電車での移動中にYouTubeを閲覧していました。YouTubeは一つ見ると関連性のある動画がリスト表示されますので、ついつい、次々に観てしまったのです。
僕がiPhone4を使いはじめた頃、iPhoneではYouTubeは画質を落としたものが再生されていました。これは通信量を抑制するためだったと記憶しています。
それがいつの間にかHDの綺麗な動画を観ることができるようになっていました。これも通信量が増えた原因の一つと考えてまず間違いないでしょう。
2GB制限へ変更する方法もあるが・・・
ところで、MySoftbankの説明をよくよく見てみると、制限を2GBにする方法もあるようです。ただし、それには新料金プランへの移行が必要になります。
新料金プランでは通信料が従量制となっており、2G、5G、10G、15G、20G…のように選んで契約することができます。標準が5G、小容量が2G、10G以上のプランは大容量と呼ぶようです。そして大容量の場合は「3日で1GB制限」が、「3日で2G制限」になるようです。キャンペーン中の今、契約すると10GBの大容量パックが8000円だそうです。
ただし、新料金プランの場合、基本料金が旧プランの934円よりも高い2700円になってしまいます。
もっともこの新料金プラン、通話料は基本料金に含まれるようで、誰とどれだけ話しても定額!
月々の平均的な通話料金と比較してお得になるケースもあるでしょう。
さらにこれに新型iPadのセット割を組み合わせるとどうなるか?
また、7G制限があるために、WiMAXなどをサブ回線として契約している人もいるようですから、どれを選択すると一番お得になるかは使い方によって異なってくるでしょう。これは新旧料金プランの比較検討の必要がありそうです。
と、ここまで書いたところでMySoftbankの画面をよくよく確認してみると…
『通信速度の制御がかかった場合、直近3日間のデータ通信量が1GBB未満(「データ定額パック・大容量(15/20/30)」にご加入の場合は約2GB)になると自動的に解除されます。なお、お客さまによる解除はできません。』
大容量のところにカッコ書きで15/20/30とわざわざ但し書きがあります。
ん?
10GBのプランは対象外?
大容量パックなのに?
15GB以上のパックでないとダメなのかなあ…
しかし、これもおかしな話です。
なぜならば、一月、つまり30日間でで10GBならば3日あたりの通信量は1GBになり速度制限が掛かってしまうことになるからです。速度制限前提のプランなどあり得ませんから、何かの間違いなんでしょう。ここはSoftbankに確認する必要がありそうです。
というわけで課題を残してのレポートを終了します。残された課題については別の記事で報告します。
1GB制限がかからない時間帯も
後から知ったことですが、この「3日で1GB制限」というのは、必ず掛かるものではなく、Softbankの判断によって掛けられる場合もあり、掛けられない場合もある、というものらしいです。
確かに説明をよく見ると…
『当日6時から翌6時の間に通信速度の制御を実施する場合があります』
この部分です。
〜場合があります。となっていますね。
うーん…Softbankの胸先三寸で天国もあり、地獄もあるということかあ…
また、速度制限が掛けられても6時から6時の24時間掛けられるとは限らない、つまり、回線の混み具合によって掛かったり外れたりというものだとの情報もありますが、さてこれは実際どうなんでしょうね。
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