住信SBIネット銀行の解約方法をお探しですか?この記事では、住信SBIネット銀行口座の解約手続きについて、必要書類から手続きの流れ、解約時の注意点、解約後の影響まで詳しく解説します。「口座を使わなくなった」「他行に乗り換えたい」という方に向けて、スムーズに解約するための完全ガイドをご紹介します。手数料や残高処理、解約できないケースなども網羅していますので、住信SBIネット銀行の解約を検討中の方はぜひ参考にしてください。
住信SBIネット銀行の解約前に確認すべき3つのポイント

住信SBIネット銀行の口座を解約する前に、必ず確認しておくべきポイントがあります。これらを事前にチェックしておかないと、解約手続きがスムーズに進まなかったり、思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。
①口座残高とポイントの処理方法
住信SBIネット銀行の口座を解約する際は、口座残高を必ず0円にする必要があります。残高が残ったままでは解約手続きを進めることができません。
解約前に以下の処理を完了させてください。
- 普通預金残高:他の銀行口座へ全額振込または現金で引き出し
- 定期預金:満期前の場合は中途解約が必要(利息が減額される可能性あり)
- 外貨預金:円貨に換金してから出金(為替手数料に注意)
- スマプロポイント:解約と同時に失効するため、事前に商品交換や現金化を済ませる
スマプロポイントは解約後に復活できません。ポイント残高がある方は、必ず解約前にJALマイルへの交換や現金化を行ってください。
また、スマプロランクも解約と同時に失効します。振込手数料無料回数やATM利用手数料無料回数などの特典も利用できなくなりますので、解約のタイミングには注意しましょう。
②自動引き落としや連携サービスの解除手順
住信SBIネット銀行の口座を各種サービスの引き落とし口座に設定している場合、解約前に必ず変更手続きを行う必要があります。引き落としが設定されたまま解約すると、支払いが滞って延滞扱いになる可能性があります。
以下のサービスを必ず確認してください。
- 公共料金(電気・ガス・水道)
- 通信費(携帯電話・インターネット回線)
- クレジットカードの引き落とし口座
- 保険料(生命保険・自動車保険など)
- サブスクリプションサービス(Netflix・Spotify・Amazon Primeなど)
- 税金・年金の自動引き落とし
特に注意が必要な連携サービス
| 連携サービス | 解約前の対応 |
|---|---|
| SBI証券(ハイブリッド預金) | ハイブリッド預金を解除し、SBI証券側の買付余力を確認 |
| 住宅ローン・各種ローン | 完済するか、返済口座を別の銀行に変更 |
| 給与振込口座 | 勤務先に別口座への変更届を提出 |
| 年金受取口座 | 年金事務所または金融機関で変更手続き |
引き落とし口座の変更には1〜2ヶ月かかる場合があります。解約を決めたら、できるだけ早めに各サービスへの変更手続きを開始しましょう。
③解約に必要な書類と本人確認書類
住信SBIネット銀行の解約手続きには、本人確認書類と届出印が必要になります。手続き方法によって必要なものが異なりますので、事前に準備しておきましょう。
解約手続きで必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- キャッシュカード(手元にある場合)
- 届出印(口座開設時に登録した印鑑)
- 口座情報(支店番号・口座番号)
届出印を紛失している場合でも解約は可能です。カスタマーセンターに連絡して、本人確認書類での手続き方法を案内してもらいましょう。
未成年・法人口座の場合の追加書類
| 口座種別 | 追加で必要な書類 |
|---|---|
| 未成年口座 | 親権者の本人確認書類、親権者の同意書 |
| 法人口座 | 登記簿謄本、代表者の本人確認書類、法人印鑑証明書 |
これらの書類が揃っていないと解約手続きが進められないため、事前にしっかり確認しておきましょう。
住信SBIネット銀行の解約手続きの流れ【ステップ別完全ガイド】

住信SBIネット銀行の口座解約は、カスタマーセンターへの電話またはWebサイトからの申請で手続きを開始します。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。
①Webサイトからの解約申請方法
住信SBIネット銀行では、Webサイトから解約の申請を行うことができます。ただし、完全にオンラインで完結するわけではなく、書類の郵送が必要になります。
Webサイトからの解約手順
- 住信SBIネット銀行の公式サイトにログイン
- メニューから「各種手続き」または「口座情報」を選択
- 「口座解約」のメニューを探す(要確認:メニュー位置は変更される可能性があります)
- 解約理由や注意事項を確認
- 解約届の郵送を依頼
- 自宅に届いた解約届に必要事項を記入して返送
Webサイトからは「解約届の請求」のみが可能です。実際の解約完了には、郵送された書類への記入・返送が必要になります。
オンラインバンキングにログインできない場合や、解約メニューが見つからない場合は、次に紹介する電話での手続きをおすすめします。
②カスタマーセンターへの電話での解約依頼
住信SBIネット銀行の解約で最も確実な方法が、カスタマーセンターへの電話です。オペレーターと直接話せるため、不明点もその場で確認できます。
カスタマーセンターの連絡先
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-974-646(固定電話から) 03-6739-6611(携帯電話・IP電話から) |
| 受付時間 | 平日 9:00〜18:00(要確認:時間帯は変更される可能性があります) |
| 休業日 | 土日祝日・年末年始 |
電話での解約手続きの流れ
- カスタマーセンターに電話をかける
- 音声ガイダンスに従い、「口座解約」のメニューを選択
- オペレーターに口座番号と本人確認情報を伝える
- 解約理由や注意事項の説明を受ける
- 解約届の郵送先住所を確認
- 後日、自宅に解約届が届く
月曜日の午前中や昼休み時間(12:00〜13:00)、月末月初は電話が混み合います。比較的空いている火〜木曜日の午後がおすすめです。
電話では本人確認が行われるため、以下の情報を手元に準備しておくとスムーズです。
- 支店番号・口座番号
- 登録している電話番号
- 生年月日
- 住所
③解約届の記入・返送と完了までの期間
Webまたはカスタマーセンターでの申請後、1週間程度で自宅に解約届が郵送されてきます。この書類に必要事項を記入して返送することで、解約手続きが完了します。
解約届の記入方法
解約届には以下の項目を記入します。
- 氏名(自署)
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- 支店番号・口座番号
- 解約理由(選択式または自由記述)
- 届出印の押印
届出印の押印は必須です。印鑑が不鮮明だったり、登録印と異なる印鑑を使用すると、書類が返送されて手続きが遅れます。しっかりと押印しましょう。
返送に必要なもの
解約届と一緒に以下の書類を同封して返送します。
- 解約届(記入・押印済み)
- キャッシュカード(ハサミで切って返送)
- 本人確認書類のコピー(運転免許証・マイナンバーカードなど)
解約完了までの期間
| 手続きステップ | 所要期間 |
|---|---|
| 解約申請(電話・Web) | 即日 |
| 解約届の郵送到着 | 申請から約1週間 |
| 記入・返送 | 本人次第 |
| 銀行での書類確認 | 到着から3〜5営業日 |
| 解約完了 | 申請から最短1〜2週間 |
書類に不備があると再提出が必要になり、解約完了まで1ヶ月以上かかる場合もあります。記入漏れや押印ミスがないよう、丁寧に確認しましょう。
④代表口座・目的別口座がある場合の手続き
住信SBIネット銀行には代表口座と目的別口座という仕組みがあります。複数の口座を持っている場合、解約手続きに注意が必要です。
代表口座と目的別口座とは
- 代表口座:メインとなる普通預金口座
- 目的別口座:代表口座の中に作成できる仮想的な口座(貯蓄用・生活費用など目的別に管理可能)
解約時の手順
- 目的別口座の残高をすべて代表口座に移動
- 目的別口座を削除(Webサイトから可能)
- 代表口座の残高を0円にする
- 解約手続きを開始
目的別口座に残高が残っていると解約できません。必ず代表口座にすべての資金をまとめてから、目的別口座を削除してください。
目的別口座の削除は、Webサイトのログイン後、「目的別口座」メニューから各口座の設定画面で行えます。
⑤未成年口座・法人口座の解約時の違い
未成年口座や法人口座の場合、通常の個人口座とは解約手続きが異なります。
未成年口座の解約方法
未成年(18歳未満)名義の口座を解約する場合、親権者の同意と手続きが必要です。
- 親権者がカスタマーセンターに電話して解約を申請
- 解約届には親権者の署名・押印も必要
- 親権者の本人確認書類(運転免許証など)のコピーを同封
- 未成年者と親権者の続柄が分かる書類(住民票または戸籍謄本)のコピーを同封
民法改正により、18歳以上は成人として扱われます。18歳以上であれば、親権者の同意なしで本人だけで解約手続きが可能です。
法人口座の解約方法
法人口座の解約には、法人としての正式な書類が必要になります。
- 代表者がカスタマーセンターに電話して解約を申請
- 解約届には法人の届出印を押印
- 登記簿謄本(発行から6ヶ月以内)のコピー
- 代表者の本人確認書類のコピー
- 法人印鑑証明書(発行から6ヶ月以内)
未成年口座・法人口座の解約期間
| 口座種別 | 解約完了までの期間 |
|---|---|
| 個人口座 | 最短1〜2週間 |
| 未成年口座 | 2〜3週間(書類確認に時間がかかるため) |
| 法人口座 | 2〜4週間(登記簿等の確認に時間がかかるため) |
未成年口座・法人口座ともに、通常の個人口座よりも書類確認に時間がかかります。余裕を持って手続きを開始しましょう。
住信SBIネット銀行が解約できないケースと対処法

住信SBIネット銀行の口座は、特定の条件下では解約できない場合があります。解約手続きを始める前に、自分の口座が該当していないか必ず確認しましょう。
①住宅ローンや目的ローンが残っている場合
住信SBIネット銀行で住宅ローンやその他のローン契約がある場合、ローン残債がある限り口座を解約することはできません。
解約できないローンの種類
- 住宅ローン
- ネットローン(目的ローン・フリーローン)
- カードローン(ミスターカードローン)
- その他借入契約
住信SBIネット銀行の口座は、ローン返済口座として利用されています。ローン契約が続いている間は、返済口座を維持する必要があるため解約できません。
ローンがある場合の対処法
| 対処方法 | 詳細 |
|---|---|
| ①ローンを完済する | 残債を一括返済すれば解約可能になります |
| ②返済口座を変更する | 他の金融機関に借り換えるか、返済口座を別の銀行に変更(要確認:銀行により対応が異なります) |
| ③完済まで口座を維持 | 解約を諦めて、ローン完済まで口座を残す |
住宅ローンの場合、完済には数十年かかるケースもあります。どうしても解約したい場合は、他行への借り換えを検討しましょう。ただし、借り換えには手数料や審査が必要になります。
ローン完済後の手続き
- ローンの最終返済を完了
- 銀行から完済証明書が発行される
- 完済から数日後に解約手続きが可能になる
- カスタマーセンターに連絡して解約を申請
完済直後は銀行のシステム反映に時間がかかる場合があるため、完済から1週間程度待ってから解約手続きを始めるとスムーズです。
②口座が凍結・制限されている場合
口座が凍結状態や利用制限されている場合も、解約手続きができません。まず凍結・制限を解除する必要があります。
口座が凍結・制限される主な理由
- 長期間利用がない(休眠口座扱い)
- 不正利用の疑いがある
- 本人確認書類の期限切れ
- 登録情報の不一致(住所変更未届など)
- 法的手続き(差し押さえ・破産手続き中など)
2年以上入出金などの取引がない口座は「休眠口座」として利用制限がかかる場合があります。この場合、カスタマーセンターに連絡して本人確認を行えば解除できます。
凍結・制限の解除方法
| 凍結理由 | 解除方法 |
|---|---|
| 休眠口座 | カスタマーセンターに電話して本人確認を行う |
| 本人確認書類の期限切れ | 最新の本人確認書類を提出する |
| 登録情報の不一致 | 住所変更などの届出を行う |
| 不正利用の疑い | カスタマーセンターに連絡して状況を説明し、本人確認を行う |
| 法的手続き中 | 手続きが完了するまで待つ(弁護士・裁判所に相談) |
口座凍結の解除には数日から数週間かかる場合があります。特に法的手続きが関係している場合は、長期間かかることもあるため注意が必要です。
凍結解除後の解約手順
- 凍結・制限が解除されたことを確認
- オンラインバンキングにログインできるかチェック
- 残高を0円にする
- 解約手続きを開始
③SBI証券との連携(ハイブリッド預金)がある場合
住信SBIネット銀行とSBI証券を連携している場合、ハイブリッド預金の設定を解除しないと口座解約ができません。
ハイブリッド預金とは
ハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行の預金残高をSBI証券の買付余力として利用できるサービスです。この連携が続いている間は、銀行口座を解約できません。
通常の普通預金より金利が高く、証券口座への資金移動も不要で株式や投資信託の購入がスムーズに行えます。ただし、解約時には必ず解除が必要です。
ハイブリッド預金の解除方法
- SBI証券にログイン
- 「口座管理」メニューを選択
- 「SBIハイブリッド預金」の設定画面へ
- 「ハイブリッド預金の解除」を選択
- ハイブリッド預金の残高をSBI証券の買付余力または銀行口座に移動
- 解除手続きを完了
解除時の注意点
- ハイブリッド預金に残高がある場合は、先に資金を移動させる必要があります
- 解除後もSBI証券の口座は残ります(証券口座の解約は別途必要)
- ハイブリッド預金を解除すると、優遇金利が適用されなくなります
自分がハイブリッド預金を利用しているか分からない場合は、住信SBIネット銀行にログインして「代表口座」の明細を確認してください。「SBIハイブリッド預金」という項目があれば連携中です。
解除後の解約手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①ハイブリッド預金解除 | SBI証券の管理画面から解除(即日反映) |
| ②残高確認 | 住信SBIネット銀行の口座残高を0円にする |
| ③解約申請 | カスタマーセンターまたはWebから解約を申請 |
④定期預金や積立サービスが継続中の場合
住信SBIネット銀行で定期預金や自動積立サービスを利用している場合、これらを解約または停止しないと口座解約ができません。
解約前に停止が必要なサービス
- 定期預金(円定期・外貨定期)
- 自動積立定期預金
- 外貨普通預金積立サービス
- その他の自動振替サービス
定期預金を満期前に解約すると、約束された利率が適用されず、中途解約利率(通常は普通預金金利程度)になります。可能であれば満期まで待つほうが有利です。
定期預金の解約方法
- 住信SBIネット銀行にログイン
- 「定期預金」メニューを選択
- 解約したい定期預金を選択
- 「中途解約」を選択(満期の場合は自動的に普通預金へ)
- 解約金が普通預金口座に入金される
自動積立サービスの停止方法
- 住信SBIネット銀行にログイン
- 「定期預金」または「積立」メニューを選択
- 「自動積立設定」を選択
- 「積立停止」または「解約」を選択
- 停止・解約を確定
各サービスの解約・停止にかかる時間
| サービス | 解約・停止の反映時間 |
|---|---|
| 定期預金(円貨) | 即日〜翌営業日 |
| 定期預金(外貨) | 1〜3営業日(為替換算が必要な場合) |
| 自動積立サービス | 即日〜翌営業日 |
| 外貨積立 | 1〜3営業日 |
外貨預金の場合、円貨に換金する際に為替手数料がかかります。為替レートによっては損失が出る可能性もあるため、タイミングに注意しましょう。
口座解約前に、Webサイトのトップページや「各種手続き」メニューで、継続中のサービスがないか最終確認を行いましょう。見落としがあると解約手続きが進められません。
サービス停止後の解約手順
- すべての定期預金・積立サービスを解約・停止
- 残高がすべて普通預金口座に戻ったことを確認
- 普通預金の残高を0円にする
- 解約手続きを開始
これらの条件をすべてクリアすれば、住信SBIネット銀行の口座解約がスムーズに進められます。
住信SBIネット銀行解約時の手数料・残高処理・デメリット

住信SBIネット銀行の口座を解約する際、手数料や残高の扱い、失われるサービスについて事前に理解しておくことが重要です。ここでは解約に伴う費用やデメリットを詳しく解説します。
①解約にかかる手数料(無料/有料の条件)
住信SBIネット銀行の口座解約は、基本的に手数料無料で行えます。ただし、解約に関連する一部の手続きでは費用が発生する場合があります。
解約手数料の有無
| 項目 | 手数料 |
|---|---|
| 口座解約手数料 | 無料 |
| 解約届の郵送費 | 無料(銀行負担) |
| 解約届の返送費 | 無料(返信用封筒が同封されます) |
住信SBIネット銀行では、口座解約そのものに手数料は一切かかりません。書類の郵送費用も銀行が負担するため、利用者の負担はゼロです。
解約に関連して費用が発生する可能性があるケース
解約手続き自体は無料ですが、解約前の処理で以下の費用が発生する場合があります。
- 定期預金の中途解約:手数料は無料だが、利息が減額される
- 外貨預金の円転:為替手数料が発生(1米ドルあたり4銭など)
- 残高の他行振込:振込手数料(月の無料回数を超えた場合は77円〜)
- ATMでの現金引き出し:月の無料回数を超えた場合は110円
手数料を抑えるポイント
| 手続き | 手数料を抑える方法 |
|---|---|
| 残高の移動 | スマプロランクの無料振込回数を活用する |
| ATM引き出し | 無料回数内で引き出す、またはコンビニATMの無料時間帯を利用 |
| 外貨預金 | 為替レートが有利なタイミングで換金する |
| 定期預金 | 可能であれば満期まで待つ |
解約前に、振込やATM利用の無料回数が残っているか確認しましょう。無料回数を使い切ってから解約すれば、手数料を節約できます。
②口座残高の払い戻し方法と注意点
住信SBIネット銀行を解約する際は、口座残高を必ず0円にする必要があります。残高の払い戻し方法と注意点を確認しましょう。
残高の払い戻し方法
口座残高を引き出す方法は以下の3つです。
- 他行へ振込(Webサイトから手続き)
- ATMで現金引き出し(セブン銀行・ローソン銀行・イーネット等)
- デビットカード決済で使い切る(ミライノデビット保有者のみ)
各方法の手数料と注意点
| 方法 | 手数料 | 注意点 |
|---|---|---|
| 他行振込 | ランクに応じて月1〜20回無料 超過後は77円 |
振込先の口座情報が必要 |
| ATM引き出し | ランクに応じて月2〜20回無料 超過後は110円 |
1回あたりの引き出し上限額に注意 |
| デビット決済 | 無料 | 端数が残る可能性あり |
デビットカード決済で使い切ろうとしても、数円〜数十円の端数が残ってしまう可能性があります。最後は他行振込かATM引き出しで完全に0円にしましょう。
外貨預金がある場合
外貨預金残高がある場合は、以下の手順で処理します。
- 外貨預金を円貨に換金(Webサイトから手続き)
- 為替手数料が引かれて円貨に変換される
- 円貨の残高を他行振込またはATMで引き出す
残高処理のスケジュール例
| タイミング | 処理内容 |
|---|---|
| 解約1ヶ月前 | 定期預金・外貨預金を普通預金に移す |
| 解約2週間前 | 自動引き落としの変更完了を確認 |
| 解約直前 | 残高を他行に振込またはATMで引き出して0円に |
| 解約申請 | 残高が0円になったことを確認してから申請 |
解約届を提出する時点で残高が1円でも残っていると解約できません。必ず0円になったことを確認してから手続きを進めましょう。
③解約後に使えなくなるサービス一覧
住信SBIネット銀行の口座を解約すると、関連するすべてのサービスが利用できなくなります。解約前に影響を確認しておきましょう。
解約後に使えなくなる主なサービス
- オンラインバンキング(残高照会・振込などすべての機能)
- キャッシュカード(ATM利用不可)
- デビットカード(ミライノデビット)
- スマホアプリ(住信SBIネット銀行アプリ)
- 目的別口座
- 定額自動入金サービス
- 定額自動振込サービス
SBI証券との連携サービス
| サービス | 解約後の影響 |
|---|---|
| SBIハイブリッド預金 | 利用不可(事前に解除が必要) |
| 即時入金サービス | 利用不可 |
| 証券口座への自動振替 | 停止される |
住信SBIネット銀行を解約しても、SBI証券の口座は自動的に解約されません。証券口座を使い続ける場合は、別の銀行口座を入出金口座として登録し直す必要があります。
外部サービスとの連携
- 給与振込口座:勤務先への変更届が必要
- 年金受取口座:年金事務所での変更手続きが必要
- 各種引き落とし:公共料金・クレジットカード・保険など
- 家賃振込の自動送金:設定が削除される
提携サービスのポイント連携
| 連携サービス | 解約後の影響 |
|---|---|
| JALマイレージバンク | ポイント交換不可(事前に交換を済ませる) |
| その他ポイント連携 | 連携解除される |
解約前に、これらのサービスをすべて確認し、必要に応じて代替手段を準備しておきましょう。
④スマプロポイントやランクの扱い
住信SBIネット銀行のスマプロポイントとスマプロランクは、口座解約と同時に失効します。解約前に必ず処理しておきましょう。
スマプロポイントとは
スマプロポイントは、住信SBIネット銀行の利用に応じて貯まるポイントです。以下の用途に使えます。
- 現金に交換(1ポイント=1円で普通預金に振替)
- JALマイルに交換(100ポイント=40マイル)
解約手続きを開始すると、保有しているスマプロポイントはすべて失効し、復活できません。必ず解約前に現金またはJALマイルに交換してください。
スマプロポイントの交換方法
- 住信SBIネット銀行にログイン
- 「スマプロポイント」メニューを選択
- 「ポイント交換」を選択
- 現金またはJALマイルを選択
- 交換ポイント数を入力して確定
ポイント交換の反映時間
| 交換先 | 反映時間 |
|---|---|
| 現金(普通預金) | 即時〜翌営業日 |
| JALマイル | 約1〜2週間 |
JALマイルへの交換には時間がかかるため、解約の2週間以上前に手続きを済ませておくことをおすすめします。
スマプロランクについて
スマプロランクは、利用状況に応じてランク1〜4に分類され、ランクに応じて以下の特典が受けられます。
- ATM利用手数料の無料回数(月2〜20回)
- 他行宛振込手数料の無料回数(月1〜20回)
- スマプロポイントの獲得倍率
口座を解約すると、スマプロランクも失効します。ランク4で月20回の振込無料などの特典を受けていた方は、他行への乗り換え先でも同様のサービスがあるか確認しておきましょう。
⑤再開設は可能?解約後の再契約ルール
住信SBIネット銀行の口座を一度解約しても、再度開設することは可能です。ただし、いくつかの条件や制約があります。
再開設の可否
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 再開設の可否 | 可能 |
| 制限期間 | 特に制限なし(解約直後でも申込可能) |
| 審査 | 新規開設と同様の審査が必要 |
| 過去の情報 | スマプロポイント・ランクは引き継がれない |
一度解約すると、過去の取引履歴やスマプロランク、ポイントなどはすべてリセットされます。再開設する場合は、完全に新規口座として扱われます。
再開設の手順
- 住信SBIネット銀行の公式サイトにアクセス
- 「口座開設」から申込
- 本人確認書類をアップロード
- 審査(通常1週間程度)
- キャッシュカード・初期設定ガイドが郵送される
- 初期設定を完了して利用開始
再開設時の注意点
- 過去に利用していた口座番号は使えません(新しい口座番号が発行される)
- 審査で落ちる可能性があります(過去に延滞や不正利用があった場合など)
- キャンペーンは適用されない場合があります(新規口座開設特典は再開設では対象外のケースが多い)
再開設が難しいケース
| ケース | 詳細 |
|---|---|
| 過去に不正利用があった | 審査で落ちる可能性が高い |
| 短期間に何度も解約・再開設を繰り返す | 審査で不利になる可能性あり |
| 他行で金融事故を起こしている | 審査で落ちる可能性がある(要確認) |
一度解約すると、スマプロポイントやランク特典は完全に失われます。「使わないけど維持しておきたい」という場合は、解約せずに残高を最小限にして休眠状態で維持する選択肢もあります。
再開設後の利用再開
再開設が完了したら、以下の設定を再度行う必要があります。
- 給与振込口座の再登録(勤務先への届出)
- 引き落とし口座の再設定(公共料金・クレジットカードなど)
- SBI証券との連携(ハイブリッド預金の再設定)
- 自動振込・自動入金サービスの再設定
再開設には手間がかかるため、本当に解約が必要かどうか、もう一度よく検討してから決断しましょう。
【まとめ】住信SBIネット銀行の口座解約方法完全ガイド
いかがでしたでしょうか。住信SBIネット銀行の解約方法について、手続きの流れから注意点、解約できないケースまで詳しく解説しました。
解約手続き自体は電話またはWebから簡単に申請できますが、事前に残高処理や連携サービスの解除、必要書類の準備をしっかり行うことでスムーズに手続きを完了できます。特にSBI証券との連携やローン契約がある方は、解約前に必ず確認しておきましょう。
この記事を参考に、トラブルなく住信SBIネット銀行の解約手続きを進めてください。
- 解約前に口座残高・自動引き落とし・連携サービスを必ず確認する
- Webまたはカスタマーセンターから解約申請でき、手数料は基本無料
- ローン残債や口座凍結がある場合は解約できないため事前対処が必要
- スマプロポイントやランク特典は解約と同時に失効するので注意
- 解約後の再開設は可能だが、審査が必要になる場合がある
