PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)の解約を検討している方に向けて、解約方法を詳しく解説します。会員メニューやPayPayアプリからの手続き、電話での解約など、複数の方法がありますが、解約前に確認すべき注意点も多数存在します。本記事では、未払い残高や貯まったPayPayポイントの扱い、家族カード・ETCカードへの影響、継続決済の変更方法まで、PayPayカード解約に関するすべての情報をわかりやすくまとめました。解約後に後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
PayPayカードの解約方法は3つ【最短3分で完了】

PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)の解約手続きは、非常にシンプルで最短3分で完了します。解約方法は会員メニュー(Web)、PayPayアプリ、電話の3つが用意されており、利用者の状況に応じて最適な方法を選択できます。
それぞれの方法にメリットがあり、例えば会員メニューやPayPayアプリからの解約は24時間いつでも手続き可能で、オペレーターとのやり取りなしに完結します。一方、電話での解約は不明点をその場で確認できるため、解約に不安がある方におすすめです。
ただし、PayPayアプリから入会した方は会員メニュー(Web)からは解約できず、PayPayアプリから手続きする必要があるので注意が必要です。また、カード受取前は解約手続きができない場合があるため、カード到着後に手続きを行いましょう。
①会員メニュー(Web)からのPayPayカード解約手順
会員メニュー(Web)からの解約は、最も手軽で迅速な方法です。パソコンやスマートフォンのブラウザから、以下の手順で手続きを進めます。
- PayPayカード公式サイトにアクセスし、会員メニューにログインします
- 会員メニュー内の「カードの解約」メニューを選択します
- 解約に関する注意事項を確認し、内容に同意します
- 解約理由を選択(任意の場合もあります)します
- 最終確認画面で内容をチェックし、「解約する」ボタンをクリックします
- 解約完了のメッセージが表示されたら手続き完了です
会員メニューからの解約には、以下のようなメリットがあります。
- 24時間365日いつでも手続き可能で、深夜や早朝でも思い立ったときに解約できます
- オペレーターとの会話が不要で、自分のペースで手続きを進められます
- 手続きの履歴が画面上に残るため、後から確認しやすいです
- 電話のように待ち時間が発生せず、最短3分で完了します
ただし、PayPayアプリから入会された方は、会員メニュー(Web)からは解約できません。この場合は次に紹介するPayPayアプリからの解約手順をご利用ください。
②PayPayアプリからのPayPayカード解約手順
PayPayアプリから入会した方は、同じくPayPayアプリから解約手続きを行います。スマートフォンさえあれば、外出先でも簡単に手続きできる点が特徴です。
- PayPayアプリを起動します
- ホーム画面の「PayPayカード」アイコンをタップします
- カード情報画面から「カードの解約」メニューを選択します
- 解約に関する注意事項が表示されるので、内容をよく確認します
- 注意事項に同意し、「解約手続きを進める」をタップします
- 最終確認画面で内容をチェックし、解約を確定します
- 解約完了の通知が表示されたら手続き完了です
PayPayアプリからの解約も会員メニューと同様に、24時間いつでも手続き可能です。アプリ上で完結するため、パソコンを持っていない方や、スマートフォンの操作に慣れている方には特に便利な方法といえます。
なお、PayPayアプリから解約手続きを行う場合、PayPayアプリの登録が必要です。まだアプリをダウンロードしていない場合は、事前にインストールとアカウント登録を済ませておきましょう。
③電話でのPayPayカード解約手順と問い合わせ先
電話での解約は、オペレーターと直接やり取りできるため、解約に関する疑問や不安がある方に適した方法です。PayPayカードのコンタクトセンターでは、自動音声とオペレーター対応の両方で解約手続きを受け付けています。
PayPayカードコンタクトセンター(自動音声専用ダイヤル)
- 電話番号:0570-09-8181
- 受付時間:24時間365日(自動音声での手続き)
- オペレーター対応:9:30~17:30(年末年始を除く)
0570から始まるナビダイヤルは通話料が発生しますので、その点は注意が必要です。通話料を抑えたい場合は、固定電話や通話定額プランのある携帯電話からかけることをおすすめします。
PayPayカード ゴールドをお持ちの方は、ゴールドデスク(カード裏面記載の専用電話番号)に問い合わせることも可能です。また、公式ページ右下に表示される「問い合わせる」アイコンからチャットで解約手続きを行うこともできます。
自動音声でのPayPayカード解約手続きの流れ
自動音声システムを利用した解約は、24時間いつでも手続き可能で、オペレーターの対応を待つ必要がありません。以下の手順で進めます。
- 0570-09-8181に電話をかけます
- 自動音声ガイダンスが流れるので、指示に従って操作します
- 「カード番号」「お問い合わせ番号」「お客様番号(16桁)」のいずれかを入力し、「#」を押します
- 「生年月日」を西暦8桁(例:1990年1月1日生まれの場合は「19900101」)で入力し、「#」を押します
- 本人確認が完了したら、メニューから「解約」に関する項目を選択します
- 音声ガイダンスの指示に従い、解約手続きを進めます
- 手続き完了のアナウンスが流れたら解約完了です
自動音声での手続きは機械的な操作になるため、手元にPayPayカードを用意しておくとスムーズです。カード番号や生年月日の入力ミスを防ぐため、落ち着いて正確に入力しましょう。
オペレーター対応時間とPayPayカード解約時の注意点
オペレーターによる電話対応を希望する場合は、9:30~17:30(年末年始を除く)の時間帯に電話をかける必要があります。自動音声と同じ電話番号(0570-09-8181)にかけ、ガイダンスに従ってオペレーター対応を選択します。
オペレーターとの会話では、以下のような流れで解約手続きが進みます。
- オペレーターに「PayPayカードを解約したい」と伝えます
- 本人確認のため、カード番号や生年月日などの情報を聞かれます
- 解約理由を尋ねられることがありますが、回答は任意です
- 解約に関する注意事項の説明を受けます
- 内容に同意すれば、その場で解約手続きが完了します
電話での解約におけるメリットは、不明点をその場で質問できる点です。例えば、未払い残高の確認や解約後の支払い方法、ポイントの扱いなど、気になることがあればオペレーターに直接確認できます。
ただし、オペレーター対応時間内でも電話が混み合っている時間帯は待ち時間が発生する可能性があります。特に平日の昼休み時間帯や夕方は混雑しやすいため、可能であれば午前中や14時~16時頃など、比較的空いている時間帯を狙うとスムーズです。
また、引き止めを心配される方もいるかもしれませんが、PayPayカードでは強引な引き止めはありません。解約の意思を伝えれば、スムーズに手続きを進めてもらえますので、安心して電話をかけてください。
PayPayカードを解約する前に必ず確認すべき7つの注意点

PayPayカードの解約手続きは最短3分で完了する簡単なものですが、解約前の確認を怠ると後で大きなトラブルに発展する可能性があります。特に未払い残高の有無、貯まったポイントの扱い、公共料金などの継続決済の登録状況は必ず確認しておくべき項目です。
ここでは、PayPayカード解約前に必ず確認すべき7つの注意点を詳しく解説します。これらのポイントを押さえておけば、解約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することはありません。
①PayPayカードの未払い残高・分割払い・リボ払いの確認方法
解約手続きを行う前に、まず確認すべきなのが未払い残高の有無です。PayPayカードを解約しても、未払い金の支払い義務は消えません。解約時点で利用残高が残っている場合、完済するまで引き続き支払いが必要になります。
未払い残高の確認方法は以下の通りです。
- 会員メニューにログインし、「ご請求明細」から確認できます
- PayPayアプリの「PayPayカード」アイコンから利用明細を確認できます
- 毎月届く請求明細書(郵送またはWeb明細)で確認できます
特に注意が必要なのは、分割払いやリボ払いを利用している場合です。これらの支払い方法を選択している場合、解約後も支払いが継続されます。一括返済を求められることは基本的にありませんが、支払いが完全に終わるまで登録口座からの引き落としが続く点を理解しておきましょう。
また、キャッシング利用がある場合も同様に、解約後も返済が継続されます。未払い残高がある状態で解約を進める場合は、毎月の引き落とし口座に十分な残高を確保しておくことが重要です。
PayPayカード解約後の支払いはどうなる?引き落としは継続されるのか
多くの方が不安に思うのが「解約後も本当に支払いが続くのか」という点です。結論から言うと、PayPayカードを解約しても未払い金は免除されず、完済するまで登録口座から引き落としが継続されます。
解約後の支払いについて、押さえておくべきポイントは以下の通りです。
- 未払い金が全額一括で引き落とされることはありません。分割払いやリボ払いは、当初の契約通りに支払いが継続されます
- 解約後でも会員メニューやPayPayアプリから請求明細の確認が可能です
- 引き落とし口座を解約してしまうと、PayPayカードの支払いが実行されません。この場合、自宅に払込用紙が届くので、コンビニや銀行で支払う必要があります
- 払込用紙での支払いは延滞扱いになる可能性があるため、引き落とし口座は支払いが完了するまで解約しないようにしましょう
万が一、引き落とし口座を解約してしまった場合は、速やかにPayPayカードコンタクトセンターに連絡し、別の支払い方法について相談してください。支払いを放置すると信用情報に傷がつく恐れがあります。
PayPayカードの引き落とし日から数日間は解約できない理由
PayPayカードでは、引き落とし日当日から数日間は解約手続きができない仕組みになっています。これは多くの方が知らない注意点ですが、タイミングによっては解約手続きが一時的に保留されることがあります。
解約できない期間が設定されている理由は以下の通りです。
- PayPayカードの締め日は月末で、引き落とし日は翌月27日です
- カード利用金額の引き落とし後、金融機関から引き落とし結果がカード会社に届くまで2~5営業日かかります
- 引き落とし結果が確認できるまで、未払い残高の有無が正確に把握できないため、解約手続きを受け付けられません
そのため、引き落とし日(27日)から数日後、具体的には引き落とし結果が到着する2~5営業日後に解約手続きを行うようにしましょう。
万が一、引き落としができなかった場合に解約手続きが完了してしまうと、後日PayPayカードから支払い期限付きの請求書が届き、銀行やコンビニで現金で支払う必要が生じます。この場合、すぐに支払っても料金延滞扱いになってしまう可能性があるため、引き落とし日前後の解約は避けることをおすすめします。
②PayPayカードのPayPayポイントの扱いと失効について
PayPayカードを解約する際、多くの方が心配するのが「貯まったPayPayポイントはどうなるのか」という点です。結論から言うと、PayPayアプリに連携していれば、獲得済みのPayPayポイントは失効しません。
ただし、ポイントの扱いにはいくつかの注意点があります。以下で詳しく解説します。
PayPayカードの獲得済みポイントは失効するのか
PayPayカード解約時のポイントの扱いについて、重要なポイントは以下の通りです。
- PayPayアプリに連携済みの場合、獲得済みのPayPayポイントはそのまま利用可能です。カードを解約してもポイントが失効することはありません
- PayPayカードの利用で獲得したポイントは、利用日の30日後にPayPayアプリに付与されます。解約後もこの付与は継続されます
- PayPayアプリに連携していない場合は、獲得済みのポイントが失効する可能性があるため注意が必要です
- カード解約後もPayPay残高やPayPayポイントの利用には全く影響がありません
つまり、解約前にPayPayアプリとの連携を確認しておけば、ポイントを失うことなく安心して解約できるということです。PayPayアプリを利用していない方は、解約前にアプリをダウンロードし、PayPayカードと連携させておくことをおすすめします。
また、解約後もPayPayアプリを通じてPayPayポイントの確認や利用が可能です。買い物での支払いに使ったり、他社ポイントに交換したりと、通常通り活用できます。
PayPayカード入会キャンペーン特典など付与予定ポイントの注意点
獲得済みのポイントは失効しませんが、付与予定のポイントについては注意が必要です。特に以下のケースでは、ポイントを受け取れなくなる可能性があります。
- 入会キャンペーン特典のポイントが未付与の場合、解約すると獲得権利を失います
- 利用特典など、付与条件を満たしているが付与日前に解約した場合も、ポイントは付与されません
- ポイント投資を利用している場合は、投資中のポイントを受け取った後に解約しましょう
入会キャンペーンなどで「○○日後にポイント付与」と記載されている場合、そのポイントが実際にPayPayアプリに反映されるまで解約を待つことをおすすめします。せっかくの特典を受け取り損ねてしまうのは非常にもったいないですね。
付与予定ポイントの確認方法は以下の通りです。
- PayPayアプリの「ポイント」タブから「付与予定ポイント」を確認できます
- 会員メニューの「ポイント履歴」で確認できます
- キャンペーンエントリー時のメールや通知を確認しましょう
付与予定ポイントがある場合は、ポイント付与を確認してから解約手続きを行うようにしましょう。
③PayPayカードの公共料金・サブスク等の継続決済の変更
PayPayカードを解約する前に、必ず確認すべき最重要項目が継続決済の登録状況です。公共料金やサブスクリプションサービスの支払いにPayPayカードを登録している場合、解約前に別の支払い方法に変更しなければなりません。
支払い方法の変更を忘れると、料金未払いになり、サービス停止や強制解約になる恐れがあります。特に電気・ガス・水道などのライフラインは、支払い遅延によって供給が止まってしまう可能性もあるため、十分な注意が必要です。
PayPayカードの支払い方法変更が必要な主なサービス一覧
PayPayカードを解約する前に、以下のようなサービスで支払い方法を変更しているか確認しましょう。
| サービス分類 | 具体例 |
|---|---|
| 公共料金 | 電気料金、ガス料金、水道料金 |
| 通信料金 | 携帯電話料金、固定電話料金、インターネット回線料金 |
| サブスクリプション | Netflix、Amazon Prime、Spotify、Apple Music、YouTubeプレミアムなど |
| 保険料 | 生命保険、自動車保険、火災保険、医療保険 |
| オンラインサービス | クラウドストレージ、ソフトウェアライセンス、オンライン学習サービス |
| 定期購入 | 新聞、雑誌の定期購読、健康食品やサプリメントの定期便 |
| 会費 | ジムの月会費、クレジットカードの年会費、同窓会費 |
特に見落としがちなのが、年に1回だけ引き落とされる年会費や、数ヶ月に1回の定期購入です。これらは毎月の明細に表示されないため、忘れやすい項目です。
継続決済の確認方法は以下の通りです。
- 会員メニューの「ご利用明細」から過去数ヶ月分の明細を確認し、定期的に引き落とされているサービスをリストアップします
- PayPayアプリの利用履歴から継続決済を確認できます
- 各サービスのマイページにログインし、支払い方法の登録状況を確認します
継続決済として登録されているサービスが見つかったら、解約前に必ず別の支払い方法(他のクレジットカード、口座振替、コンビニ払いなど)に変更しておきましょう。
PayPayカード解約後に請求が発生するケースと対処法
PayPayカードを解約した後も、継続決済の変更を忘れていた場合や、特定のタイミングで請求が発生するケースがあります。以下のような状況に注意が必要です。
- 公共料金などの継続的な支払い:解約時点で支払い方法が登録されたままだと、解約後に請求が発生します
- 年会費の請求:解約月によっては、解約後に年会費が請求されることがあります。原則、初年度は入会月の翌々月、次年度以降は入会月の翌月に請求されます
- LYPプレミアム会員費:PayPayカード ゴールドを解約すると、無料だったLYPプレミアム会員費(月額508円・税込)の請求が再開される場合があります
解約後に思わぬ請求が発生した場合の対処法は以下の通りです。
- 請求内容を確認:会員メニューやPayPayアプリから請求明細を確認し、何の請求かを特定します
- 該当サービスの支払い方法を変更:継続決済の場合は、速やかに各サービスのマイページから支払い方法を変更します
- PayPayカードコンタクトセンターに連絡:年会費など解約後の請求について疑問がある場合は、コンタクトセンターに問い合わせましょう
- LYPプレミアムの解約:不要な場合は、Yahoo!ウォレットから解約手続きを行います
解約後の請求を防ぐためには、解約前に継続決済の登録状況を徹底的に確認することが最も重要です。少なくとも過去1年分の利用明細をチェックし、定期的な支払いをすべてリストアップしておきましょう。
④PayPayカードの家族カード・ETCカードも同時解約される
PayPayカードの本会員カードを解約すると、紐づいている家族カードとETCカードも自動的に解約されます。これは非常に重要なポイントで、事前に家族への連絡や代替手段の準備を怠ると、大きなトラブルに発展する可能性があります。
本会員カード解約時の影響は以下の通りです。
- 家族カード:すべての家族カードが使えなくなります。家族が解約を知らずに使用してしまう可能性があるため、必ず事前に連絡しましょう
- ETCカード:本会員カードに紐づくすべてのETCカード(最大5枚)が使えなくなります。高速道路利用時に使えないというトラブルを避けるため、代替のETCカードを準備しておきましょう
- 付帯保険:旅行傷害保険やショッピングガード保険などの補償も終了します
家族カードを利用している家族がいる場合は、解約の意思を必ず事前に伝え、家族カードの処分を依頼しましょう。解約後のカードを誤って使用してしまうと、決済エラーが発生し、店舗で恥ずかしい思いをする可能性があります。
PayPayカードの家族カードのみ、ETCカードのみの解約方法
本会員カードは残したまま、家族カードやETCカードのみを解約することも可能です。追加カードだけを解約したい場合は、以下の手順で手続きを行います。
家族カードのみの解約方法
- 会員メニューまたはPayPayアプリにログインします
- 「カードの解約」メニューを選択します
- 解約するカードの種類で「家族カード」を選択します
- 解約したい家族カードを指定します
- 注意事項を確認し、解約手続きを完了させます
ETCカードのみの解約方法
- 会員メニューまたはPayPayアプリにログインします
- 「カードの解約」メニューを選択します
- 解約するカードの種類で「ETCカード」を選択します
- 解約したいETCカードを指定します(複数枚発行している場合)
- 注意事項を確認し、解約手続きを完了させます
なお、家族カードやETCカードの解約も、カード受取前は手続きができない場合があります。カード到着後に手続きを行いましょう。
家族カードを解約する際の注意点として、家族カードをPayPayアプリに登録している場合、PayPayクレジット(旧あと払い)機能が利用できなくなります。また、公共料金や継続決済の支払いに家族カードを登録している場合は、事前に支払い方法を変更する必要があります。
PayPayカードのETCカード年会費のタイミングと注意点
PayPayカードのETCカードには年会費550円(税込)がかかります。本会員カードや家族カードは年会費無料ですが、ETCカードだけは有料という点に注意が必要です。
ETCカード年会費の請求タイミングは以下の通りです。
- 初年度:契約月(ETCカード発行月)の翌々月に請求されます
- 次年度以降:契約月の翌月に請求されます
ここで注意すべきなのが、解約のタイミングによっては、解約後も年会費が発生する場合があるという点です。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 3月にETCカードを発行した場合、初年度の年会費は5月(翌々月)に請求されます
- 翌年の3月に本会員カードを解約した場合、ETCカードの年会費(4月請求予定)がすでに確定している可能性があります
- この場合、4月にETCカード年会費550円が請求されることがあります
年会費の請求を避けたい場合は、年会費請求月の前にETCカードを解約しておくことをおすすめします。ただし、ETCカードだけを先に解約すると、高速道路を利用する際に不便になるため、代替のETCカードを準備してから解約するようにしましょう。
また、PayPayカードのETCカードは1枚につき最大5枚まで発行可能です。複数枚発行している場合は、それぞれに年会費がかかるため、使っていないETCカードは早めに解約することで年会費を節約できます。
⑤PayPayカードのPayPayアプリのクレジット(旧あと払い)機能が使えなくなる
PayPayカードを解約すると、PayPayアプリのクレジット(旧あと払い)機能が利用できなくなります。これは、PayPayアプリに登録したPayPayカードを使った後払い決済ができなくなるということです。
PayPayクレジット機能は、PayPayアプリでの支払い時にPayPayカードから自動的に引き落とされる便利な機能です。この機能が使えなくなると、PayPayでの支払い方法が変わるため、事前に理解しておく必要があります。
PayPayカード解約後のPayPayアプリの使い方
PayPayカードを解約しても、PayPayアプリ自体は引き続き利用可能です。ただし、支払い方法に制限が生じます。解約後に利用できる支払い方法は以下の通りです。
- PayPay残高払い:銀行口座やATMからチャージしたPayPay残高を使って支払います。最も基本的な支払い方法です
- PayPayポイント払い:貯まったPayPayポイントを使って支払います。ポイントは解約後も失効しないため、引き続き利用できます
- PayPay銀行残高払い(旧PayPayデビット):PayPay銀行の口座残高から直接支払います
PayPayカード解約後もPayPay残高やPayPayポイントには全く影響がありません。銀行口座からのチャージも従来通り可能ですし、基本的な決済機能は維持されます。
ただし、クレジットカードを使った後払い決済ができなくなるため、事前にPayPay残高をチャージしておく必要があります。残高不足で支払いができないという事態を避けるため、こまめにチャージするか、オートチャージ機能を設定しておくと便利です。
PayPayアプリへの他社クレジットカードの紐づけについて
PayPayカードを解約した後、他社のクレジットカードをPayPayアプリに登録することは可能です。ただし、いくつかの制限があります。
2025年現在の状況は以下の通りです。
- 他社クレジットカードを紐づけた「PayPayクレジット払い」は、段階的に終了予定でした
- しかし、2025年夏以降に他社クレジットカードを引き続き利用できる新たな方式が導入される予定です
- 新方式の詳細はまだ発表されていないため、PayPay公式サイトで最新情報を確認する必要があります
現時点で他社クレジットカードをPayPayアプリに登録している場合、以下の点に注意しましょう。
- 他社クレジットカードからのチャージはできません。チャージできるのはPayPayカードのみです
- 他社クレジットカードでの決済は可能ですが、PayPayカードに比べてポイント還元率が低い場合があります
- 今後のサービス変更により、利用できるクレジットカードの種類や機能が変わる可能性があります
PayPayカードを解約し、他のクレジットカードをメインに使いたい場合は、PayPay残高払いに切り替えるのが最も確実な方法です。銀行口座を登録しておけば、いつでもチャージできるため、クレジットカードに頼らずにPayPayを利用できます。
⑥PayPayカードのApple Pay・Google Payの登録削除
PayPayカードをApple PayやGoogle Payに登録している場合、解約前に必ず端末からカード情報を削除しておきましょう。解約後もカード情報が残っていると、誤って決済しようとしてエラーが発生し、混乱する可能性があります。
Apple Payからの削除方法(iPhone)
- 「設定」アプリを開きます
- 「ウォレットとApple Pay」をタップします
- 削除したいPayPayカードを選択します
- 画面下部の「このカードを削除」をタップします
- 確認画面で「削除」をタップして完了です
Google Payからの削除方法(Android)
- Google Payアプリを開きます
- 削除したいPayPayカードをタップします
- 画面右上の「︙」(メニューアイコン)をタップします
- 「お支払い方法を削除」を選択します
- 確認画面で「削除」をタップして完了です
Apple PayやGoogle Payからカード情報を削除しないまま解約すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 決済エラー:店舗でApple PayやGoogle Payを使おうとしても、カードが無効なため決済できません
- 混乱:複数のカードを登録している場合、どのカードが使えるのか分からなくなります
- セキュリティリスク:解約済みのカード情報が端末に残っていることで、情報管理が煩雑になります
解約前にカード情報を削除しておけば、こうした問題を回避できます。特に複数のクレジットカードを使い分けている方は、解約するカードの情報が完全に削除されているか、念入りに確認しておきましょう。
⑦PayPayカード解約のベストタイミングと入会から半年以内の解約リスク
PayPayカードを解約するタイミングは、年会費の請求時期や信用情報への影響を考慮して慎重に決める必要があります。特に、入会からの期間が短い場合は、解約が将来のクレジットカード審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
PayPayカードの年会費のタイミングを考慮した解約時期
PayPayカードの本会員カードと家族カードは年会費無料です。ただし、以下の費用が発生するケースがあります。
- ETCカード年会費:550円(税込)
- PayPayカード ゴールド年会費:11,000円(税込)。ただし、年間利用額などの条件を満たせば無料になります
PayPayカード ゴールドを保有している場合、年会費請求のタイミングを考慮して解約時期を決めることで、無駄な出費を防げます。
- 初年度:入会月の翌々月に年会費が請求されます
- 次年度以降:入会月の翌月に年会費が請求されます
例えば、3月に入会した場合、初年度の年会費は5月に請求され、次年度以降は毎年4月に請求されます。年会費請求の前月までに解約すれば、次年度の年会費を支払わずに済みます。
ただし、年会費が請求された直後に解約すると、支払った年会費が無駄になってしまいます。年会費を支払った後は、次の年会費請求前まで利用してから解約するのが賢い選択といえるでしょう。
また、PayPayカード ゴールドの場合、年間利用額に応じて年会費が無料になる特典があります。解約を検討する前に、利用頻度を見直すことで年会費を抑えられる可能性もあるため、一度確認してみることをおすすめします。
PayPayカードの短期解約が信用情報に与える影響
クレジットカードを解約すること自体は、信用情報に悪影響を与えません。しかし、入会から半年以内に解約する「短期解約」を繰り返すと、信用情報に傷がつく可能性があります。
短期解約が問題視される理由は以下の通りです。
- 入会特典目的での発行と判断され、カード会社からの信頼を失います
- 短期解約の履歴は信用情報機関に記録され、他のカード会社も閲覧できます
- 複数のカードを短期間で発行・解約すると、「特典目的の申し込みを繰り返している」と見なされ、審査に通りにくくなります
一般的に、最低でも入会から6ヶ月以上、できれば1年以上経過してから解約するのが望ましいとされています。この期間が経過していれば、通常の利用後の解約と見なされ、信用情報への悪影響はほとんどありません。
ただし、以下のような正当な理由がある場合は、短期解約でも大きな問題にはならないことが多いです。
- 転職や引っ越しなどで生活環境が変わった
- 他に年会費無料でより還元率の高いカードを見つけた
- 家計の見直しでクレジットカードを整理する必要が生じた
万が一、入会から半年以内に解約する必要がある場合は、電話でオペレーターに解約理由を伝えることをおすすめします。正当な理由があれば、オペレーターも納得して手続きを進めてくれるでしょう。
また、PayPayカードが唯一のクレジットカードの場合、解約によってクレジットヒストリー(利用履歴)を積む機会が失われてしまいます。クレジットヒストリーは将来の住宅ローンや自動車ローンの審査にも影響するため、少なくとも1枚はクレジットカードを保有しておくことをおすすめします。
PayPayカードを解約する場合は、別のクレジットカードを作成してから解約するか、解約後すぐに新しいカードに申し込むなど、クレジットヒストリーを継続的に積める体制を整えておきましょう。
PayPayカード解約後の影響とデメリット

PayPayカードの解約手続きは簡単ですが、解約によって失われるサービスや特典があることを理解しておく必要があります。特に付帯保険やLYPプレミアム特典、PayPayクレジット機能など、日常的に利用していなくても「いざというとき」に役立つサービスが多数含まれています。
ここでは、PayPayカード解約後に発生する主な影響とデメリットについて詳しく解説します。これらの情報を把握した上で、本当に解約すべきかどうかを慎重に判断しましょう。
①PayPayカードの付帯保険・補償サービスの終了
PayPayカードを解約すると、カードに付帯しているすべての保険・補償サービスが終了します。これらの保険は追加料金なしで自動的に付帯しているため、普段は意識していない方も多いかもしれません。しかし、旅行時の事故やショッピング時のトラブルなど、万が一の際に大きな助けとなるサービスです。
PayPayカードの一般カードには、以下のような補償が付帯しています。
- ショッピングガード保険:カードで購入した商品の破損や盗難を補償(条件あり)
- 不正利用補償:カードの紛失・盗難による不正利用を補償
これらの補償は、PayPayカードを解約した瞬間にすべて失効します。解約前に購入した商品であっても、解約後に発生した事故は補償の対象外となるため注意が必要です。
また、PayPayカードでは月額539円(税込)の「プラチナ補償」という有料オプションサービスがあります。このサービスに加入している場合、以下のような幅広い補償が受けられます。
- 修理・破損補償
- 旅行・イベントキャンセル補償
- 海外旅行思わぬ出費補償
- 交通トラブル補償
- 車上荒らし・車両火災補償
プラチナ補償はPayPayカードで購入・支払いをしたサービスに限定されますが、カード解約と同時に自動的に解約されます。申請中の補償案件がある場合は審査に通過すれば補償金が支払われますが、解約後に発生した事故は対象外です。
解約前に、現在プラチナ補償に加入しているか、申請中の案件はないかを確認しておきましょう。会員メニューから加入状況と申請履歴を確認できます。
PayPayカード ゴールドの保険内容
PayPayカード ゴールドをお持ちの方は、一般カードよりも充実した保険が付帯しています。解約するとこれらの保険がすべて失われるため、特に注意が必要です。
PayPayカード ゴールドの主な付帯保険
| 保険種類 | 補償内容 | 補償額 |
|---|---|---|
| 海外旅行傷害保険 | 海外旅行中の傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円(利用付帯) |
| 国内旅行傷害保険 | 国内旅行中の傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(利用付帯) |
| ショッピングガード保険 | カードで購入した商品の破損・盗難 | 年間最高300万円 |
| 空港ラウンジサービス | 国内主要空港のラウンジを無料利用 | - |
これらの保険はPayPayカード ゴールドを保有しているだけで自動的に付帯します。特に海外旅行傷害保険は最高1億円という高額な補償が受けられるため、頻繁に海外旅行をする方にとっては大きな価値があります。
ただし、「利用付帯」という条件があるため、旅行代金の一部をPayPayカード ゴールドで支払う必要があります。この条件を満たしていれば、旅行中の事故や病気、携行品の損害などが幅広く補償されます。
PayPayカード ゴールドを解約する場合は、以下の点を確認しておきましょう。
- 近々旅行の予定はないか:旅行前に解約してしまうと、旅行保険の補償が受けられなくなります
- 代替の旅行保険は必要か:頻繁に旅行する方は、別途旅行保険に加入するか、同等の保険が付帯する他のクレジットカードへの切り替えを検討しましょう
- 空港ラウンジサービスの利用頻度:国内主要空港のラウンジを無料で利用できる特典も失われます
解約後に別のクレジットカードを作る場合は、旅行保険や空港ラウンジサービスが付帯しているカードを選ぶことで、同等の補償を維持できます。
②PayPayカードのLYPプレミアム会員費の請求再開
PayPayカード ゴールドを保有している方は、LYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)の会員費が無料になる特典がありますが、カードを解約するとこの特典が失われ、会員費の請求が再開されます。
LYPプレミアムの会員費
- 月額508円(税込)
- 年間換算で6,096円
LYPプレミアムには以下のような特典があります。
- Yahoo!ショッピング・PayPayモールでの還元率アップ
- 雑誌・マンガ読み放題
- Yahoo!かんたんバックアップの容量無制限
- ヤフオク!の出品手数料優遇
- プロ野球パ・リーグの試合見放題
PayPayカード ゴールドを保有している間は、これらの特典を月額無料で利用できますが、カード解約後は解約月の翌月からLYPプレミアム会員費の請求が再開される可能性があります。
LYPプレミアムを継続したくない場合の対処法
- Yahoo!ウォレットにアクセスします
- LYPプレミアムの項目から「解約」を選択します
- または、支払い方法を別のクレジットカードや口座に変更します
PayPayカードを解約する際は、LYPプレミアムの扱いについても必ず確認しておきましょう。特にYahoo!ショッピングやPayPayモールを頻繁に利用する方は、還元率が下がることで実質的な損失が発生する可能性があります。
LYPプレミアムの特典を今後も利用したい場合は、月額508円を支払って継続するか、PayPayカード ゴールドを保有し続けるかを比較検討することをおすすめします。
③PayPayカードのカード番号は再利用不可、再申込は新規扱い
PayPayカードを一度解約すると、同じカード番号での再利用はできません。再度PayPayカードが必要になった場合は、新規申込として審査を受ける必要があり、新しいカード番号が発行されます。
再申込時の重要ポイント
- 解約の翌日午後以降から再申込が可能です
- 再申込時は新規入会と同様に審査があり、必ずしも審査に通るとは限りません
- カード番号が変わるため、継続決済の登録をすべてやり直す必要があります
- 利用可能枠もリセットされ、以前と同じ枠が設定される保証はありません
- 入会特典は新規入会者向けのキャンペーン対象となりますが、過去に受け取った特典は再度受け取れない場合があります
特に注意すべきなのが、カード番号の変更による影響です。以下のような登録をしていた場合、すべて再登録が必要になります。
- 公共料金の支払い
- サブスクリプションサービスの支払い
- 通信料金の支払い
- オンラインショッピングサイトへの登録
- Apple PayやGoogle Payへの登録
これらの再登録作業は非常に手間がかかるため、「一時的に解約して、すぐに再申込すればいい」という考え方はおすすめできません。解約は本当に必要かどうかを慎重に検討してから実行しましょう。
また、短期間での解約・再申込を繰り返すと、「入会特典目的で申し込みを繰り返している」と判断され、審査に通りにくくなる可能性があります。カード会社は申込履歴を記録しており、不自然な申込パターンは警戒されます。
やむを得ず解約し、再度PayPayカードが必要になった場合は、最低でも数ヶ月、できれば半年以上の期間を空けてから再申込することをおすすめします。
④PayPayカード解約の信用情報への影響とクレジットヒストリー
PayPayカードを解約すること自体は、基本的に信用情報に悪影響を与えません。通常の解約であれば、単なる契約終了として信用情報機関に記録されるだけで、マイナス評価にはなりません。
ただし、解約のタイミングや状況によっては信用情報に影響する可能性があります。以下のケースでは注意が必要です。
信用情報に悪影響を与える可能性があるケース
- 短期解約の繰り返し:入会から6ヶ月以内に解約すると「短期解約」と見なされ、カード会社からの信頼を失う可能性があります
- 複数カードの短期解約:複数のクレジットカードを短期間に解約すると、信用情報に不審な履歴として残る場合があります
- 未払いがある状態での解約:未払い金がある状態で解約し、その後も支払いが滞ると、延滞情報として記録されます
- 唯一のクレジットカードを解約:PayPayカードが唯一のカードの場合、解約によってクレジットヒストリーを積む機会が失われます
クレジットヒストリー(クレヒス)とは
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。毎月適切に支払いを行っている記録が積み重なることで、「この人は信用できる」という評価が高まります。
クレジットヒストリーは以下のような場面で重要になります。
- 新しいクレジットカードの申込:良好なクレヒスがあると審査に通りやすくなります
- 住宅ローンの審査:数千万円規模の借入では、クレヒスが重要な判断材料になります
- 自動車ローンの審査:高額商品の分割払いでは、過去の支払い実績が重視されます
- 賃貸契約の審査:保証会社によっては信用情報を参照する場合があります
PayPayカードを解約すると、そのカードでのクレジットヒストリーは積めなくなります。他にクレジットカードを持っていない場合、将来的に不利になる可能性があります。
信用情報への影響を最小限にする方法
- 最低でも6ヶ月、できれば1年以上利用してから解約する:短期解約と見なされるリスクを避けられます
- 未払い金を完済してから解約する:解約後も支払いは継続しますが、未払いのない状態で解約する方が望ましいです
- 他のクレジットカードを保有しておく:PayPayカードを解約しても、他のカードでクレジットヒストリーを積み続けられます
- 短期間に複数のカードを解約しない:計画的にカードを整理し、短期間に集中して解約しないようにしましょう
- 定期的にクレジットカードを利用する:年に数回でも利用実績があると、クレヒスが維持されます
特に、今後数年以内に住宅ローンや自動車ローンを組む予定がある方は、クレジットヒストリーを維持することが非常に重要です。PayPayカードを解約する場合は、別のクレジットカードで定期的に利用実績を積むようにしましょう。
また、信用情報機関に登録されている自分の信用情報は開示請求できます。不安な方は、以下の信用情報機関に開示請求を行い、現在の状況を確認することをおすすめします。
- CIC(シー・アイ・シー):クレジットカード会社が主に加盟
- JICC(日本信用情報機構):消費者金融やクレジットカード会社が加盟
- KSC(全国銀行個人信用情報センター):銀行系のローン情報を管理
開示請求は郵送やインターネットで可能で、手数料は500円~1,000円程度です。自分の信用情報を確認することで、解約がどのように記録されているかを把握できます。
PayPayカード解約手続き後のカードの処分方法

PayPayカードの解約手続きが完了したら、カード本体を安全に処分する必要があります。解約済みのカードであっても、カード番号や個人情報が記載されているため、そのまま捨ててしまうと不正利用のリスクがあります。
特に磁気ストライプやICチップには重要な情報が記録されているため、第三者が読み取れないように完全に破壊してから処分することが重要です。ここでは、安全なカード処分の手順について詳しく解説します。
PayPayカードの安全なカード処分の手順
解約したPayPayカードを処分する際は、以下の手順で安全に破棄しましょう。
カード処分の基本手順
- カードにハサミを入れる:まず、普通のハサミでカードを細かく裁断します
- 重要部分を重点的に裁断する:以下の部分は特に細かく切り刻みましょう
- カード番号(16桁の数字)
- 有効期限
- セキュリティコード(裏面の3桁または4桁の番号)
- 氏名
- 磁気ストライプ(裏面の黒い帯状の部分)
- ICチップ(表面の金色のチップ部分)
- 複数回に分けて処分する:裁断したカード片を一度に捨てるのではなく、数回に分けて別々のゴミ袋に入れて処分します
- 自治体のゴミ分別ルールに従う:クレジットカードは基本的に「燃えないゴミ」または「プラスチックごみ」として処分します
より安全に処分するためのポイント
- シュレッダーの利用:クレジットカード対応のシュレッダーを使えば、より確実に破壊できます。一般的な紙用シュレッダーではなく、プラスチックカード対応のものを使用しましょう
- ICチップの完全破壊:ICチップは特に重要な情報が記録されているため、ハサミやペンチで物理的に破壊します。金色のチップ部分が完全に砕けるまで破壊しましょう
- 磁気ストライプの破壊:磁気ストライプ部分は何度も折り曲げたり、ハサミで細かく裁断したりして、読み取れないようにします
- 署名欄の裁断:裏面の署名欄も個人を特定できる情報なので、細かく裁断します
カード処分時の注意点
- そのまま捨てるのは絶対にNG:解約済みであっても、カード番号などの情報から不正利用される可能性があります
- 一度に全部捨てない:裁断したカード片を同じゴミ袋に入れると、組み合わせて情報を読み取られるリスクがあります。複数回に分けて、別々に処分しましょう
- カード会社への返却は不要:一部のクレジットカードでは返却を求める場合もありますが、PayPayカードは基本的に自分で処分して問題ありません。不安な場合はコンタクトセンターに確認しましょう
- 処分前に写真を撮らない:記念に写真を撮る方もいますが、カード番号などが写り込むとセキュリティリスクになります
カード処分用のツール
より確実にカードを処分したい方は、以下のようなツールの使用を検討しましょう。
- クレジットカード専用シュレッダー:プラスチックカードを細かく裁断できる専用シュレッダーです。価格は2,000円~5,000円程度
- カードカッター:クレジットカードを簡単に細かく切れる専用のハサミやカッターです。100円ショップでも購入できます
- ペンチやニッパー:ICチップを物理的に破壊するのに便利です
これらのツールを使えば、より安全かつ簡単にカードを処分できます。複数のクレジットカードを持っている方や、定期的にカードの見直しをする方は、専用ツールを一つ持っておくと便利です。
PayPayカードの家族カード・ETCカードの処分も忘れずに
PayPayカードの本会員カードを解約すると、家族カードとETCカードも自動的に解約されます。これらの追加カードも、本会員カードと同様に安全に処分する必要があります。
家族カードの処分
家族カードを処分する際は、以下の点に注意しましょう。
- 家族に解約を伝える:本会員カードを解約すると家族カードも使えなくなるため、必ず事前に家族に連絡しましょう
- すべての家族カードを回収:家族が複数枚の家族カードを持っている場合、すべて回収して処分します
- 本会員カードと同じ方法で処分:カード番号、ICチップ、磁気ストライプを細かく裁断してから処分します
- 家族が誤って使用しないようにする:解約後のカードを誤って使おうとすると、店舗で決済エラーが発生し、恥ずかしい思いをする可能性があります。速やかに処分しましょう
家族カードの解約と処分を家族任せにすると、処分を忘れて放置されるリスクがあります。本会員が責任を持って回収し、確実に処分することをおすすめします。
ETCカードの処分
ETCカードも同様に、安全に処分する必要があります。特にETCカードは車内に放置されていることが多いため、注意が必要です。
- 車載器から取り外す:ETCカードを車載器に挿しっぱなしにしている場合は、必ず取り外します
- 複数枚発行している場合はすべて回収:PayPayカードのETCカードは最大5枚まで発行できます。すべてのETCカードを回収して処分しましょう
- 本会員カードと同じ方法で裁断:カード番号、ICチップ、磁気ストライプを細かく裁断します
- 高速道路で誤って使用しないように注意:解約後のETCカードを挿したまま料金所を通過しようとすると、ゲートが開かずに事故につながる危険があります
家族カード・ETCカード処分のチェックリスト
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 家族への連絡 | 解約することを家族に伝え、家族カードの回収を依頼 |
| すべてのカードを回収 | 本会員カード、家族カード、ETCカード(複数枚ある場合はすべて)を回収 |
| 車載器からETCカードを取り外し | 車内に放置されているETCカードがないか確認 |
| 財布や鞄の中を確認 | 予備のカードや使っていないカードが残っていないか確認 |
| カードの裁断 | カード番号、ICチップ、磁気ストライプを細かく裁断 |
| 複数回に分けて処分 | 裁断したカード片を別々のタイミングで処分 |
特にETCカードは、解約後も誤って使用してしまうリスクが高いため、速やかに処分することが重要です。高速道路の料金所でゲートが開かないと、後続車に迷惑をかけるだけでなく、追突事故のリスクもあります。
解約手続きが完了したら、本会員カード、家族カード、ETCカードのすべてを同じタイミングで処分することをおすすめします。これにより、誤使用のリスクを完全に排除できます。
また、処分後は代替のクレジットカードやETCカードを準備しておきましょう。特にETCカードは、次の高速道路利用までに新しいカードを用意しておかないと、料金所で現金払いになってしまい、不便です。
PayPayカードを解約する際は、カードの処分まで含めて完了と考え、計画的に進めることが大切です。
PayPayカード解約後も請求明細を確認する方法

PayPayカードを解約しても、未払い残高がある場合は引き続き支払いが必要です。そのため、解約後も請求明細を確認できる仕組みが用意されています。これにより、残りの支払い額や引き落とし予定日を把握でき、計画的に完済することができます。
ここでは、PayPayカード解約後に請求明細を確認する方法について詳しく解説します。
PayPayカード解約後の会員メニューでの明細確認方法
PayPayカードを解約した後も、会員メニューから請求明細を確認することが可能です。これにより、未払い残高の状況や毎月の引き落とし額を把握できます。
会員メニューでの明細確認手順
- PayPayカード公式サイトにアクセスします
- 会員メニューにログインします(解約前と同じログイン情報を使用します)
- メニューから「ご請求明細」または「利用明細」を選択します
- 解約済みカードの明細が表示されるので、内容を確認します
- 未払い残高がある場合は、次回の引き落とし予定日と金額を確認します
会員メニューでは、以下のような情報を確認できます。
- 今月の請求額:次回の引き落とし予定金額
- 引き落とし予定日:通常は毎月27日(金融機関が休業日の場合は翌営業日)
- 利用明細:過去の利用履歴と支払い状況
- 未払い残高の総額:分割払いやリボ払いの残高を含めた総額
- 分割払い・リボ払いの残回数:あと何回支払いが残っているか
解約後の明細確認で注意すべきポイント
- ログイン情報は解約前と同じ:会員メニューへのログインには、解約前と同じYahoo! JAPAN IDとパスワードを使用します
- 解約後も継続的に確認する:未払い残高がある間は、毎月の引き落とし状況を確認しましょう
- 引き落とし口座の残高を確保:引き落とし日前には、口座に十分な残高があることを確認します
- 解約後に請求が発生するケース:継続決済の変更を忘れていた場合や、年会費の請求タイミングによっては、解約後に新たな請求が発生することがあります
PayPayアプリからの明細確認
会員メニュー以外にも、PayPayアプリから請求明細を確認することもできます。
- PayPayアプリを起動します
- トップ画面の「PayPayカード」アイコンをタップします
- 解約済みカードの画面から明細を確認できます
- 解約済みカードが複数枚ある場合は、カードを選択して確認します
PayPayアプリからも、会員メニューと同じように請求明細や未払い残高を確認できます。スマートフォンで手軽に確認できるため、外出先でも簡単にチェックできて便利です。
明細が確認できない場合の対処法
以下のような状況では、会員メニューやPayPayアプリから明細を確認できない場合があります。
- Yahoo! JAPAN IDが無効になっている:Yahoo! JAPAN IDを削除したり、無効になっている場合は、会員メニューにログインできません
- PayPayアカウントを解約した:PayPayアカウント自体を解約すると、アプリから明細を確認できなくなります
- カード申し込み時のYahoo! JAPAN IDを忘れた:ログイン情報が不明な場合は、コンタクトセンターに問い合わせる必要があります
これらの状況に該当する場合は、毎月20日前後に自宅住所へ「ご利用代金請求明細書」が郵送されます。郵送での明細書を確認することで、支払い状況を把握できます。
また、明細書の郵送を希望する場合は、有人チャット(9:30~17:30、年末年始を除く)またはお電話(0570-09-8181)で連絡することで、郵送に切り替えることも可能です。
PayPayアカウント解約時の明細書郵送について
PayPayカードを解約しただけでなく、PayPayアカウント自体も解約した場合は、会員メニューやPayPayアプリから請求明細を確認できなくなります。この場合、PayPayカードから別の方法で明細を確認する必要があります。
PayPayアカウント解約時の明細確認方法
- 紙の請求明細書が郵送される:毎月20日前後に、ご自宅住所へ「ご利用代金請求明細書」が届きます
- 郵送は自動的に行われる:会員メニューにアクセスできない状態が確認されると、自動的に郵送に切り替わります
- 郵送料は無料:明細書の郵送に追加料金はかかりません
明細書郵送時の注意点
- 住所変更は早めに:引っ越しなどで住所が変わった場合は、速やかにPayPayカードコンタクトセンターに連絡して住所変更手続きを行いましょう。明細書が届かないと、支払い状況が把握できなくなります
- 明細書は大切に保管:紙の明細書は、支払いが完了するまで大切に保管しておきましょう
- 引き落とし予定日を確認:明細書には次回の引き落とし予定日と金額が記載されているので、必ず確認します
- 明細書が届かない場合:毎月20日を過ぎても明細書が届かない場合は、コンタクトセンター(0570-09-8181)に連絡して確認しましょう
PayPayアカウント解約のタイミング
PayPayカードを解約した後、PayPayアカウントも解約したい場合は、タイミングに注意する必要があります。
- 未払い残高がすべて完済されるまで待つ:PayPayカードの支払いが完全に終わるまでは、PayPayアカウントを解約しない方が安全です
- 会員メニューで明細確認できる状態を維持:PayPayアカウントを解約すると、オンラインで明細を確認できなくなり、不便になります
- PayPay残高やポイントを使い切る:PayPayアカウントを解約すると、PayPay残高やPayPayポイントがすべて失効します。アカウント解約前に必ず使い切りましょう
支払い完了までの流れ
PayPayカード解約から完済までの一般的な流れは以下の通りです。
- PayPayカード解約:会員メニューやPayPayアプリから解約手続きを行います
- 未払い残高の確認:会員メニューやPayPayアプリで残りの支払い額を確認します
- 毎月の引き落とし:登録口座から毎月27日に自動的に引き落とされます
- 明細の定期確認:毎月、会員メニューやPayPayアプリ(または郵送明細書)で支払い状況を確認します
- 完済:すべての支払いが終了したことを会員メニューで確認します
- PayPayアカウント解約(希望する場合):完済後、必要に応じてPayPayアカウントを解約します
完済確認のポイント
すべての支払いが完了したかどうかは、以下の方法で確認できます。
- 会員メニューの「未払い残高」が0円になっている
- 「次回請求額」が0円になっている
- 分割払い・リボ払いの残回数が0回になっている
- 最後の引き落としから1ヶ月経過しても新たな請求がない
これらの条件をすべて満たしていれば、PayPayカードの支払いは完全に終了しています。この時点で、PayPayアカウントを解約しても問題ありません。
問い合わせ先
明細確認や支払い状況について不明な点がある場合は、以下の連絡先に問い合わせましょう。
- PayPayカードコンタクトセンター:0570-09-8181
- 受付時間:24時間365日(自動音声)、オペレーター対応は9:30~17:30(年末年始を除く)
- 有人チャット:PayPayカード公式サイトの「問い合わせる」アイコンから利用可能(9:30~17:30、年末年始を除く)
解約後の支払いに関する疑問や不安があれば、遠慮なくコンタクトセンターに問い合わせることをおすすめします。特に、引き落としができなかった場合や、明細書が届かない場合は、速やかに連絡しましょう。
PayPayカードの解約に関するよくある質問(FAQ)

PayPayカードの解約に関して、多くの方が疑問に思う点をまとめました。解約前に不安や疑問がある方は、以下のFAQを参考にしてください。
①PayPayカード解約後にPayPayアプリは使える?
A. はい、PayPayアプリは解約後も引き続き利用できます。
PayPayカードを解約しても、PayPayアプリ自体は通常通り使用可能です。ただし、利用できる機能に一部制限が生じます。
解約後も利用できる機能
- PayPay残高払い:銀行口座やATMからチャージしたPayPay残高を使った支払いは引き続き可能です
- PayPayポイント払い:貯まったPayPayポイントを使った支払いも問題なく利用できます
- 送金機能:友人や家族への送金も引き続き利用できます
- PayPay銀行残高払い:PayPay銀行の口座残高からの支払いも可能です
- 請求書払い:公共料金などの請求書払いも利用できます
解約後に利用できなくなる機能
- PayPayクレジット(旧あと払い)機能:PayPayカードを使った後払い決済ができなくなります
- PayPayカードからのチャージ:他社クレジットカードからのチャージもできません(チャージできるのはPayPayカードのみ)
つまり、PayPayカードを解約してもPayPayアプリの基本的な決済機能には影響がないということです。銀行口座からチャージして利用する分には、何の問題もありません。
獲得済みのPayPayポイントはどうなる?
PayPayカードを解約しても、PayPayアプリに連携していれば獲得済みのPayPayポイントは失効しません。引き続き通常通り使用できます。ただし、PayPayアカウント自体を解約すると、PayPay残高やPayPayポイントがすべて失効するため注意が必要です。
②PayPayカード解約したカードで再申込はできる?
A. はい、再申込は可能ですが、新規入会扱いとなり審査があります。
PayPayカードを一度解約した後、再度申し込むことは可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。
再申込時の重要ポイント
- 解約の翌日午後以降から申込可能:解約手続きが完了した翌日の午後以降であれば、再申込ができます
- 新規入会と同様に審査がある:再申込時は新規申込と同じ審査が行われます。必ずしも審査に通るとは限りません
- カード番号は変更される:解約前と同じカード番号は使用できず、新しいカード番号が発行されます
- 利用可能枠もリセット:以前の利用可能枠は引き継がれず、審査によって新たに設定されます
- 継続決済の再登録が必要:公共料金やサブスクなどの支払いに使っていた場合、すべて再登録が必要になります
短期間での解約・再申込は避けるべき
入会から半年以内に解約し、すぐに再申込すると、「入会特典目的で繰り返している」と判断され、審査に通りにくくなる可能性があります。再申込を検討している場合は、最低でも数ヶ月、できれば半年以上の期間を空けることをおすすめします。
入会特典は再度受け取れる?
再申込時は新規入会扱いとなるため、新規入会者向けのキャンペーンは対象となります。ただし、過去に受け取った特典については、キャンペーンの規約によって再度受け取れない場合があります。申込前にキャンペーン規約を必ず確認しましょう。
③PayPayカードの解約手続きはキャンセルできる?
A. いいえ、解約手続きが完了すると取り消しはできません。
PayPayカードの解約手続きは、一度完了すると取り消しやキャンセルができません。これは非常に重要なポイントで、解約ボタンを押す前に本当に解約していいのかを慎重に確認する必要があります。
解約前の最終チェックリスト
- 未払い残高の確認:分割払いやリボ払いの残高はありませんか?
- PayPayポイントの確認:付与予定のポイントはありませんか?
- 継続決済の変更:公共料金やサブスクの支払い方法は変更しましたか?
- 家族への連絡:家族カードを持っている家族に解約を伝えましたか?
- ETCカードの代替手段:新しいETCカードは準備できていますか?
- 付帯保険の必要性:旅行保険などの代替手段は確保していますか?
これらの項目をすべて確認し、問題がないことを確認してから解約手続きを行いましょう。
誤って解約してしまった場合
万が一、誤って解約手続きを完了してしまった場合は、速やかにPayPayカードコンタクトセンター(0570-09-8181)に連絡しましょう。ただし、システム上で解約処理が完了している場合は取り消しできないため、再申込が必要になります。
④PayPayカードの受取前でも解約できる?
A. カード受取前は解約手続きができない場合があります。
PayPayカードの公式情報によると、カード受取前は解約の手続きができない場合があるとされています。基本的には、カード到着後に解約手続きを行う必要があります。
申込後に解約したい場合の対応
- カード到着を待つ:まずはカードが届くまで待ちます。通常、審査完了後1週間程度で届きます
- カード受取後に解約:カードを受け取ったら、会員メニューやPayPayアプリから解約手続きを行います
- すぐに解約しても問題なし:カード受取後であれば、すぐに解約手続きをしても構いません
申込をキャンセルしたい場合
カードが届く前に申込自体をキャンセルしたい場合は、PayPayカードコンタクトセンター(0570-09-8181)に連絡して相談しましょう。審査中や発送前であれば、申込をキャンセルできる可能性があります。
ただし、すでにカードが発送されている場合は、カード受取後に解約手続きを行う必要があります。
⑤PayPayカードの家族会員でも解約手続きできる?
A. 家族会員は本会員の承諾のもとで解約手続きができます。
PayPayカードの家族カードを解約する場合、家族会員自身でも解約手続きは可能ですが、本会員の承諾が必要です。
家族カードの解約方法
- 会員メニューまたはPayPayアプリから手続き:家族会員が自分で解約手続きを行うことができます
- 本会員の承諾が必要:解約手続きの際、本会員の承諾があることが前提となります
- 本会員が代理で解約することも可能:本会員が家族カードの解約手続きを行うこともできます
本会員カードを解約すると家族カードも自動解約
本会員カードを解約すると、紐づいているすべての家族カードも自動的に解約されます。家族カードのみを残すことはできません。
家族カードのみを解約する場合の手順
- 会員メニューまたはPayPayアプリにログインします
- 「カードの解約」メニューを選択します
- 解約するカードの種類で「家族カード」を選択します
- 解約したい家族カードを指定します
- 本会員の承諾のもと、解約手続きを完了させます
家族カードのみを解約する場合、本会員カードは引き続き利用可能です。ただし、家族カードをPayPayアプリに登録していた場合、PayPayクレジット機能が利用できなくなる点に注意しましょう。
⑥PayPayカード解約後も年会費が請求されるのはなぜ?
A. 年会費の請求タイミングによっては、解約後も年会費が発生する場合があります。
PayPayカードの一般カードは年会費無料ですが、PayPayカード ゴールドには年会費11,000円(税込)がかかります(条件を満たせば無料)。また、ETCカードには年会費550円(税込)が必要です。
年会費の請求タイミング
- 初年度:入会月の翌々月に請求されます
- 次年度以降:入会月の翌月に請求されます
例えば、3月に入会した場合、初年度の年会費は5月に請求され、次年度以降は毎年4月に請求されます。
解約後に年会費が請求されるケース
- 年会費請求月以降に解約した場合:年会費が請求された直後に解約しても、支払った年会費は返金されません
- 年会費が確定した後に解約した場合:年会費請求月の直前に解約しても、すでに請求が確定している場合は請求されることがあります
- ETCカード年会費:ETCカードの年会費も同様のタイミングで請求されます
年会費を避けるための解約タイミング
年会費の支払いを避けたい場合は、年会費請求月の前月までに解約することをおすすめします。ただし、年会費を支払った直後に解約すると、せっかく支払った年会費が無駄になってしまうため、次の年会費請求前まで利用してから解約する方が賢明です。
LYPプレミアム会員費の請求再開
PayPayカード ゴールドを解約すると、LYPプレミアム会員費(月額508円・税込)の請求が再開されることがあります。不要な場合は、Yahoo!ウォレットから解約手続きを行いましょう。
⑦PayPayカードゴールドの解約はどうする?
A. PayPayカード ゴールドの解約方法は、一般カードと基本的に同じです。
PayPayカード ゴールドの解約も、一般カードと同様に会員メニュー、PayPayアプリ、電話の3つの方法で手続きができます。
PayPayカード ゴールドの解約方法
- 会員メニュー(Web)から解約:PayPayカード公式サイトの会員メニューにログインし、「カードの解約」から手続きします
- PayPayアプリから解約:PayPayアプリから入会した方は、アプリから解約手続きを行います
- 電話で解約:ゴールドデスク(カード裏面記載の専用電話番号)に連絡して解約します
- チャットで解約:PayPayカード公式ページ右下の「問い合わせる」アイコンからチャットで解約手続きができます
PayPayカード ゴールド解約時の注意点
- 付帯保険が失効する:海外旅行傷害保険(最高1億円)、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)などの充実した保険が使えなくなります
- 空港ラウンジサービスが利用できなくなる:国内主要空港のラウンジを無料で利用できる特典が失われます
- LYPプレミアム特典の終了:月額無料だったLYPプレミアムの会員費(月額508円・税込)が請求される可能性があります
- 年会費の扱い:年会費11,000円(税込)を支払った直後に解約すると無駄になるため、タイミングに注意しましょう
PayPayカード ゴールドは年会費がかかるため、年会費のタイミングを考慮して解約時期を決めることが重要です。年会費を支払った後は、次の年会費請求前まで利用してから解約する方が、年会費を有効活用できます。
PayPayカードゴールドのチャットでの解約手続き
PayPayカード ゴールドの場合、チャットで解約手続きを行うこともできます。チャットでの解約は、電話と異なり文字ベースでやり取りするため、履歴を残したい方におすすめです。
チャットでの解約手順
- PayPayカード公式サイトにアクセスします
- 画面右下に表示される「問い合わせる」アイコンをクリックまたはタップします
- 有人チャットを選択します(受付時間:9:30~17:30、年末年始を除く)
- 本人確認情報を入力し、オペレーターに接続されるまで待ちます
- オペレーターに「PayPayカード ゴールドを解約したい」と伝えます
- オペレーターの指示に従い、解約手続きを進めます
- 解約に関する注意事項の説明を受け、内容に同意すれば解約完了です
チャット解約のメリット
- 文字ベースでやり取りできる:音声通話が苦手な方でも安心して手続きできます
- 履歴が残る:やり取りの内容が記録されるため、後から確認できます
- 電話料金がかからない:0570番号の通話料を気にする必要がありません
- マルチタスクが可能:チャット対応を待つ間に他の作業ができます
チャット解約の注意点
- 受付時間が限定される:9:30~17:30(年末年始を除く)のみ対応しています
- 混雑時は待ち時間が発生:平日昼休み時間帯などは混み合う可能性があります
- 複雑な質問には時間がかかる:詳しい説明を求める場合は、電話の方がスムーズな場合もあります
チャットでの解約は、電話が苦手な方や、記録を残しておきたい方に特におすすめの方法です。ただし、受付時間が限られているため、時間外に解約したい場合は会員メニューやPayPayアプリからの手続きを利用しましょう。
その他のよくある質問
上記以外にも、PayPayカードの解約に関して疑問がある場合は、PayPayカードコンタクトセンター(0570-09-8181)に問い合わせることをおすすめします。オペレーター対応時間は9:30~17:30(年末年始を除く)ですが、自動音声での対応は24時間365日利用可能です。
また、PayPayカード公式サイトの「よくある質問」ページにも、さまざまな疑問への回答が掲載されていますので、併せて確認してみましょう。
PayPayカード解約前に検討したい代替クレジットカード

PayPayカードを解約する場合、代替となるクレジットカードを準備しておくことをおすすめします。特に、公共料金やサブスクの支払いに使っていた場合や、クレジットヒストリーを継続的に積む必要がある場合は、解約前に新しいカードを作っておくと安心です。
ここでは、PayPayカードの代替として検討できる、年会費無料で高還元率のクレジットカードを紹介します。それぞれの特徴を比較して、自分に合ったカードを選びましょう。
①年会費無料の高還元率カード比較
PayPayカードの代替として検討できる、年会費無料かつ高還元率のクレジットカードを比較します。維持費がかからず、ポイントを効率よく貯められるカードを選ぶことで、お得にクレジットカードを活用できます。
主要な年会費無料・高還元率カード比較表
| カード名 | 年会費 | 基本還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 永年無料 | 1.0% | 楽天市場で3%以上還元、楽天経済圏で高還元 |
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5% | 対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元、ナンバーレスで安心 |
| JCB CARD W | 永年無料 | 1.0% | 39歳以下限定、スターバックスやAmazonで高還元 |
| リクルートカード | 永年無料 | 1.2% | 基本還元率が最高水準、じゃらんやホットペッパーで高還元 |
| dカード | 永年無料 | 1.0% | ドコモユーザーに特典あり、dポイント加盟店で高還元 |
| au PAYカード | 無料(条件あり) | 1.0% | auユーザーに特典あり、Pontaポイントが貯まる |
楽天カード
- 基本還元率1.0%で、100円につき1ポイント貯まります
- 楽天市場での利用で3%以上の高還元が受けられます
- 楽天モバイル、楽天でんき、楽天証券など楽天経済圏のサービスを利用している方に最適です
- 貯まった楽天ポイントは、楽天市場や楽天Pay加盟店で1ポイント=1円として使えます
- ETCカード年会費550円(楽天会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員の場合は無料)
三井住友カード(NL)
- カード番号が券面に記載されていないナンバーレスカードでセキュリティ性が高いです
- 対象のコンビニ(セブン-イレブン、ローソンなど)や飲食店(マクドナルド、サイゼリヤなど)で最大7%還元が受けられます
- 学生限定の特典もあり、若年層に人気です
- ETCカード年会費無料(前年度に一度でもETC利用があれば無料)
- タッチ決済に対応しており、スピーディな支払いが可能です
JCB CARD W
- 39歳以下限定で申し込めるカードです(40歳以降も継続利用可能)
- 基本還元率1.0%で、JCBの通常カードの2倍のポイントが貯まります
- スターバックス、Amazon、セブン-イレブンなどのパートナー店舗で高還元率が得られます
- ETCカード年会費無料
- 海外旅行傷害保険が付帯しています
リクルートカード
- 基本還元率1.2%という、年会費無料カードの中で最高水準の還元率です
- じゃらん、ホットペッパービューティー、ホットペッパーグルメなどのリクルート系サービスで最大4.2%還元が受けられます
- 貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換可能です
- ETCカード年会費無料(JCBブランドの場合。VISAまたはMastercardは1,100円)
- 旅行傷害保険やショッピング保険も付帯しています
dカード
- 基本還元率1.0%で、dポイントが貯まります
- ドコモユーザーは、携帯電話料金の10%がポイント還元されるdカードケータイ補償などの特典があります
- dポイント加盟店(マツモトキヨシ、ローソン、マクドナルドなど)でポイント二重取りが可能です
- ETCカード年会費無料(初年度無料、2年目以降も前年度に一度でもETC利用があれば無料)
- お買物あんしん保険が付帯しています
au PAYカード
- 基本還元率1.0%で、Pontaポイントが貯まります
- auユーザーは年会費無料(au ID登録がない場合は年会費1,375円)
- au PAY マーケットでの利用で最大16%還元が受けられます
- 貯まったPontaポイントは、ローソンやau PAY加盟店で使えます
- ETCカード年会費無料
カード選びのポイント
代替カードを選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 利用する店舗やサービス:よく利用する店舗で高還元率が得られるカードを選びましょう
- ポイントの使いやすさ:貯まったポイントを日常的に使えるかどうかが重要です
- 付帯サービス:旅行保険やショッピング保険など、必要な補償が付帯しているか確認しましょう
- ETCカードの年会費:ETCカードを使う場合は、年会費無料のカードを選ぶとお得です
- 経済圏との相性:楽天経済圏、ドコモ経済圏など、利用しているサービスと相性の良いカードを選びましょう
②PayPay連携可能な他社カード
PayPayカードを解約した後もPayPayアプリを引き続き利用したい方は、他社クレジットカードとの連携を検討することになります。ただし、現在の状況には注意が必要です。
PayPayと他社クレジットカードの連携状況(2025年10月現在)
- 他社クレジットカードからのチャージは不可:PayPayアプリへのクレジットカードチャージは、PayPayカードのみが対応しています
- 他社クレジットカードでの決済は条件付きで可能:一部の他社クレジットカードをPayPayアプリに登録して決済することは可能ですが、段階的に終了予定でした
- 新方式の導入予定:2025年夏以降に、他社クレジットカードを引き続き利用できる新たな方式が導入される予定です
PayPayを引き続き利用する方法
PayPayカード解約後もPayPayアプリを利用したい場合は、以下の方法があります。
- 銀行口座からチャージする:最も確実な方法です。銀行口座を登録しておけば、いつでもPayPay残高にチャージできます
- ATMからチャージする:セブン銀行ATMやローソン銀行ATMから現金でチャージできます
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い:ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーは、携帯電話料金とまとめて支払うことができます
- PayPay残高払いに切り替える:クレジットカード決済ではなく、事前にチャージしたPayPay残高で支払う方法に切り替えましょう
PayPayに対応する主な銀行口座
- PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- その他多数の地方銀行・信用金庫
銀行口座を登録しておけば、24時間いつでもリアルタイムでチャージできるため非常に便利です。また、オートチャージ機能を設定しておけば、残高が一定額を下回ったときに自動的にチャージされます。
PayPay経済圏を活用する
PayPayカードを解約しても、PayPayアプリを中心とした経済圏を活用することで、引き続きお得にポイントを貯めることができます。
- PayPayステップ:条件を達成することで、PayPayポイントの還元率がアップします
- Yahoo!ショッピング:PayPay残高で支払うことでポイントが貯まります
- PayPayモール:高還元率のキャンペーンが頻繁に開催されています
- PayPay加盟店:全国の加盟店でPayPayポイントが貯まります
PayPayカードがなくても、銀行口座からのチャージとPayPay残高払いを組み合わせることで、PayPayの便利さを十分に享受できます。
③ETCカードが無料で作れるクレジットカード
PayPayカードのETCカードは年会費550円(税込)がかかりますが、ETCカード年会費が完全無料のクレジットカードも多数存在します。高速道路を頻繁に利用する方は、ETCカード年会費無料のカードに乗り換えることで、年間のコストを削減できます。
ETCカード年会費無料のクレジットカード比較
| カード名 | 本体年会費 | ETCカード年会費 | 基本還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| JCB CARD W | 永年無料 | 永年無料 | 1.0% | 39歳以下限定、高還元率 |
| リクルートカード(JCB) | 永年無料 | 永年無料 | 1.2% | 基本還元率が最高水準 |
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | 実質無料 | 0.5% | 前年度1回以上の利用で無料 |
| イオンカードセレクト | 永年無料 | 永年無料 | 0.5% | イオン系列店で高還元 |
| セゾンカードインターナショナル | 永年無料 | 永年無料 | 0.5% | 即日発行可能、永久不滅ポイント |
| au PAYカード | 実質無料 | 永年無料 | 1.0% | auユーザーに特典あり |
| 楽天カード | 永年無料 | 実質無料 | 1.0% | 楽天会員ランク次第で無料 |
ETCカード完全無料のおすすめカード
JCB CARD W
- 本体カードもETCカードも完全に年会費無料です
- 基本還元率1.0%で、ETCマイレージポイントと合わせてポイント二重取りが可能です
- 39歳以下限定ですが、一度作れば40歳以降も継続利用できます
- 海外旅行傷害保険も付帯しており、コストパフォーマンスが高いカードです
リクルートカード(JCBブランド)
- 本体カードもETCカードも完全に年会費無料です(JCBブランドの場合)
- 基本還元率1.2%という高還元率で、ETCマイレージポイントと合わせると非常にお得です
- じゃらんやホットペッパーなどのリクルート系サービスでさらに高還元が得られます
- ※VISAまたはMastercardブランドを選ぶとETCカード年会費1,100円がかかるため、JCBブランドを選びましょう
イオンカードセレクト
- 本体カードもETCカードも完全に年会費無料です
- イオン系列店(イオン、マックスバリュ、ミニストップなど)でポイント2倍になります
- 毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では5%オフで買い物ができます
- イオン銀行のキャッシュカード機能も一体化しており、便利です
セゾンカードインターナショナル
- 本体カードもETCカードも完全に年会費無料です
- 即日発行が可能で、急ぎでETCカードが必要な場合に便利です(セゾンカウンターでの受け取りが必要)
- 貯まったポイントは永久不滅ポイントで、有効期限がありません
- 西友・リヴィン・サニーで毎月特定日に5%オフになります
ETCマイレージサービスの活用
どのクレジットカードのETCカードを使う場合でも、ETCマイレージサービスに登録することをおすすめします。これは、高速道路の利用額に応じてポイントが貯まり、通行料金の支払いに使えるサービスです。
- 登録無料で、ETCカードがあれば誰でも登録できます
- 高速道路の利用額に応じてポイントが貯まります
- 貯まったポイントは通行料金として使えるため、実質的な割引になります
- クレジットカードのポイントとETCマイレージポイントの二重取りが可能です
ETCマイレージサービスは、ETCマイレージサービス公式サイト(https://www.smile-etc.jp/)から登録できます。
ETCカード選びのポイント
ETCカードを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 年会費が完全無料か:条件なしで永年無料のカードを選ぶと安心です
- 発行スピード:急ぎの場合は、即日発行や最短翌日発送に対応しているカードを選びましょう
- 本体カードの還元率:ETCカード利用でもポイントが貯まるため、還元率の高いカードがお得です
- 複数枚発行の可否:複数の車両でETCを利用する場合は、複数枚発行できるカードを選びましょう
PayPayカードのETCカード年会費550円が気になっていた方は、完全無料のETCカードに切り替えることで、年間のコストを削減できます。特にJCB CARD Wやリクルートカード(JCB)は、本体カードの還元率も高いため、総合的にお得に利用できるでしょう。
【まとめ】PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)の解約は事前準備が重要
PayPayカードの解約方法について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。解約手続き自体は会員メニューやPayPayアプリから最短3分で完了できる簡単なものですが、解約前の確認事項を怠るとポイントが失効したり、継続決済が止まってしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。特に未払い残高や付与予定ポイントの確認、公共料金やサブスクの支払い方法変更は必須です。また、家族カードやETCカードも同時解約される点、PayPayアプリのクレジット機能が使えなくなる点にも注意が必要です。解約は取り消しできないため、本記事で紹介した注意点をしっかり確認してから手続きを進めましょう。
PayPayカード解約前に確認すべきポイント
- 未払い残高・分割払い・リボ払いの残高を確認し、解約後も支払いが継続されることを理解する
- PayPayアプリに連携していれば獲得済みポイントは失効しないが、付与予定ポイントは受け取れなくなる
- 公共料金やサブスクなど継続決済の支払い方法を事前に変更する
- 家族カード・ETCカードも同時解約されるため、家族への連絡と代替手段の準備が必要
- 入会から半年以内の解約は信用情報に影響する可能性があるため、タイミングを慎重に検討する
