PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座解約を検討されている方に向けて、Web解約の具体的な手順から書面手続きが必要なケース、事前に解約すべきサービス、トークン紛失時の対処法まで詳しく解説します。解約代わり金の振込タイミングや、カードローン・定期預金など関連サービスの解約方法も網羅的にご案内しますので、スムーズに手続きを進められます。
PayPay銀行の口座解約前に確認すべき事項

PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座解約を行う際は、いくつかの重要な確認事項があります。事前準備を怠ると解約手続きができない場合や、想定外のトラブルが発生する可能性があるため、必ず以下の項目をチェックしてください。
①解約前に必ず解約すべきサービス一覧
PayPay銀行の普通預金口座を解約する前に、関連サービスの解約が必須となります。以下のサービスをご利用中の場合は、口座解約手続きに進む前に各サービスの解約を完了させる必要があります。
| サービス名 | 解約手続き方法 |
|---|---|
| 定期預金 | ログイン後、定期預金の解約手続きを実施。中途解約の場合は期限前解約利率が適用されます。 |
| 外貨預金 | 外貨預金口座の解約手続きを実施。残高がある場合は円貨または他の外貨に換金してから解約します。 |
| カードローン(カードローン・おまとめローン・クレジットライン等) | 全額返済後、ログイン後「ローン」>「解約」より手続き。完済していない場合は解約できません。 |
| 目的別ローン・フリーローン | 全額返済後に解約手続きを実施します。 |
| 証券口座 | 証券口座の解約手続きが必要です。保有している株式等がある場合は事前に売却または他社へ移管してください。 |
| FX口座 | FX口座の解約手続きを実施。ポジションを保有している場合は決済してから解約します。 |
| 自動振替サービス | 口座自動振替契約を解約してください。民間企業の場合は収納企業へ連絡後、Web上で削除手続きが必要です。 |
特に注意が必要なのは定期預金とカードローンです。定期預金を中途解約する場合、預入後経過期間に応じた期限前解約利率が適用されるため、満期時よりも受取利息が少なくなります。また、カードローンは完済していなければ口座解約ができませんので、残債がある方は必ず全額返済を先に済ませてください。
②PayPay銀行の口座残高と解約代わり金の受取先準備
PayPay銀行の口座に残高がある場合、解約代わり金として他の金融機関口座へ振り込まれます。解約手続きの際に振込先口座の情報を入力する必要があるため、事前に以下の情報を準備しておきましょう。
- 受取先金融機関名
- 支店名
- 口座種別(普通・当座など)
- 口座番号
- 口座名義人
解約代わり金の振込タイミングは、解約手続き完了の翌営業日(土日祝日・年末年始を除く)となります。即日で振り込まれるわけではないため、急ぎで資金が必要な場合は余裕を持って手続きを進めてください。
なお、解約代わり金が1000万円を超える場合は、セキュリティの観点からWeb上での解約手続きができません。この場合は書面での手続きが必要となるため、口座名義のご本人様よりチャットでお問い合わせください。
③PayPay銀行の解約に必要なもの(トークン・パスワード等)
PayPay銀行の口座をWeb上で解約するためには、以下のものが必要です。
- 店番号・口座番号
- ログインパスワード
- トークン(カード型トークンまたはトークンアプリ)
トークンは解約手続きに必須のアイテムです。ワンタイムパスワードを生成するために使用しますので、カード型トークンをお持ちの方は手元に準備し、トークンアプリをご利用の方はスマートフォンが使える状態にしておいてください。
もしトークンを紛失している場合や、ログインパスワードを忘れてしまった場合は、Web上での解約手続きができません。トークン紛失時は書面手続きに切り替わりますので、口座名義のご本人様よりチャットでお問い合わせが必要です。
また、ログインできない状態の場合も同様にチャットでのお問い合わせが必要となります。解約手続きをスムーズに進めるためにも、事前にログイン可能かどうか、トークンが正常に動作するかを確認しておくことをおすすめします。
PayPay銀行のWeb解約手順【通常ケース】

トークンとログインパスワードをお持ちの方は、PayPay銀行のWebサイトから即時に口座解約が可能です。ここでは、通常ケースでのWeb解約手順を画面操作に沿って詳しく解説します。
①PayPay銀行のログインから解約画面までの操作手順
まず、PayPay銀行の公式サイトにアクセスし、ログイン手続きを行います。以下の手順に従って解約画面まで進んでください。
- PayPay銀行公式サイトにアクセスし、ログインボタンをクリック
- 店番号・口座番号・ログインパスワードを入力してログイン
- ログイン後、Welcome Page画面が表示されます
- 画面上部または左側メニューにある「各種手続(登録・変更)」をクリック
- 手続き一覧の中から「口座解約」を選択
ログインができない場合は、ログインパスワードを忘れている可能性があります。その場合は「ログインパスワード再設定」から再設定手続きを行うか、チャットでお問い合わせください。トークンを紛失している場合はWeb解約ができませんので、書面手続きに切り替える必要があります。
②PayPay銀行の解約代わり金の振込先指定方法
口座解約画面に進むと、解約代わり金の受取口座を指定する画面が表示されます。口座に残高がある場合は、必ず他の金融機関口座を指定する必要があります。
以下の情報を正確に入力してください。
- 金融機関名(銀行名・信用金庫名など)
- 支店名
- 口座種別(普通・当座など)
- 口座番号
- 口座名義人(カタカナで入力)
入力内容に誤りがあると振込エラーが発生する可能性があります。特に口座番号と口座名義人のカタカナ表記は正確に入力してください。振込先口座は本人名義の口座である必要はありませんが、家族名義など別名義の口座を指定する場合は、事前に受取人に連絡しておくことをおすすめします。
なお、解約代わり金には税引後利息も含まれます。普通預金に利息が発生している場合は、その利息分も合わせて指定口座に振り込まれます。振込は解約手続き完了の翌営業日(土日祝日・年末年始を除く)に実行されますので、入金を確認するまで少し時間がかかることを覚えておいてください。
③PayPay銀行の解約アンケート回答とワンタイムパスワード認証
振込先口座の入力が完了すると、解約理由に関するアンケート画面が表示されます。アンケートは任意項目と必須項目がありますので、画面の指示に従って回答してください。アンケートの内容は以下のような項目です。
- 解約理由(他行への乗り換え・利用頻度の低下・手数料の高さなど)
- PayPay銀行のサービスに対する満足度
- 改善してほしい点
アンケートの回答が終わったら、「確認」ボタンをクリックします。
次に、入力内容の確認画面が表示されます。振込先口座の情報や解約内容に間違いがないかをしっかり確認してください。確認が完了したら、トークンを使ってワンタイムパスワードを生成します。
- カード型トークンの場合:トークン本体のボタンを押して表示される6桁の数字を入力
- トークンアプリの場合:スマートフォンでトークンアプリを起動し、表示される6桁の数字を入力
ワンタイムパスワードを入力したら、「解約」ボタンをクリックします。これで解約手続きが完了し、即時に口座が解約されます。
PayPay銀行の解約完了後のメール・メッセージボックス確認方法
解約手続きが完了すると、手続完了のお知らせがメールまたはログイン後のメッセージボックスに届きます。このメールまたはメッセージには、以下の情報が記載されています。
- 解約手続き完了日時
- 解約代わり金の振込予定日
- 振込先口座情報
解約完了メールは必ず保存しておくことをおすすめします。万が一、解約代わり金の振込に問題が発生した場合の証拠資料として使用できます。
また、口座解約手続き完了後1ヶ月間は、ホームページからログインが可能です。この期間中は取引履歴の確認や、解約手続きの詳細を再確認することができますので、必要に応じてログインして情報を確認してください。1ヶ月を過ぎるとログインできなくなりますので、重要な取引履歴がある場合は早めにダウンロードまたは印刷しておきましょう。
PayPay銀行のキャッシュカード・トークンの処分方法
口座解約が完了したら、キャッシュカードとトークンは適切に処分する必要があります。これらのカードには口座番号などの重要な情報が記載されているため、そのまま廃棄すると個人情報漏洩のリスクがあります。
以下の手順で安全に処分してください。
- キャッシュカードとトークンをハサミやシュレッダーで裁断する
- 特に口座番号、氏名、磁気ストライプ部分は細かく裁断する
- 裁断したカードは複数回に分けて廃棄する(一度にまとめて捨てない)
Visaデビット機能付きキャッシュカードの場合は、カード番号(16桁)とセキュリティコード(裏面の3桁)が記載されているため、特に注意が必要です。これらの情報が第三者に知られると不正利用される可能性がありますので、必ず読み取れないように細かく裁断してください。
また、トークンアプリをご利用の場合は、スマートフォンからアプリをアンインストールしてください。カード型トークンと異なり、物理的な処分は不要ですが、アプリを削除することでセキュリティを確保できます。
PayPay銀行への郵送返却は不要ですので、ご自身で責任を持って処分してください。
PayPay銀行の書面解約手順【特殊ケース】

通常はWeb上で即時に口座解約ができるPayPay銀行ですが、セキュリティ上の理由や特殊な状況下では書面による解約手続きが必要となります。ここでは、書面手続きが必要なケースとその具体的な手順について詳しく解説します。
①PayPay銀行の書面手続きが必要なケース
以下のいずれかに該当する場合は、Web上での口座解約ができません。書面による手続きが必要となりますので、必ずチャットまたは電話でPayPay銀行へお問い合わせください。
| 書面手続きが必要なケース | 理由 |
|---|---|
| トークンを紛失した場合 | ワンタイムパスワードが生成できないため、本人確認ができません。 |
| 解約代わり金が1000万円を超える場合 | 高額取引のため、セキュリティ強化の観点から書面での本人確認が必要です。 |
| ログインパスワードを忘れ、再設定もできない場合 | 本人確認手段が限られるため、書面での手続きが必要です。 |
| 登録住所が変更されており、住所変更手続きができない場合 | 郵送物の送付先を確認するため、書面での住所確認が必要です。 |
| 相続による解約手続きの場合 | 口座名義人が死亡している場合は、相続手続きとして書面対応が必須です。 |
これらのケースに該当する場合、口座名義のご本人様よりチャットでお問い合わせいただく必要があります。PayPay銀行のカスタマーサポートが状況を確認し、必要な書類や手続き方法を案内してくれます。
なお、ビジネス口座(BA-PLUS契約)の場合も、一部の手続きで書面対応が必要となるケースがあります。法人口座や個人事業主口座をご利用の方は、お問い合わせフォームから連絡してください。
②PayPay銀行のトークン紛失時の解約方法
トークンを紛失してしまった場合、ワンタイムパスワードが生成できないため、Web上での口座解約手続きができません。この場合は以下の手順で書面解約を進める必要があります。
- PayPay銀行のチャットサポートにアクセス
- 「トークンを紛失したため口座解約したい」と伝える
- 本人確認のため、以下の情報を提供する
- 店番号
- 口座番号
- 氏名
- 生年月日
- 登録住所
- 登録電話番号
- カスタマーサポートから解約申込書類が郵送される
- 書類に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを同封して返送
- PayPay銀行で書類を確認後、解約手続きが完了
書面手続きの場合、解約完了までに1週間~2週間程度の時間がかかります。Web解約のように即時完了とはなりませんので、余裕を持って手続きを進めてください。
また、トークンを紛失した場合でも、トークンアプリに切り替えることができれば、Web解約が可能です。ただし、トークンアプリへの切り替えにはログインパスワードと暗証番号が必要となります。これらの情報がわかる場合は、まずトークンアプリを登録してからWeb解約を試みることをおすすめします。
トークンアプリの登録方法については、PayPay銀行の公式サイトで詳しく案内されていますので、そちらを参考にしてください。
③PayPay銀行にログインできない場合のチャット問い合わせ手順
ログインパスワードを忘れてしまった、またはアカウントがロックされてログインできない場合でも、口座解約は可能です。ログインできない状態での解約は書面手続きとなりますので、以下の手順でチャットサポートにお問い合わせください。
- PayPay銀行の公式サイトにアクセス
- 画面右下または問い合わせページにある「チャット」ボタンをクリック
- チャットウィンドウが開いたら、「ログインできないため口座解約したい」と入力
- オペレーターから本人確認のための質問がありますので、正確に回答してください
- 店番号・口座番号
- 氏名(漢字・カナ)
- 生年月日
- 登録住所
- 登録電話番号
- キャッシュカード番号(わかる場合)
- 本人確認が完了すると、解約申込書類の郵送手続きが案内されます
チャットサポートの対応時間は、平日9:00~17:00となっています(土日祝日・年末年始を除く)。時間外にお問い合わせした場合は、翌営業日以降の対応となりますのでご注意ください。
また、ログインパスワードを忘れた場合でも、再設定ができればWeb解約が可能です。PayPay銀行の「ログインパスワード再設定」ページから、店番号・口座番号・暗証番号を入力することで、登録メールアドレスに仮パスワードが送信されます。仮パスワードでログイン後、新しいパスワードを設定すれば、通常通りWeb解約手続きが可能になります。
ただし、登録メールアドレスも変更していて受信できない場合や、暗証番号もわからない場合は、パスワード再設定ができません。この場合は書面手続きが必須となりますので、チャットサポートへお問い合わせください。
なお、相続による解約手続きの場合は、通常の解約とは異なる書類が必要となります。口座名義人がお亡くなりになっている場合は、相続人の方がチャットまたは電話でお問い合わせいただき、相続手続き専用の書類を取り寄せてください。相続手続きには戸籍謄本や遺産分割協議書などの提出が必要となるため、通常の解約よりも時間がかかります。
PayPay銀行の関連サービス別の解約方法

PayPay銀行の普通預金口座を解約する前に、関連サービスの解約を完了させておく必要があります。各サービスには独自の解約手順があり、手続きを怠ると口座解約ができない場合があります。ここでは、主要な関連サービスの解約方法を詳しく解説します。
①PayPay銀行の定期預金・外貨預金の中途解約方法
PayPay銀行で定期預金や外貨預金を利用している場合、普通預金口座を解約する前に、これらの預金商品を解約する必要があります。
定期預金の中途解約手順
定期預金の中途解約は、インターネットバンキングから手続きが可能です。以下の手順で解約してください。
- PayPay銀行にログイン
- 「定期預金」メニューを選択
- 解約したい定期預金を選択
- 「解約」ボタンをクリック
- 解約内容を確認し、ワンタイムパスワードを入力
- 解約完了
中途解約の場合の注意点
定期預金を満期前に解約すると、期限前解約利率が適用されます。これは通常の定期預金金利よりも低い利率となるため、受取利息が当初の予定よりも少なくなります。
| 預入後経過期間 | 適用される中途解約利率 |
|---|---|
| 6ヶ月未満 | 普通預金利率 |
| 6ヶ月以上1年未満 | 約定利率×50% |
| 1年以上 | 約定利率×70% |
※上記は一般的な例であり、実際の利率はPayPay銀行の規定によります。
解約元利金は、普通預金口座に入金されます。普通預金口座を解約する場合は、定期預金を解約した後、普通預金残高に解約元利金が反映されていることを確認してから、口座解約手続きを進めてください。
外貨預金の解約手順
外貨預金を保有している場合も、口座解約前に外貨預金の解約が必要です。
- PayPay銀行にログイン
- 「外貨預金」メニューを選択
- 解約したい外貨預金を選択
- 円貨に換金するか、他の外貨に交換するかを選択
- 為替レートを確認し、解約手続きを実行
- ワンタイムパスワードを入力して解約完了
外貨預金解約時の注意点
- 為替手数料が発生します:外貨を円貨に換金する際、為替手数料がかかります。
- 為替レートの変動リスク:預入時よりも円高になっている場合、為替差損が発生する可能性があります。
- 解約タイミング:為替相場の動向を見ながら、有利なタイミングで解約することをおすすめします。
②PayPay銀行のカードローンの全額返済と解約手順
PayPay銀行でカードローンを利用している場合、必ず全額返済してから解約手続きを行う必要があります。残債がある状態では口座解約ができません。
カードローンの全額返済方法
- PayPay銀行にログイン
- 「ローン」メニューから現在の借入残高を確認
- 「返済」を選択し、全額返済を実行
- 返済額は、元金+利息+その他手数料の合計金額となります
- 普通預金口座から返済金額が引き落とされます
全額返済の注意点
- 利息の日割り計算:返済日までの利息が日割りで計算されるため、返済日によって総返済額が変わります。
- 残高不足に注意:普通預金口座に返済額以上の残高がない場合、返済が実行されません。事前に十分な残高を用意してください。
- 返済確認:返済手続き後、借入残高が「0円」になっていることを必ず確認してください。
カードローンの解約手順
全額返済が完了したら、カードローン契約の解約手続きを行います。
【引き続き普通預金口座を利用する場合】
- PayPay銀行にログイン
- 「ローン」>「解約」を選択
- ※LINEからログインの場合:「カードローン」>「カードローン解約」
- ※PayPayアプリからログインの場合:「カードローン」>「解約」
- 解約内容を確認し、ワンタイムパスワードを入力
- 解約完了
【普通預金口座も解約する場合】
- 全額返済を完了させる
- PayPay銀行にログイン
- 「各種手続」>「口座解約」を選択
- 口座解約手続きを進めると、カードローンも同時に解約されます
なお、(旧)おまとめローン、(旧)カードローン、(旧)クレジットラインをご契約の場合も、同様の手順で解約が可能です。
③PayPay銀行の口座自動振替・定額自動入金サービスの解約方法
公共料金や携帯電話料金などを口座自動振替で支払っている場合、または定額自動入金サービスを利用している場合は、口座解約前にこれらのサービスを解約または変更する必要があります。
口座自動振替の解約方法
口座自動振替の解約方法は、民間収納企業と地方公共団体の公金で手続きが異なります。
【民間収納企業の場合】
- まず収納企業(電気会社、ガス会社、携帯電話会社など)に解約の連絡をする
- 収納企業での解約手続き完了後、PayPay銀行にログイン
- 「明細・振込・振替」>「口座自動振替契約照会」を選択
- 解約する収納企業の「解約」ボタンをクリック
- 解約手続き完了
注意点:解約受付欄が「解約手続き中」と表示されている場合は、まだ解約が完了していません。この状態で収納企業から口座振替の請求があった場合、引き落としが実行されることがあります。解約が完了すると、該当の収納企業が「口座自動振替契約照会」画面から削除されます。
【地方公共団体の公金の場合】
- 地方公共団体の各担当窓口より「口座振替解約依頼書」を取り寄せる
- 必要事項を記入する
- 以下の宛先へ郵送する
郵送先:
〒352-8761
新座郵便局私書箱61号
PayPay銀行 プロセッシングセンター 行
※郵送のみ可。宅配便・メール便は不可。
定額自動入金サービスの解約方法
定額自動入金サービスは、他行からPayPay銀行口座へ自動的に資金を移動するサービスです。このサービスを利用している場合は、以下の手順で解約してください。
- PayPay銀行にログイン
- 「明細・振込・振替」>「契約照会/入金額変更/解約」を選択
- 解約したい契約を選択
- 「解約」ボタンをクリック
- 解約内容を確認し、手続き完了
重要な注意点:
次回引落日の7営業日前の前日を過ぎて解約手続きを行った場合、解約後に引き落としが実行されます。解約手続き完了画面および手続き後に送られるメール(LINEからログインの場合はLINEトーク)で、最終のお引落日を必ず確認してください。
PayPay銀行のFX口座・証券口座の解約について
PayPay銀行でFX取引や証券取引を行っている場合、これらの口座も解約が必要です。
FX口座の解約方法
- すべてのポジションを決済する
- FX口座内の資金を普通預金口座へ出金する
- PayPay銀行にログイン
- 「FX」メニューから「口座解約」を選択
- 解約手続きを実行
注意点:未決済のポジションがある場合、FX口座の解約はできません。すべてのポジションを決済し、損益を確定させてから解約手続きを進めてください。
証券口座の解約方法
- 保有している株式、投資信託などをすべて売却または他社へ移管する
- 証券口座内の資金を普通預金口座へ出金する
- 証券口座の解約手続きを実行
注意点:証券口座の解約には時間がかかる場合があります。特に株式の移管手続きは数週間かかることもあるため、余裕を持って手続きを開始してください。
PayPay銀行のビジネス口座(BA-PLUS)の解約手順
法人や個人事業主が利用するビジネス口座(BA-PLUS)を解約する場合、通常の個人口座とは手続きが異なります。
BA-PLUSプラス口座(追加口座)の解約方法
- 「BA-PLUS設定」の権限がある利用者IDでBA-PLUSにログイン
- 「BA-PLUS設定」>「プラス口座解約」を選択
- 解約する口座を選択し「次へ」をクリック
- 口座残高がある場合は、資金移動先口座を指定
- 「確認」をクリック
- ログインしている利用者IDのワンタイムパスワードを入力
- 「解約」をクリックすると、即時解約されます
代表口座の解約方法
- BA-PLUSを契約している場合は、事前にBA-PLUSの契約解除を行う
- ご利用中のサービス(定期預金、FX、外貨預金など)を解約する
- オプションサービス手数料引落口座を変更する(該当する場合)
- BA-PLUSにログイン
- 「各種手続」>「口座解約」を選択
- 解約代わり金がある場合は、受取口座を入力
- アンケートに回答し「確認」を選択
- 入力内容を確認し、ワンタイムパスワードを入力
- 「解約」を選択すると、手続き完了
注意点:
- Webからの手続きができない場合は、お問い合わせフォームより連絡してください。
- 法人口座の場合、代表者印や登記簿謄本などの書類提出が必要になる場合があります。
- ビジネス口座の解約には、個人口座よりも時間がかかることがあります。
PayPay銀行解約時のよくあるトラブルと対処法

PayPay銀行の口座解約手続きを進める際、さまざまなトラブルが発生することがあります。ここでは、解約時によくあるトラブルとその対処法を詳しく解説します。事前に対処法を知っておくことで、スムーズに解約手続きを完了させることができます。
①PayPay銀行のトークンを紛失・破損した場合の対処法
トークンは口座解約に必須のアイテムですが、紛失や破損してしまうケースがあります。トークンがない状態では、Web上での解約手続きができません。以下の対処法を参考にしてください。
カード型トークンを紛失した場合
選択肢1:トークンアプリに切り替える(推奨・無料)
カード型トークンを紛失した場合、無料のトークンアプリに切り替えることで、Web解約が可能になります。
- スマートフォンにトークンアプリをダウンロード
- PayPay銀行にログイン(ログインパスワードと暗証番号が必要)
- 画面の案内に沿ってトークンアプリの登録を実行
- 登録完了後、トークンアプリでワンタイムパスワードが生成できるようになります
- 通常通りWeb解約手続きが可能
選択肢2:カード型トークンを再発行する(有料:2,200円)
- PayPay銀行にログイン
- 「キャッシュカード・トークン再発行」を選択
- 再発行理由で「紛失」を選択
- 暗証番号を入力して申込完了
- 再発行手数料2,200円が即時引き落とされます
- 新しいトークンが1週間程度で郵送されます
- 届いたトークンを登録後、解約手続きが可能
選択肢3:書面で解約手続きを行う
急いで解約したい場合や、ログインパスワード・暗証番号もわからない場合は、書面での解約手続きを選択してください。
- PayPay銀行のチャットサポートにアクセス
- 「トークンを紛失したため口座解約したい」と伝える
- 本人確認を行い、解約申込書類を郵送してもらう
- 書類に記入して返送
- 1~2週間程度で解約完了
トークンアプリを誤って削除した場合
トークンアプリを誤ってスマートフォンから削除してしまった場合でも、再登録することで復旧できます。
- トークンアプリを再ダウンロード
- PayPay銀行にログイン(ログインパスワードと暗証番号が必要)
- 画面の案内に沿ってトークンアプリを再登録
- 再登録完了後、すぐに利用可能
店番号・口座番号・ログインパスワード・暗証番号がわからない場合は、チャットでお問い合わせください。
カード型トークンが破損・故障した場合
カード型トークンが物理的に破損したり、液晶画面に「EEEEEE」と表示されて使えなくなった場合は、以下の対処法があります。
- トークンアプリへの切り替え(無料・推奨)
- カード型トークンの再発行(有料:2,200円)
※カード型トークンは、ワンタイムパスワードを18,000回表示、または製造から10年を経過すると「EEEEEE」を表示して利用できなくなります。
②PayPay銀行のログインパスワード・暗証番号を忘れた場合
ログインパスワードや暗証番号を忘れてしまった場合でも、再設定または再発行の手続きを行うことで、Web解約が可能になります。
ログインパスワードのみ忘れた場合
- PayPay銀行の「ログインパスワード再設定」ページにアクセス
- 店番号・口座番号・暗証番号を入力
- 口座開設時に登録したメールアドレスに仮パスワードが送信されます
- 仮パスワードでログインし、新しいパスワードを設定
- 通常通り解約手続きが可能
ログインパスワードと暗証番号の両方を忘れた場合
- 「はじめてのログイン(初期設定)」ページにアクセス
- 店番号・口座番号を入力
- メール(LINEから口座開設した場合はLINEトーク)で仮パスワードが送信されます
- 仮パスワードでログインし、新しいパスワードと暗証番号を設定
- 設定完了後、解約手続きが可能
メールアドレスも変更していて受信できない場合
口座開設時に登録したメールアドレスから変更していて、仮パスワードを受信できない場合は、以下の方法でお問い合わせしてください。
- 個人のお客さま:お問い合わせ・ご案内ページから連絡
- 個人事業主のお客さま:お問い合わせフォームから連絡
本人確認を行った後、パスワード・暗証番号の再設定手続きが案内されます。
パスワード入力を複数回間違えてロックされた場合
ログインパスワードを連続して間違えると、セキュリティのためにアカウントがロックされます。この場合は以下の対処法があります。
- 24時間待つ:一定時間経過後、自動的にロックが解除されます。
- すぐに解除したい場合:チャットサポートに連絡し、本人確認を行った上でロック解除を依頼してください。
③PayPay銀行の解約後のログインと取引履歴確認
PayPay銀行の口座解約後も、1ヶ月間はログインが可能です。この期間を利用して、必要な情報を確認・保存しておきましょう。
解約後にログイン可能な期間と確認できる情報
- ログイン可能期間:解約手続き完了後1ヶ月間
- 確認できる情報:
- 過去の取引履歴
- 解約手続きの詳細
- 解約代わり金の振込状況
- メッセージボックスの内容
取引履歴の保存方法
解約後1ヶ月を過ぎるとログインができなくなるため、必要な取引履歴は早めに保存しておくことをおすすめします。
- PayPay銀行にログイン
- 「明細・振込・振替」メニューから取引履歴を表示
- 必要な期間の取引履歴を選択
- 画面をPDFとして保存、または印刷する
- CSVファイルでダウンロードできる場合は、データとして保存
保存しておくべき取引履歴の例
- 確定申告に必要な入出金記録
- 公共料金の引き落とし履歴
- 給与振込の記録
- 重要な振込や送金の記録
解約証明書が必要な場合
住宅ローンや自動車ローンを完済した際、金融機関から「解約証明書」の提出を求められることがあります。PayPay銀行では、口座解約に関する証明書をチャットまたは電話で依頼することで発行してもらえます。
カードローンを解約した場合も同様に、解約証明書が必要であれば依頼してください。
PayPay銀行の解約代わり金の振込エラー時の対応
解約代わり金の振込時にエラーが発生するケースがあります。主な原因と対処法は以下の通りです。
| エラーの原因 | 対処法 |
|---|---|
| 振込先口座番号の入力ミス | 組戻し手続きが行われ、普通預金口座に返金されます。再度正しい口座情報で手続きしてください。 |
| 振込先口座の名義人が異なる | 金融機関によっては振込が実行されない場合があります。正しい名義人の口座を指定してください。 |
| 振込先口座が解約済み | 振込が実行されず、組戻しされます。有効な口座を指定して再手続きしてください。 |
| 振込先金融機関のシステムメンテナンス | メンテナンス終了後に自動的に振込が実行されます。通常より入金が遅れることがあります。 |
振込エラーが発生した場合の連絡方法
- PayPay銀行のチャットサポートに連絡
- 「解約代わり金の振込エラーについて相談したい」と伝える
- 店番号・口座番号・解約日を伝える
- エラーの原因と対処法を案内してもらう
- 必要に応じて再手続きを実施
振込エラーを防ぐための確認事項
- 振込先口座の金融機関名・支店名・口座番号を正確に入力する
- 口座名義人のカタカナ表記を正確に入力する(濁点・半濁点に注意)
- 振込先口座が有効であることを事前に確認する
- 入力内容を確認画面で必ず再チェックする
PayPay銀行から他行への乗り換え時のチェックリスト
PayPay銀行から他の銀行へ乗り換える場合、解約前後に確認すべき重要な項目があります。以下のチェックリストを活用してください。
解約前の確認事項
- □ 新しい銀行口座の開設が完了している
- □ 新しい口座のキャッシュカード・通帳を受け取っている
- □ 新しい口座でインターネットバンキングが利用可能
- □ 給与振込先の変更手続きが完了している
- □ 年金受取口座の変更手続きが完了している
- □ 公共料金の引き落とし口座を変更している(電気・ガス・水道・電話など)
- □ クレジットカードの引き落とし口座を変更している
- □ 保険料の引き落とし口座を変更している
- □ サブスクリプションサービスの支払い方法を変更している
- □ ネット通販サイトの登録口座を変更している
- □ PayPayアプリに登録している銀行口座を変更している
解約後の確認事項
- □ 解約代わり金が新しい口座に入金されたことを確認
- □ 取引履歴を保存している
- □ キャッシュカード・トークンを適切に処分した
- □ 変更漏れの口座引き落としがないか確認(1~2ヶ月モニタリング)
- □ PayPay銀行からの郵送物が届かなくなったか確認
口座引き落としの変更漏れを防ぐコツ
- 過去6ヶ月分の取引履歴を確認し、定期的な引き落としをリストアップ
- 各サービスのWebサイトまたはアプリで支払い方法を確認・変更
- 変更完了メールを保存しておく
- 解約後1~2ヶ月間は新口座の入出金明細を注意深くチェック
乗り換え先銀行の選び方のポイント
- ATM手数料:コンビニATMや提携ATMの利用手数料を確認
- 振込手数料:他行宛振込の手数料と無料回数を確認
- インターネットバンキング:使いやすさとセキュリティを確認
- 金利:普通預金・定期預金の金利を比較
- サービス内容:自分が利用したいサービスが提供されているか確認
これらの確認事項を漏れなくチェックすることで、スムーズに他行へ乗り換えることができます。特に給与振込や公共料金の引き落としは、変更漏れがあると生活に支障が出る可能性があるため、慎重に確認してください。
まとめ:PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座解約方法
いかがでしたでしょうか。PayPay銀行の口座解約は、事前に関連サービスを解約し、トークンとパスワードを準備すればWeb上で即時完了できます。ただし、トークン紛失時や解約代わり金が1000万円を超える場合は書面手続きが必要になるため、該当する方はチャットサポートへの問い合わせをおすすめします。解約代わり金は翌営業日に指定口座へ振り込まれるため、受取先口座の情報を正確に入力しましょう。
ポイント
- Web解約は即時完了するが、事前に定期預金・カードローン・FXなどの関連サービス解約が必須
- トークンとログインパスワードが必要で、どちらか紛失している場合は書面手続きに変更
- 解約代わり金は翌営業日(土日祝・年末年始除く)に指定口座へ振込
- 解約後1ヶ月間はログイン可能で取引履歴の確認ができる
- キャッシュカードとトークンは裁断して口座番号が見えないよう処分する
