みずほ銀行の口座解約をお考えですか?口座解約には通帳・キャッシュカード・届出印・本人確認書類の4点が必要で、通常支店は店舗窓口、インターネット支店は電話での手続きとなります。解約前には公共料金の引き落としや給与振込の変更、残高の確認が必須です。この記事では、みずほ銀行の口座解約方法を手順ごとに詳しく解説します。スムーズに手続きを進めたい方はぜひ参考にしてください。
①みずほ銀行口座解約の基本情報

①みずほ銀行の解約方法は2種類
みずほ銀行の口座解約方法は、口座の種類によって大きく2つに分かれます。
まず、通常支店(店番号が560以外)の口座をお持ちの場合は、みずほ銀行の店舗窓口での手続きが必要です。お取引店だけでなく、お近くのみずほ銀行の店舗でも解約手続きが可能ですので、わざわざ口座開設した支店まで足を運ぶ必要はありません。
一方、インターネット支店(店番号560)の口座をお持ちの場合は、店舗での手続きではなく、みずほダイレクトヘルプデスクへの電話による手続きとなります。インターネット支店は実店舗を持たないため、電話や郵送でのやり取りが中心となります。
また、みずほ銀行では総合口座は原則として1人1口座とされていますが、給与振込用口座など利用目的によっては2つ目の口座を開設できる場合があります。複数口座をお持ちの方は、どの口座を解約するのか事前に確認しておきましょう。
②解約に必要なもの(通常支店の場合)
みずほ銀行の通常支店で口座解約をする際には、以下の4点を必ず持参する必要があります。
- 通帳またはキャッシュカード
- 届出印
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 解約する口座の口座番号がわかるもの
特に注意が必要なのは届出印です。口座開設時に銀行に届け出た印鑑を持参する必要があります。届出印がわからない場合や紛失してしまった場合は、別途手続きが必要となり、解約までに時間がかかることがあります。
また、印鑑レス口座をご利用の方は、キャッシュカードを必ず持参してください。印鑑レス口座とは、印鑑の届け出をせずに開設した口座のことです。
通帳やキャッシュカードを紛失している場合でも解約手続きは可能ですが、追加の本人確認や時間がかかる可能性があるため、可能な限り揃えて持参することをおすすめします。
なお、みずほe-口座(通帳を使用しない口座)の場合は、通帳の持参は不要です。キャッシュカードと届出印、本人確認書類を持参すれば解約手続きができます。
③解約にかかる手数料と所要時間
みずほ銀行の普通預金口座の解約については、手数料は一切かかりません。無料で解約手続きができますので、安心して手続きを進めることができます。
解約手続きにかかる時間は、店舗の混雑状況にもよりますが、通常30分から1時間程度です。平日の午前中や月末・月初は混雑する傾向がありますので、時間に余裕を持って来店することをおすすめします。
また、みずほ銀行では来店予約サービスを提供しています。事前に来店予約をしておくことで、待ち時間を短縮しスムーズに手続きを進めることができます。来店予約は、みずほ銀行のウェブサイトから簡単に行うことができます。
ただし、定期預金を満期前に解約する場合や、通帳やキャッシュカードを紛失している場合は、通常よりも時間がかかる可能性があります。定期預金の中途解約の場合は、期日前解約利率が適用されるため、利息が減額される点にも注意が必要です。
解約手続きが完了すると、口座に残っていた残高はその場で現金で受け取ることができます。高額の現金を引き出す場合は、ATMの限度額や窓口の対応時間に注意し、事前に銀行へ相談しておくとよいでしょう。
②みずほ銀行の口座種類別解約手順

①通常支店の口座解約手順(店舗での手続き)
みずほ銀行の通常支店(店番号が560以外)の口座を解約する場合は、以下の手順で手続きを進めます。
【ステップ1】必要なものを準備する
まず、解約に必要な以下の4点を準備しましょう。
- 通帳またはキャッシュカード
- 届出印
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 解約する口座の口座番号がわかるもの
【ステップ2】来店予約をする(推奨)
みずほ銀行の来店予約サービスを利用すると、待ち時間を短縮できます。ウェブサイトから希望する店舗と日時を選んで予約することができます。予約なしでも手続きは可能ですが、混雑時は長時間待つ可能性があります。
【ステップ3】みずほ銀行の店舗窓口へ来店する
お取引店だけでなく、お近くのみずほ銀行の店舗でも解約手続きが可能です。ただし、一部の店舗では取り扱いできない場合もあるため、不安な方は事前に電話で確認しておくとよいでしょう。
【ステップ4】窓口で解約の申し出をする
窓口で「口座を解約したい」と伝えます。銀行員から所定の解約請求書を渡されますので、必要事項を記入します。
【ステップ5】解約請求書に記入・押印する
解約請求書には、氏名、住所、口座番号などの情報を記入し、届出印で押印します。印鑑レス口座の場合は、署名で手続きを進めます。
【ステップ6】本人確認と手続き完了
銀行員が本人確認書類を確認し、口座の状況をチェックします。問題がなければ、その場で解約手続きが完了します。口座に残っていた残高は現金で受け取ることができます。
解約手続きが完了すると、通帳やキャッシュカードは銀行に返却することになります。その場で穴を開けて無効化されるか、銀行側で廃棄処理されます。
②インターネット支店(店番号560)の口座解約手順
みずほ銀行のインターネット支店(店番号560)の口座を解約する場合は、店舗窓口ではなく、電話での手続きとなります。
【ステップ1】みずほダイレクトヘルプデスクに電話する
インターネット支店の口座解約は、みずほダイレクトヘルプデスク(インターネット支店に関するお問い合わせ)に電話をして手続きを進めます。
電話番号や受付時間は、みずほ銀行の公式ウェブサイトで確認できます。本人確認のため、口座番号や生年月日などの情報を準備しておきましょう。
【ステップ2】解約の申し出をする
オペレーターに「口座を解約したい」と伝えます。本人確認が行われた後、解約手続きに必要な書類が自宅に郵送されます。
【ステップ3】郵送された書類に記入し返送する
みずほ銀行から送られてきた解約手続き書類に必要事項を記入し、署名または押印します。本人確認書類のコピーなど、必要書類を同封して返送します。
【ステップ4】解約完了
みずほ銀行が書類を受領し、内容に問題がなければ解約手続きが完了します。口座に残高がある場合は、指定した口座に振り込まれるか、郵便為替などで受け取ることになります。
なお、インターネット支店では通帳や証書を発行していません。取引履歴が必要な場合は、解約前にみずほダイレクトの入出金明細照会で確認し、必要に応じて保存しておきましょう。
③定期預金がある場合の解約手順
みずほ銀行で定期預金を保有している場合、普通預金口座とは別に解約手続きが必要です。
みずほダイレクトでの定期預金解約
みずほダイレクト(インターネットバンキング)をご契約済みの方は、オンラインで定期預金の解約手続きができます。
定期預金の解約方法は以下の2種類があります。
- 今すぐ解約(即時解約):定期預金明細を即時に解約する方法。満期日当日の解約もこちらで手続きします。
- 満期日に解約(解約予約):定期預金明細が満期日に自動的に解約されるよう予約する方法。
解約元利金は、同一取引店の総合普通預金口座に入金されます。
ATMでの定期預金解約
以下の条件をすべて満たす場合、ATMで定期預金の解約手続きができます。
- スーパー定期、変動金利定期預金、期日指定定期預金のいずれか
- 総合口座の定期預金
- 1回当たりの解約金額が元金300万円以下
ただし、みずほe-口座(通帳を使用しない口座)ではATMでの定期預金解約はできません。
店舗窓口での定期預金解約
みずほダイレクトやATMで解約できない定期預金は、店舗窓口での手続きが必要です。通帳または証書、届出印、本人確認書類を持参して来店しましょう。
満期前解約の注意点
満期日前に定期預金を解約する場合は、みずほ銀行所定の期日前解約利率が適用されます。当初約束した金利よりも低い利率が適用されるため、受け取れる利息が大幅に減額される点に注意が必要です。
期日前解約利率は、定期預金の種類や預入期間によって異なりますので、詳しくはみずほ銀行の商品概要説明書を確認するか、店舗窓口で問い合わせることをおすすめします。
また、インターネット支店の定期預金は期日前解約ができません。相談が必要な場合は、みずほダイレクトヘルプデスク(インターネット支店に関するお問い合わせ)まで連絡しましょう。
③みずほ銀行口座を解約する前の注意点

①解約前に確認すべきチェックリスト
みずほ銀行の口座を解約する前に、以下の項目を必ず確認しましょう。確認を怠ると、支払いが滞ったり、給与が受け取れなくなったりするトラブルが発生する可能性があります。
解約前の確認チェックリスト
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座振替・自動引き落とし | 公共料金、クレジットカード、携帯電話料金、保険料、税金などの引き落としがないか確認 |
| 給与・年金の振込 | 給与や年金の振込先に設定していないか確認 |
| 定期預金・積立預金 | 定期預金や積立預金が残っていないか確認 |
| ローン・カードローン | 住宅ローンやカードローンの返済口座に設定していないか確認 |
| 投資信託・NISA口座 | 投資信託やNISA口座が紐付いていないか確認 |
| みずほダイレクト | インターネットバンキングの契約が残っていないか確認 |
| 口座残高 | 残高をゼロにしているか、または全額引き出せる状態か確認 |
| 通帳・キャッシュカード | 通帳やキャッシュカードの所在を確認(紛失している場合は別途手続きが必要) |
特に注意が必要なのは、口座振替や自動引き落としです。解約後も引き落としが設定されたままだと、支払いが滞り、延滞料金が発生したり、サービスが停止されたりする可能性があります。
また、給与や年金の振込先に設定している場合は、勤務先や年金事務所に新しい振込先口座を届け出る必要があります。手続きには時間がかかることがあるため、解約予定日の1~2ヶ月前には変更手続きを開始することをおすすめします。
②口座振替・自動引き落としの変更手続き
みずほ銀行の口座を解約する前に、口座振替や自動引き落としの変更手続きを必ず完了させておきましょう。
主な口座振替・自動引き落としの種類
- 公共料金:電気、ガス、水道
- 通信費:携帯電話、固定電話、インターネット回線
- クレジットカード:各種クレジットカードの引き落とし
- 保険料:生命保険、医療保険、自動車保険など
- 税金:住民税、固定資産税、自動車税など
- NHK受信料
- 各種サブスクリプション:動画配信、音楽配信、オンラインサービスなど
変更手続きの方法
口座振替の変更手続きは、各サービスの提供事業者に直接連絡して行います。変更方法は事業者によって異なりますが、主に以下の3つの方法があります。
- インターネットでの変更:各事業者のマイページや会員サイトから変更
- 郵送での変更:口座振替依頼書を取り寄せて記入し、郵送で提出
- 店舗での変更:事業者の店舗窓口で直接手続き
変更手続きには1~2ヶ月程度かかる場合があります。特に郵送での手続きは時間がかかるため、余裕を持って手続きを開始しましょう。
みずほ銀行での口座振替解約手続き
インターネットで申し込んだ口座振替については、みずほ銀行の店舗でも解約手続きができます。ただし、口座振替が行われた後での取り消しはできませんので注意が必要です。
店舗で口座振替を解約する場合は、以下のものを持参してください。
- キャッシュカードまたは通帳
- お届け印(印鑑レス口座の場合も必ず印鑑をご用意ください)
- 本人確認書類
- 収納機関や料金種類がわかるもの(請求書など)
なお、手続きいただく店舗によって解約手続きが可能なタイミングが異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
③残高をゼロにする方法と注意点
みずほ銀行の口座を解約する際は、口座残高をゼロにしておくか、解約時に全額を引き出す必要があります。
残高をゼロにする方法
口座残高をゼロにする方法は、以下の3つがあります。
- ATMで全額引き出す:みずほ銀行のATMやコンビニATMで残高を全額引き出す
- 他の口座に振り込む:みずほダイレクトや窓口から他の口座に全額振り込む
- 解約時に窓口で受け取る:解約手続き時に窓口で残高を現金で受け取る
最も簡単な方法は、解約手続き時に窓口で残高を受け取る方法です。事前に残高をゼロにする必要はなく、解約時にその場で現金を受け取ることができます。
ATM引き出しの注意点
ATMで残高を引き出す場合は、1日あたりの引き出し限度額に注意が必要です。みずほ銀行のATMでは、キャッシュカードによる1日の引き出し限度額が設定されています。
高額の残高がある場合は、以下の方法を検討しましょう。
- 引き出し限度額を一時的に引き上げる:みずほダイレクトまたは店舗窓口で手続き可能
- 複数日に分けて引き出す:限度額の範囲内で数日かけて引き出す
- 窓口で引き出す:店舗窓口であれば高額でも一度に引き出せる
休眠預金に注意
みずほ銀行では、2009年1月1日以降のお取引から10年以上その後のお取引がない預金は休眠預金となり、預金保険機構に移管されます。
ただし、休眠預金として移管された場合でも、印鑑やキャッシュカードまたは通帳、本人確認書類を持参することで、引き続きみずほ銀行の預金口座として利用することができます。
解約を予定している口座が休眠状態になっていないか心配な場合は、ATMで残高照会を試してみましょう。残高照会ができる場合は休眠預金ではありません。
端数の処理
口座に1円未満の端数が残っている場合でも、解約時に銀行側で適切に処理されますので心配は不要です。
また、解約後に入金があった場合(例:口座振替の返金など)は、みずほ銀行から連絡が来ることがありますが、基本的には解約前にすべての入出金が完了している状態にしておくことが望ましいです。
④みずほ銀行口座が解約できないケースと対処法

①解約できない主なケースとその理由
みずほ銀行の口座は、以下のような場合にはすぐに解約できないことがあります。
ローンの返済が残っている場合
住宅ローン、カードローン、その他のローンの返済口座に設定されている場合、ローンを完済するか、返済口座を別の口座に変更するまで解約できません。
特に住宅ローンの場合は、総合口座が担保として設定されているケースがあります。この場合、ローンを完済しない限り口座の解約は認められません。
対処法:まずはローンの完済を目指すか、返済口座の変更手続きを行いましょう。返済口座の変更は、みずほ銀行の店舗窓口またはみずほダイレクトで手続きできます。
カードローンの契約が残っている場合
みずほ銀行カードローンを契約している場合、元金や貸越利息が残っていると解約できません。また、借入残高がゼロでも、カードローン契約自体が解約されていない場合は口座解約ができません。
対処法:カードローンを解約するには、まず借入残高を完済し、その後にカードローンの解約手続きを行います。カードローンの解約は、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルに電話するか、お取引店の店舗で手続きできます。
手続きに必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- カードローンカード(キャッシュカード一体型の場合はキャッシュカード)
- お届け印
定期預金が残っている場合
定期預金や積立定期預金が残っている場合、普通預金口座だけを先に解約することはできません。まず定期預金を解約してから、普通預金口座の解約手続きを行う必要があります。
対処法:定期預金の解約は、みずほダイレクト、ATM、または店舗窓口で手続きできます。ただし、満期前の解約は期日前解約利率が適用され、利息が減額される点に注意してください。
投資信託・NISA口座が紐付いている場合
投資信託口座やNISA口座が紐付いている場合、これらの口座を先に解約しないと普通預金口座の解約ができません。
対処法:投資信託口座の解約は、保有している投資信託をすべて売却または解約してから、口座解約の手続きを行います。インターネット支店以外の場合は店舗窓口で、インターネット支店の場合はみずほダイレクトヘルプデスクに電話して手続きします。
口座振替・自動引き落としが設定されている場合
公共料金やクレジットカードなどの口座振替が設定されている場合でも、技術的には口座解約は可能です。ただし、解約後に引き落としができなくなり、支払い遅延やサービス停止のトラブルが発生します。
対処法:必ず解約前に、すべての口座振替を他の口座に変更しておきましょう。変更手続きには1~2ヶ月かかる場合があるため、余裕を持って手続きを開始してください。
みずほダイレクトの代表利用口座に設定されている場合
みずほダイレクト(インターネットバンキング)の代表利用口座に設定されている場合、その口座を解約するには、先にみずほダイレクトを解約するか、代表利用口座を別の口座に変更する必要があります。
対処法:みずほダイレクトの解約は、店舗窓口で手続きします。または、代表利用口座を別の口座に変更してから、元の口座を解約することもできます。
②届出印を紛失した場合の対処法
みずほ銀行の口座解約には届出印が必須ですが、紛失してしまった場合でも解約は可能です。ただし、通常よりも手続きに時間がかかります。
届出印を紛失した場合の手順
【ステップ1】届出印の確認
まず、自宅にある印鑑をすべて確認し、届出印がないか探してみましょう。複数の印鑑を持っている場合、どれが届出印かわからなくなっていることがあります。
届出印が分からない場合は、みずほ銀行の店舗窓口に持参し、印影照合をしてもらうことができます。
【ステップ2】印鑑変更手続き
届出印が見つからない場合は、印鑑変更手続きを先に行う必要があります。印鑑変更手続きは、みずほ銀行の店舗窓口で行います。
印鑑変更に必要なものは以下の通りです。
- 新しく届け出る印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
【ステップ3】解約手続き
印鑑変更手続きが完了したら、新しい届出印を使って口座解約の手続きを行うことができます。印鑑変更と解約手続きは、同日中に行うことも可能です。
印鑑レス口座の場合
印鑑レス口座を利用している場合は、届出印は不要です。キャッシュカードと本人確認書類を持参すれば、解約手続きができます。
自分の口座が印鑑レス口座かどうかわからない場合は、みずほ銀行の店舗窓口またはコールセンターに問い合わせて確認しましょう。
届出印紛失時の注意点
届出印を紛失した場合、不正利用のリスクがあります。特に通帳と一緒に紛失した場合は、速やかにみずほ銀行に連絡し、口座の利用停止を依頼しましょう。
また、印鑑変更手続きには数日から1週間程度かかる場合があります。急いで解約したい場合は、時間に余裕を持って手続きを開始してください。
③通帳・キャッシュカードを紛失した場合の対処法
通帳やキャッシュカードを紛失した場合でも、みずほ銀行の口座解約は可能です。ただし、追加の本人確認手続きが必要となり、通常よりも時間がかかります。
通帳・キャッシュカードを紛失した場合の手順
【ステップ1】紛失の届け出
まず、みずほ銀行に紛失の届け出をします。紛失届は、以下の方法で行うことができます。
- 電話での届け出:みずほ銀行紛失・盗難受付センターに電話(24時間365日受付)
- 店舗窓口での届け出:お近くのみずほ銀行店舗で手続き
紛失届を提出すると、その口座の取引が一時停止され、不正利用を防ぐことができます。
【ステップ2】本人確認書類を準備する
通帳やキャッシュカードがない場合、より厳格な本人確認が行われます。以下の本人確認書類を準備しましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 健康保険証(+住民票などの追加書類が必要な場合があります)
【ステップ3】店舗窓口で解約手続き
本人確認書類と届出印を持参して、みずほ銀行の店舗窓口で解約手続きを行います。窓口で「通帳(またはキャッシュカード)を紛失しているが、口座を解約したい」と伝えましょう。
銀行員が口座番号や取引履歴を確認し、本人確認を行った上で解約手続きを進めます。
みずほe-口座(通帳レス口座)の場合
みずほe-口座は通帳を発行しない口座です。この場合、通帳の持参は不要ですので、キャッシュカード、届出印、本人確認書類を持参すれば解約手続きができます。
キャッシュカードも紛失している場合は、届出印と本人確認書類だけで手続きが可能です。
通帳・キャッシュカード紛失時の注意点
通帳やキャッシュカードを紛失した場合は、不正利用のリスクが非常に高くなります。特に以下のような場合は、速やかに対応が必要です。
- 通帳と印鑑を一緒に紛失した場合:第三者に不正引き出しされる可能性があります
- キャッシュカードと暗証番号のメモを一緒に紛失した場合:ATMで不正利用される可能性があります
紛失に気づいたら、24時間以内にみずほ銀行に連絡し、口座の利用停止を依頼しましょう。
再発行と解約のどちらを選ぶべきか
通帳やキャッシュカードを紛失した場合、再発行してから解約する方法と、再発行せずに直接解約する方法の2つがあります。
解約を急いでいる場合は、再発行せずに直接解約する方が早く手続きが完了します。再発行には手数料(キャッシュカードの場合は税込1,100円)がかかり、発行までに時間もかかるため、解約するだけなら再発行は不要です。
ただし、解約前に口座から残高を引き出したい場合は、窓口で本人確認をした上で現金を受け取るか、キャッシュカードを再発行してATMで引き出す必要があります。
⑤まとめ:みずほ銀行の口座解約を完全ガイド|必要なものと手続きの流れを解説
いかがでしたでしょうか。
みずほ銀行の口座解約は、通常支店とインターネット支店で手続き方法が異なります。通常支店の場合は店舗窓口での手続きが必要で、通帳・キャッシュカード・届出印・本人確認書類を持参します。インターネット支店の場合は電話での手続きが中心となります。
解約前には必ず公共料金や給与振込などの変更を済ませ、残高をゼロにしておくことが重要です。また、定期預金やローンが残っている場合は解約できないケースもあるため、事前に確認が必要です。手続きをスムーズに進めるために、この記事のチェックリストを活用してください。
ポイント
- みずほ銀行の口座解約は通常支店の場合、店舗窓口での手続きが必要です
- 解約には通帳・キャッシュカード・届出印・本人確認書類の4点が必要です
- インターネット支店(店番号560)の解約は、みずほダイレクトヘルプデスクへの電話で手続きします
- 解約前に口座振替・自動引き落としを他の口座に変更し、残高をゼロにしておきましょう
- 定期預金やローンが残っている場合は解約できないため、事前に解約・完済が必要です
