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【解約方法】JCBカードの解約手順完全ガイド|損しないタイミングと注意点を徹底解説

【解約方法】JCBカードの解約手順完全ガイド|損しないタイミングと注意点を徹底解説

JCBカードの解約を検討されている方へ。JCBカードの解約方法は、カードの種類によって手続きが異なります。インターネットや電話で簡単に手続きできますが、解約前に確認しておかないと年会費の無駄払いやポイント失効、信用情報への影響など、思わぬ損失を被る可能性があります。本記事では、JCBカードの解約方法を契約経路別に詳しく解説し、解約前に必ずチェックすべき注意点、ベストなタイミング、解約後のカード処分方法まで完全網羅しています。

目次

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高橋健太/たかはしけんた(解約ナビ編集長)
高橋 健太(たかはし けんた)
サブスク・携帯キャリア・カード・各種サービスの「解約・退会手順と注意点」に特化した解説サイト「解約ナビ(kaiyaku.jp)」の編集長をやっております。2015年から解約情報を収集・検証し、つまずきやすいポイントを“最短ルート”で回避できる記事作りを重視しています。運営年数:10年以上。主なテーマ:サブスク解約・携帯キャリアMNP/オプション解約・クレカ/金融口座の解約・違約金/更新月の把握・クーリングオフ/初期契約解除。

①JCBカードの解約方法【カード種類別の手順】

解約くん
JCBカードの解約方法は、お持ちのカードの種類やグレードによって手続き方法が異なります。プラチナやザ・クラスなどの上位カードは電話でのみ手続き可能ですが、一般カードの場合はWebまたは電話のどちらでも解約できますよ。

JCBカードを解約する際は、まずお持ちのカードの種類を確認することが重要です。カードのグレードや種類によって、利用できる解約方法が異なるためです。JCBカードの解約方法は大きく分けて以下の3つがあります。

  • MyJCB(インターネット)からの解約
  • 電話(自動音声)での解約
  • 電話(オペレーター対応)での解約

一般カードやJCBオリジナルシリーズの多くは、24時間いつでも手続きできるインターネットや自動音声での解約が可能です。一方、JCBザ・クラスやプラチナカード、法人カードなど一部のカードは電話でオペレーターと直接やり取りする必要があります。

ここからは、それぞれの解約方法について詳しく解説していきます。ご自身のカードに合った方法を選んで、スムーズに手続きを進めましょう。

①MyJCB(インターネット)からのJCBカード解約手順

MyJCBは、JCBカードの会員専用WEBサービスです。インターネット環境があれば、24時間365日いつでも解約手続きができるため、最も便利な方法と言えます。電話のように受付時間を気にする必要もなく、自分のペースで手続きを進められます。

MyJCBからJCBカードを解約する手順は以下の通りです。

  1. MyJCBにログインする
  2. トップ画面上部のメニューから「お客様情報の照会・変更」を選択
  3. 「お客様情報の照会・変更」メニュー内から「一覧」を選択
  4. ページ最下部にある「JCBカードの退会に関するご案内」を選択
  5. 「退会手続きの前に、ご確認ください」の内容をよく読んで確認
  6. 次のページに進み、退会するカードと退会理由を選択してチェックを入れる
  7. 確認画面へ進む
  8. 退会内容確認画面で「退会する」ボタンをクリックして手続き完了

手続き自体は5~10分程度で完了します。ただし、退会手続きを進める前に、未払い残高やOki Dokiポイントの残高、公共料金の支払い設定など、確認すべき項目がいくつかあります。これらについては後ほど詳しく解説しますので、必ず確認してから手続きを進めてください。

ログインできない場合のJCBカード解約対処方法

MyJCBのIDやパスワードを忘れてしまった場合や、MyJCBに登録していない場合でも、インターネットから解約手続きができます。JCBが用意している専用の退会ページを利用しましょう。

ログインできない場合の手続き方法は以下の通りです。

  1. JCB公式サイトの「JCBカードの退会ページ」にアクセス
  2. 解約するJCBカードを手元に用意
  3. カード番号や個人情報を入力
  4. 画面の案内に従って手続きを進める

この方法でも、MyJCBにログインした場合と同様に解約手続きが可能です。ただし、カード番号や生年月日、登録している電話番号などの本人確認情報が必要になりますので、カードを手元に準備してから手続きを始めましょう。

②電話(自動音声)でのJCBカード解約手順

インターネットでの手続きが苦手な方や、パソコンやスマートフォンが手元にない場合は、電話での解約も可能です。自動音声による解約手続きは、24時間365日受付しており、オペレーターと話す必要がないため、気軽に利用できます。

電話で解約する際は、以下の情報を事前に準備しておきましょう。

  • 解約するJCBカード(手元に用意)
  • カードの暗証番号(4桁)
  • 暗証番号が不明な場合:生年月日+JCBに登録している電話番号

電話での解約手続きは、お持ちのカード番号の最初の3桁によって連絡先が異なります。カードの券面に記載されている16桁のカード番号を確認してから、適切な連絡先に電話をかけましょう。

カード番号354で始まる場合のJCBカード解約連絡先

カード番号が「354」で始まる場合は、JCB変更受付デスクに電話します。これは株式会社ジェーシービーが直接発行しているカードの番号です。

連絡先 電話番号 受付時間
JCB変更受付デスク(固定電話) 0120-800-962 9:00~17:00
(日曜・祝日・年末年始を除く)
JCB変更受付デスク(携帯電話・スマートフォン) 0570-00-5552(有料) 9:00~17:00
(日曜・祝日・年末年始を除く)

電話がつながったら、自動音声ガイダンスに従ってメニュー番号「3」を入力してください。その後、カード番号や暗証番号などの本人確認情報を入力することで、解約手続きが進みます。

カード番号354以外で始まる場合のJCBカード解約連絡先

カード番号が「354」以外で始まる場合は、カードの発行会社が株式会社ジェーシービー以外である可能性が高いです。この場合は、カード裏面の下部に記載されている電話番号に連絡して解約手続きを行います。

例えば、以下のような提携カードや地方銀行発行のJCBカードが該当します。

  • りそなJCBカード
  • 鹿児島カード(JCBブランド)
  • その他地方銀行・信用金庫発行のJCBカード

カード裏面に記載されている電話番号に連絡し、「カードを解約したい」と伝えれば、担当者が適切に案内してくれます。発行会社によって受付時間が異なる場合がありますので、平日の日中に電話をかけるのがおすすめです。

③電話(オペレーター対応)が必要なJCBカード

JCBカードの中には、インターネットや自動音声では解約できず、オペレーターとの直接対応が必要なカードがあります。これは主に上位グレードのカードや特殊なサービスが適用されているカードが該当します。

オペレーター対応が必要な主なカードは以下の通りです。

  • JCBザ・クラス
  • JCBプラチナ
  • JCBゴールド(一部)
  • JCB STAR MEMBERS適用中のカード
  • 法人カード

これらのカードを解約する場合は、カード裏面に記載されているカード発行会社の電話番号に連絡し、本人から直接解約の意思を伝える必要があります。オペレーターが解約理由や今後のサービス利用について確認する場合がありますので、時間に余裕を持って電話をかけることをおすすめします。

JCBザ・クラス/プラチナ/ゴールドの解約方法

JCBザ・クラス、JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミアなどのプレミアムカードは、特別なサービスや優待が付帯しているため、解約手続きも特別な対応となります。これらのカードはMyJCBや自動音声では解約できません

プレミアムカードの解約手順は以下の通りです。

  1. カード裏面に記載されている電話番号を確認
  2. 解約するカードを手元に用意
  3. カード裏面の電話番号に本人から電話をかける
  4. オペレーターに解約の意思を伝える
  5. 本人確認(氏名、生年月日、カード番号など)
  6. 解約理由の確認(引き止めや代替提案がある場合も)
  7. 注意事項の説明を受ける
  8. 解約手続き完了

プレミアムカードの場合、オペレーターから「今後も継続してご利用いただけませんか」といった引き止めや、他のカードへのダウングレード提案がある場合があります。解約の意思が固い場合は、はっきりと伝えることが大切です。

JCB STAR MEMBERS適用中のカードの解約方法

JCB STAR MEMBERSは、年間の利用金額に応じて自動的に適用されるJCBのメンバーシッププログラムです。年間30万円以上の利用がある場合、このサービスが適用されている可能性が高いです。

JCB STAR MEMBERSが適用されているカードは、一般カードであっても電話でのオペレーター対応による解約が必要になります。自分のカードがJCB STAR MEMBERS適用中かどうかわからない場合は、まずMyJCBにログインして確認するか、カード裏面の電話番号に問い合わせてみましょう。

解約手続きは以下の通りです。

  1. カード裏面に記載されている電話番号に連絡
  2. 本人確認後、解約の意思を伝える
  3. STAR MEMBERSの特典やポイント優遇について説明を受ける
  4. それでも解約する意思を伝える
  5. 解約手続き完了

法人カードの解約方法

JCB法人カードは、個人カードとは解約手続きが異なります。法人カードの場合、カード名義人本人だけでなく、会社の代表者や経理担当者が手続きを行う場合もあるため、より慎重な対応が必要です。

法人カードの解約手順は以下の通りです。

  1. カード裏面に記載されている電話番号を確認
  2. 解約するカードと会社情報(法人番号など)を用意
  3. カード裏面の電話番号に電話をかける
  4. 法人名・代表者名・カード番号などで本人確認
  5. 解約の意思を伝える
  6. 未払い残高や経費処理について確認
  7. 解約手続き完了

法人カードの場合、解約後も経費精算や会計処理が発生する可能性があります。解約のタイミングについては、経理担当者や税理士と相談してから決めることをおすすめします。また、従業員が持っている追加カードも同時に解約されるため、社内への周知も忘れずに行いましょう。

④特殊ケース:JCBカード契約者死亡時の解約手続き

JCBカードの契約者が亡くなった場合、MyJCBや自動音声での解約手続きはできません。この場合は、相続人や遺族の方が電話で連絡し、解約手続きを行う必要があります。

契約者死亡時の解約手続きは以下の通りです。

カードが手元にある場合
  1. カード裏面にカード発行会社の電話番号が記載されている場合:カード裏面の電話番号に連絡
  2. カード裏面に電話番号が記載されていない場合:JCB変更受付デスク(0120-800-962または0570-00-5552)に連絡し、自動音声案内で「8」を選択
カードが手元にない場合

カードが見つからない場合でも、JCB変更受付デスクに連絡すれば対応してもらえます。その際、以下の情報を準備しておくとスムーズです。

  • 契約者(故人)の氏名・生年月日
  • 契約者の住所
  • カード番号(わかる場合)
  • 連絡者と契約者との続柄
利用残高がある場合の対応

契約者死亡時にカードの利用残高が残っている場合は、原則として一括精算となります。ただし、状況によっては分割での支払いが認められる場合もありますので、JCBに相談してみましょう。

また、故人のカードで公共料金や携帯電話料金などの定期支払いを設定していた場合は、各契約先に連絡して支払い方法の変更手続きも必要です。カード会社への連絡後も2~3ヶ月はカード払いが継続する場合があるため、早めに各サービス会社に連絡することをおすすめします。

なお、死亡後も解約手続きをせずに放置すると年会費が発生する可能性があります。故人のカードを見つけた場合は、できるだけ早く解約手続きを行いましょう。

②JCBカードの解約前に必ず確認すべき7つのチェックポイント

解約くん
JCBカードを解約した後で「しまった!」と後悔しないために、解約前に必ずチェックしておきたい7つのポイントがあります。未払い残高やポイント残高、年会費のタイミング、公共料金の支払い設定、付帯サービス、クレジットヒストリー、そして付帯カードの状況をしっかり確認してから解約手続きを進めましょう。

JCBカードの解約手続き自体は簡単ですが、解約前の確認を怠ると思わぬ損失や不便が生じる可能性があります。一度解約してしまうと取り消すことはできませんので、以下の7つのチェックポイントを必ず確認してから解約を進めましょう。

①JCBカードの未払い残高の確認(リボ・分割・キャッシング)

JCBカードを解約する前に、まず未払い残高が残っていないかを必ず確認してください。未払い残高がある状態でも解約自体は可能ですが、リボ払い・分割払い・キャッシングの残高がある場合、解約後に一括請求される可能性があります。

確認すべき未払い残高の種類は以下の通りです。

  • リボ払いの残高:毎月一定額を支払う方式で利用した残高
  • 分割払いの残高:3回払い、6回払いなど分割で支払い中の残高
  • キャッシングの残高:現金を借り入れた場合の残高
  • 通常のショッピング利用分:直近の買い物でまだ引き落とされていない分

未払い残高の確認方法は、MyJCBにログインして「ご利用明細」や「お支払い予定」を確認するか、カード裏面の電話番号に問い合わせることで確認できます。特にリボ払いやキャッシングを利用している場合は、残高が高額になっている可能性があるため、必ず確認しましょう。

JCBカード解約時に一括請求されるケースとは

JCBカードを解約した場合でも、通常のショッピング利用分(1回払い・2回払い)は従来通り約定日に引き落としされます。しかし、以下のような残高がある場合は、一括請求される可能性が高いので注意が必要です。

支払い方法 解約後の対応 注意点
1回払い・2回払い 従来通り約定日に引き落とし 問題なし
リボ払い 一括請求される可能性が高い 残高が多いと高額請求になる
分割払い(3回以上) 一括請求される可能性が高い 残回数が多いと負担が大きい
キャッシング 一括請求される可能性が高い 利息も含めて一括返済

例えば、リボ払いで50万円の残高がある状態で解約すると、次回の引き落とし日に50万円が一括請求される可能性があります。口座残高が不足していると引き落としができず、遅延損害金が発生したり、信用情報に傷がついたりするリスクがあります。

一括請求に対応できない場合は、解約前にリボ払いや分割払いの残高を完済するか、一括返済できる金額まで減らしてから解約することをおすすめします。どうしても支払いが難しい場合は、解約を延期するか、JCBに相談して分割払いが継続できるか確認してみましょう。

②JCBカードのOki Dokiポイントの残高確認と使い切り方

JCBカードを利用すると貯まる「Oki Dokiポイント」は、解約と同時に失効してしまいます。長年JCBカードを使っていた場合、気づかないうちに多くのポイントが貯まっている可能性があるため、解約前に必ずポイント残高を確認し、使い切ってから解約しましょう。

Oki Dokiポイントの残高確認方法は以下の通りです。

  • MyJCBにログインして「ポイント照会」を確認
  • 毎月届く利用明細書に記載されているポイント残高を確認
  • JCBインフォメーションセンターに電話で問い合わせ

ポイントが残っている場合は、解約手続きをする前に必ず使い切ることが重要です。「少しだけだから」と放置すると、数千円から数万円分のポイントを無駄にしてしまうことになります。

JCBカードのおすすめのポイント交換先一覧

Oki Dokiポイントは、さまざまな商品やギフト券、他社ポイントに交換できます。特に1ポイント単位で使い切れる交換先を選ぶことで、無駄なくポイントを活用できます。

おすすめのポイント交換先は以下の通りです。

交換先 交換レート 最低交換ポイント おすすめ度
nanacoポイント 1ポイント=5円分 200ポイント~
(1ポイント単位)
★★★★★
端数まで使い切れる
Amazonでの買い物 1ポイント=3.5円分 1ポイント~ ★★★★★
すぐに使える
スターバックスカードへチャージ 1ポイント=4円分 200ポイント~ ★★★★☆
よく利用する人向け
JCBカードの支払いに充当 1ポイント=3円分 500ポイント~ ★★★★☆
利用額が多い人向け
楽天ポイント 1ポイント=4円分 200ポイント~ ★★★★☆
楽天ユーザー向け
dポイント 1ポイント=4円分 200ポイント~ ★★★★☆
ドコモユーザー向け
Pontaポイント 1ポイント=4円分 200ポイント~ ★★★☆☆
au・ローソンユーザー向け
JCB商品券 1,050ポイント=5,000円分 1,050ポイント~ ★★★☆☆
まとまったポイントがある場合

特におすすめはnanacoポイントへの交換です。200ポイント以上あれば1ポイント単位で交換できるため、端数まで無駄なく使い切ることができます。セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、nanacoが使える店舗は全国に多数あるため、使い道に困ることもありません。

また、Amazonをよく利用する方は、1ポイントから使える「Amazonでの買い物」への充当も便利です。ポイントをAmazonアカウントに登録するだけで、次回の買い物から自動的に適用されます。

ただし、ポイント交換の手続きが完了してから実際に反映されるまで数日~数週間かかる場合があります。解約前にポイント交換を申し込んでも、反映前に解約してしまうとポイントが無効になる可能性があるため、ポイント交換が完全に完了してから解約手続きを進めることをおすすめします。

③JCBカードの年会費のベストな解約タイミング

年会費が有料のJCBカードを利用している場合、解約のタイミングを間違えると次年度の年会費を無駄に支払うことになります。年会費は一度請求されると返金されないため、適切なタイミングで解約することが重要です。

JCBカードの年会費は、カードの種類によって金額が異なります。

カードの種類 年会費(税込)
JCBカード S 無料
JCBカード W / W plus L 無料
JCB一般カード 1,375円
(条件達成で無料)
JCBゴールド 11,000円
JCBゴールド ザ・プレミア 16,500円
JCBプラチナ 27,500円
JCBザ・クラス 55,000円

特にゴールドカード以上の上位カードを持っている場合、年会費が1万円以上かかるため、解約タイミングを1ヶ月間違えるだけで大きな損失となります。

JCBカードの有効期限月の月末までに解約すべき理由

JCBカードの年会費は、カードの有効期限月を基準に請求されます。次年度の年会費を支払わずに解約するためには、有効期限月の月末までに解約手続きを完了させる必要があります。

具体的な例で説明します。

【例】カードの有効期限が「03/24」(2024年3月)の場合

  • カード有効期限:2024年3月31日
  • 年会費適用期間:2024年4月1日~2025年3月31日
  • 年会費請求時期:2024年6月頃(有効期限月の3ヶ月後)

→ 2024年3月31日までに解約すれば、次年度(2024年4月~2025年3月)の年会費は請求されません。

→ 2024年4月1日以降に解約すると、次年度の年会費が請求されます。

有効期限はカード券面の表に記載されています。「03/24」のように「月/年」の形式で表示されていますので、必ず確認してから解約手続きを進めましょう。

また、年会費は一度請求されると返金されないため、「まだ1ヶ月しか使っていないのに1年分の年会費を支払った」ということになりかねません。特に有効期限月が近づいている場合は、できるだけ早めに解約手続きを進めることをおすすめします。

ただし、年会費無料のカード(JCBカード WやJCBカード Sなど)を利用している場合は、年会費を気にする必要はありません。いつ解約しても年会費は発生しないため、自分のタイミングで解約できます。

④JCBカードの公共料金・定期支払いの変更手続き

JCBカードを公共料金や各種サービスの支払いに設定している場合、解約前に必ず他のクレジットカードや銀行口座振替に変更しておく必要があります。解約後はカードが使えなくなるため、支払いができずに滞納してしまう恐れがあります。

JCBカードで支払っている可能性がある主なサービスは以下の通りです。

  • 公共料金:電気・ガス・水道
  • 通信費:携帯電話料金・インターネット回線料金・固定電話料金
  • 保険料:生命保険・自動車保険・火災保険
  • サブスクリプション:Netflix・Spotify・Amazon Prime・YouTubeプレミアムなど
  • 新聞:日本経済新聞・朝日新聞など
  • 学費:塾・習い事の月謝
  • ジムやスポーツクラブの月会費

これらのサービスを利用している場合、解約前に各サービス会社に連絡して、支払い方法を別のクレジットカードや銀行口座振替に変更しておきましょう。変更を忘れたまま解約すると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • サービスが停止される(電気・ガス・携帯電話など)
  • 遅延損害金が発生する
  • 信用情報に傷がつく
  • 督促状が届く

JCBカード解約時に変更に2~3ヶ月かかるサービスもあるので要注意

支払い方法の変更手続きは、サービスによっては完了までに2~3ヶ月かかる場合があります。特に以下のようなサービスは変更に時間がかかることが多いため、早めに手続きを始めることが重要です。

サービスの種類 変更にかかる期間 注意点
携帯電話料金 1~2ヶ月 ドコモ・au・ソフトバンクなど、変更手続きに時間がかかる
保険料 1~2ヶ月 次回更新月まで変更できない場合がある
公共料金 1~2ヶ月 地域によって対応が異なる
サブスクリプション 即時~1ヶ月 Netflix・Spotifyなどは比較的早い
NHK受信料 2~3ヶ月 変更手続きに最も時間がかかる

例えば、携帯電話料金の支払い方法を変更する場合、今月手続きをしても実際に新しい支払い方法が適用されるのは2ヶ月後ということがあります。その間、JCBカードでの支払いが継続されるため、新しい支払い方法での引き落としを確認してから解約することが大切です。

また、各サービス会社への連絡後も、2~3ヶ月はカード払いが継続する場合があります。解約したカードでも、この期間中は支払いが発生するため、口座残高を十分に確保しておきましょう。

支払い方法の変更手続きを確実に行うためには、以下の手順がおすすめです。

  1. MyJCBで定期支払いの設定状況を確認する
  2. 各サービス会社に連絡し、支払い方法の変更を依頼する
  3. 変更完了の通知を受け取る
  4. 実際に新しい支払い方法で引き落とされたことを確認する
  5. 確認後、JCBカードの解約手続きを進める

⑤JCBカードの付帯サービス(保険・優待)の確認

JCBカードには、年会費に応じてさまざまな付帯サービスが用意されています。解約するとこれらのサービスがすべて使えなくなるため、本当に解約してもよいか慎重に検討する必要があります。

JCBカードの主な付帯サービスは以下の通りです。

  • 海外旅行傷害保険:海外旅行中のケガや病気を補償
  • 国内旅行傷害保険:国内旅行中のケガを補償
  • ショッピング保険:購入した商品の破損・盗難を補償
  • 紛失・盗難補償:カードの不正利用を補償
  • JCB優待ガイド:レストラン・ホテル・レジャー施設の割引
  • チケットJCB:コンサート・舞台のチケット会員枠
  • 空港ラウンジサービス:国内・海外の空港ラウンジが無料利用可能(ゴールド以上)
  • コンシェルジュサービス:旅行やレストランの手配をサポート(プラチナ以上)

特にゴールドカード以上の上位カードを持っている場合、年会費以上の価値があるサービスを受けられることが多いため、解約前によく考えることをおすすめします。

JCBカード解約で海外旅行保険が使えなくなるデメリット

JCBカードの中でも、特に注意すべきは海外旅行傷害保険です。多くのJCBカードには海外旅行保険が付帯されており、海外旅行中のケガや病気、携行品の盗難などを補償してくれます。

JCBカード別の海外旅行保険の補償額は以下の通りです。

カードの種類 死亡・後遺障害 傷害・疾病治療 携行品損害 付帯条件
JCB一般カード 最高3,000万円 最高100万円 最高20万円 利用付帯
JCBゴールド 最高1億円 最高300万円 最高50万円 自動付帯
(一部利用付帯)
JCBプラチナ 最高1億円 最高1,000万円 最高100万円 自動付帯
JCBザ・クラス 最高1億円 最高1,000万円 最高100万円 自動付帯

特に海外旅行によく行く方や、近いうちに海外旅行の予定がある方は、解約前に以下の点を確認しましょう。

  • 他に海外旅行保険が付帯したクレジットカードを持っているか
  • 別途海外旅行保険に加入する予定はあるか
  • 海外旅行の予定は半年以内にあるか

もし他に海外旅行保険が付帯したカードを持っていない場合、海外旅行のたびに保険に加入する必要があり、その都度数千円の保険料が発生します。年に数回海外に行く方であれば、JCBカードの年会費を支払ってでも保険を維持したほうがお得な場合もあります。

また、JCBカードは日本発の国際ブランドであるため、海外での日本語サポートが充実しています。海外で困ったときに日本語で相談できるという安心感は、他のカードにはない大きなメリットです。

⑥JCBカードのクレジットヒストリー(クレヒス)の状態確認

JCBカードを解約する前に、自分のクレジットヒストリー(クレヒス)の状態を確認しておくことが重要です。クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用履歴・返済履歴のことで、信用情報機関に記録されています。

クレヒスが良好であれば、解約後に新しいクレジットカードを申し込んでも審査に通りやすいですが、クレヒスが悪化している場合は、解約後に新しいカードを作れなくなるリスクがあります。

クレヒスが悪化する主な原因は以下の通りです。

  • 支払いの延滞:引き落とし日に残高不足で支払いが遅れた
  • 複数回の延滞:何度も支払いが遅れている
  • 債務整理:任意整理・個人再生・自己破産の経験がある
  • 短期間に複数のカードやローンを申し込んだ:申し込みブラック

クレヒスは、日本にある3つの信用情報機関(CIC・JICC・KSC)で管理されており、カード会社や金融機関は新規申し込み時にこの情報を確認して審査の可否を判断します。

信用情報機関 主な加盟企業 情報開示方法
CIC
(株式会社シー・アイ・シー)
クレジットカード会社
信販会社
Web・郵送・窓口
手数料:1,000円
JICC
(株式会社日本信用情報機構)
消費者金融
クレジットカード会社
Web・郵送・窓口
手数料:1,000円
KSC
(全国銀行個人信用情報センター)
銀行
信用金庫
郵送のみ
手数料:1,000円

自分のクレヒスの状態が心配な場合は、信用情報機関に手数料を支払って情報開示を請求することができます。開示された情報を確認して、問題がなければ安心して解約できます。

JCBカード解約後に再入会審査に落ちるリスク

クレヒスが悪化している状態でJCBカードを解約すると、将来的にJCBカードに再入会しようと思っても審査に通らない可能性が高くなります。また、他のクレジットカード会社の審査にも悪影響を及ぼすことがあります。

特に以下のような状況の方は、解約を慎重に検討すべきです。

  • 過去1年以内に支払いの延滞があった
  • 複数のクレジットカードやローンの残高が多い
  • 転職したばかりで収入が不安定
  • 他のクレジットカードを持っていない

もし「JCBカードを解約したけど、やっぱりクレジットカードが必要になった」という状況で、新しいカードの審査に落ちてしまうと、クレジットカードが一切使えない不便な状態に陥ってしまいます。

クレヒスが悪化している場合の対策は以下の通りです。

  1. 解約を延期する:クレヒスが改善するまで待つ(通常6ヶ月~1年)
  2. 先に新しいカードを作ってから解約する:新しいカードの審査に通ってから解約する
  3. 利用限度額を下げて塩漬けにする:解約せずに保有し続けるが、ほとんど使わない状態にする

特におすすめなのは、先に新しいカードを作ってから解約する方法です。これなら万が一審査に落ちても、手元にJCBカードが残っているため、クレジットカードが全くない状態を避けられます。

⑦JCBカードの家族カード・ETCカード・QUICPayの自動解約

JCBカードを解約すると、本会員カードに紐づいている付帯カードやサービスもすべて自動的に解約されます。個別に解約手続きをする必要はありませんが、事前に家族への周知や代替カードの準備が必要です。

JCBカード解約時に自動的に解約されるものは以下の通りです。

  • 家族カード:配偶者や子どもが持っている追加カード
  • ETCカード:高速道路の料金支払いに使うカード
  • QUICPay(クイックペイ):電子マネー決済サービス
家族カードの自動解約

家族カードは、本会員のカードに紐づいて発行されているため、本会員カードを解約すると家族カードも同時に使えなくなります。家族カードを使っている家族がいる場合は、解約前に必ず伝えておきましょう。

特に注意が必要なのは、以下のようなケースです。

  • 配偶者が家族カードで日常的に買い物をしている
  • 子どもが留学先で家族カードを使っている
  • 家族カードで公共料金やサブスクリプションを支払っている

家族カードで買い物をしようとしたら「カードが使えません」と言われ、レジで恥ずかしい思いをすることがないよう、解約前に家族に連絡して、別のクレジットカードを準備してもらうことが大切です。

ETCカードの自動解約

JCBカードを解約すると、ETCカードも同時に使えなくなります。解約後にETCカードを使おうとすると、高速道路のETCレーンで止められてしまい、後続車との衝突事故の原因になる可能性があります。

ETCカードを普段から使っている方は、以下の対策を必ず行いましょう。

  1. 新しいクレジットカードでETCカードを発行する
  2. 新しいETCカードが届いたら、車載器に差し替える
  3. 古いETCカードは細かく切断して処分する
  4. JCBカードの解約手続きを進める

ETCカードの発行には1~2週間かかるため、JCBカードを解約する前に早めに準備を始めることをおすすめします。特に、高速道路を頻繁に利用する方は、ETCカードがない期間を作らないよう計画的に進めましょう。

QUICPayの自動解約

QUICPayは、JCBカードと連携した電子マネー決済サービスです。コンビニやスーパーで「クイックペイで」と伝えるだけで簡単に支払いができるため、日常的に利用している方も多いでしょう。

JCBカードを解約すると、QUICPayも自動的に使えなくなります。普段QUICPayで支払いをしている方は、解約前に以下の対策を行いましょう。

  • 別のクレジットカードでQUICPayを設定する
  • Apple PayやGoogle Payなど、他のキャッシュレス決済を利用する
  • 現金や他の電子マネーを使えるように準備する

特に、スマートフォンのApple PayやGoogle PayにJCBカードを登録している場合も、解約と同時に使えなくなります。普段からスマホ決済を利用している方は、別のカードを登録し直すことを忘れないようにしましょう。

③JCBカードの解約で損しないための注意点

解約くん
JCBカードを解約する際には、解約手数料が発生するカードがあることをご存知ですか?また、解約のタイミングを間違えると年会費の無駄払いやポイント失効で大きく損をしてしまう可能性があります。計画的に解約を進めることで、無駄な出費を避けられますよ。

JCBカードの解約自体は簡単な手続きですが、準備不足のまま解約すると思わぬ損失やトラブルが発生する可能性があります。ここでは、JCBカードを解約する際に特に注意すべき5つのポイントについて詳しく解説します。

①JCBカードの解約手数料が発生するカード

JCBカードの多くは解約手数料無料ですが、一部のカードでは解約時に手数料が発生する場合があります。特に若年層向けに発行されている以下の2種類のカードは注意が必要です。

  • JCB CARD EXTAGE
  • JCB GOLD EXTAGE

これらのカードは、18歳以上29歳以下の方を対象にした特別なカードで、初回カード更新時に自動的に上位カードへ切り替わる仕組みになっています。ただし、更新前に解約すると解約手数料が発生するため、解約のタイミングに注意が必要です。

カードの種類 解約手数料 更新後のカード 更新後の年会費
JCB CARD EXTAGE 2,200円(税込) JCB一般カード 1,375円(税込)
JCB GOLD EXTAGE 2,200円(税込) JCBゴールド 11,000円(税込)

その他のJCBカード(JCBカード W、JCBカード S、JCB一般カード、JCBゴールド、JCBプラチナ、JCBザ・クラスなど)は、解約手数料は一切かかりません。いつ解約しても追加費用は発生しないため、安心して解約できます。

JCB CARD EXTAGE/JCB GOLD EXTAGEの注意点

JCB CARD EXTAGEとJCB GOLD EXTAGEは、入会から5年後の初回更新時に自動的に通常カードへ切り替わる仕組みになっています。更新前に解約すると2,200円(税込)の解約手数料が発生しますが、更新後に解約すれば手数料はかかりません。

JCB CARD EXTAGEの場合

JCB CARD EXTAGEは、5年後にJCB一般カードへ自動更新されます。JCB一般カードの年会費は1,375円(税込)ですが、条件を満たせば無料になります。

【損得の比較】

  • 更新前に解約する場合:解約手数料2,200円がかかる
  • 更新後に解約する場合:年会費1,375円を支払う必要があるが、解約手数料はかからない

→ 更新後に解約したほうが825円お得

したがって、JCB CARD EXTAGEを持っている方は、解約せずに更新を待ってから解約したほうが経済的です。ただし、JCB一般カードの年会費1,375円を支払いたくない場合は、条件を満たして年会費無料にするか、更新前に解約するという選択もあります。

JCB GOLD EXTAGEの場合

JCB GOLD EXTAGEは、5年後にJCBゴールドへ自動更新されます。JCBゴールドの年会費は11,000円(税込)と高額です。

【損得の比較】

  • 更新前に解約する場合:解約手数料2,200円がかかる
  • 更新後に解約する場合:年会費11,000円を支払う必要があるが、解約手数料はかからない

→ 更新前に解約したほうが8,800円お得

したがって、JCB GOLD EXTAGEを持っている方で、ゴールドカードの特典を利用する予定がない場合は、更新前に解約したほうが経済的です。ただし、ゴールドカードには空港ラウンジサービスや充実した旅行保険などの特典があるため、これらを活用できる方は更新後も継続利用する価値があります。

解約手数料の支払い方法

JCB CARD EXTAGEまたはJCB GOLD EXTAGEを更新前に解約する場合、解約手数料2,200円(税込)はカード利用代金と一緒に口座から引き落としされます。事前に通知があるため、突然引き落とされるということはありませんが、口座残高が不足しないよう注意しましょう。

②JCBカードの年会費を無駄にしないタイミング

年会費が有料のJCBカードを利用している場合、解約のタイミングを1ヶ月間違えるだけで次年度の年会費を無駄に支払うことになります。特にゴールドカードやプラチナカードなど、年会費が高額なカードを持っている方は注意が必要です。

JCBカードの年会費は、一度請求されると返金されません。「まだ1ヶ月しか使っていないのに1年分の年会費を支払った」ということにならないよう、適切なタイミングで解約することが重要です。

年会費を無駄にしないためには、カードの有効期限月の月末までに解約手続きを完了させる必要があります。これにより、次年度の年会費が請求されることを避けられます。

JCBカードの有効期限月とは?確認方法

JCBカードの年会費は、カードの有効期限月を基準に請求されます。有効期限月とは、カード券面に記載されている「有効期限」の月のことです。

有効期限の確認方法

カードの有効期限は、カード券面の表面に記載されています。「月/年」の形式で表示されており、例えば以下のように記載されています。

  • 03/24 → 2024年3月が有効期限月
  • 09/25 → 2025年9月が有効期限月
  • 12/26 → 2026年12月が有効期限月

有効期限の表示位置は、カードのデザインによって異なりますが、通常はカード番号の下あたりに「VALID THRU」または「有効期限」という表記とともに記載されています。

年会費請求のタイミング

JCBカードの年会費は、有効期限月の3ヶ月後に請求されます。具体的な例で説明します。

【例1】有効期限が「03/24」(2024年3月)の場合

  • 有効期限月:2024年3月
  • 年会費適用期間:2024年4月1日~2025年3月31日
  • 年会費請求時期:2024年6月頃(有効期限月の3ヶ月後)

【解約のタイミング】

  • 2024年3月31日までに解約 → 次年度の年会費は請求されない ✓
  • 2024年4月1日以降に解約 → 次年度の年会費が請求される ✗

【例2】有効期限が「09/25」(2025年9月)の場合

  • 有効期限月:2025年9月
  • 年会費適用期間:2025年10月1日~2026年9月30日
  • 年会費請求時期:2025年12月頃(有効期限月の3ヶ月後)

【解約のタイミング】

  • 2025年9月30日までに解約 → 次年度の年会費は請求されない ✓
  • 2025年10月1日以降に解約 → 次年度の年会費が請求される ✗

このように、有効期限月の月末までに解約すれば、次年度の年会費は一切請求されません。逆に、有効期限月を1日でも過ぎると、次年度の年会費が発生してしまいます。

年会費を無駄にしないためのチェックリスト

年会費を無駄にしないためには、以下のチェックリストを確認しましょう。

  1. カード券面で有効期限月を確認する
  2. 有効期限月の1~2ヶ月前から解約準備を始める
  3. 未払い残高やポイント残高を確認する
  4. 公共料金などの支払い方法を変更する
  5. 有効期限月の月末までに解約手続きを完了させる

特に、有効期限月が近づいている場合は、できるだけ早めに解約手続きを進めることをおすすめします。月末ギリギリに手続きをすると、何らかのトラブルで手続きが間に合わない可能性もあるためです。

③JCBカードのOki Dokiポイントの失効を防ぐ

JCBカードを利用して貯めたOki Dokiポイントは、解約と同時に完全に失効してしまいます。一度失効したポイントは二度と戻ってこないため、解約前に必ずポイントを使い切ることが重要です。

特に長年JCBカードを使っている方は、数万円分のポイントが貯まっている可能性があります。「少しだけだから」と放置して解約すると、大きな損失となってしまいます。

Oki Dokiポイントの確認と交換は、MyJCBから簡単に行えます。解約手続きを始める前に、必ずポイント残高を確認しましょう。

JCBカードのポイント交換手続き完了後に解約する理由

Oki Dokiポイントを他社ポイントや商品券に交換する場合、交換申し込みから実際にポイントが移行されるまで数日~数週間かかることがあります。この期間中に解約してしまうと、交換手続きが無効になり、ポイントが消滅してしまう可能性があります。

ポイント交換にかかる期間

主なポイント交換先別の反映期間は以下の通りです。

交換先 反映期間 注意点
nanacoポイント 約1週間 比較的早く反映される
楽天ポイント 約1週間 比較的早く反映される
dポイント 約1週間 比較的早く反映される
Pontaポイント 約1週間 比較的早く反映される
Amazonでの利用 即時~数日 最も早く反映される
JCB商品券 約2~3週間 郵送のため時間がかかる
カタログ商品 約2~4週間 発送手続きに時間がかかる
安全な解約手順

ポイント失効を防ぐための安全な解約手順は以下の通りです。

  1. MyJCBでポイント残高を確認する
  2. ポイント交換手続きを行う(nanacoポイントやAmazonなど、すぐに使えるものがおすすめ)
  3. ポイント交換が完了したことを確認する
    • nanacoポイント:nanacoアプリで残高確認
    • 楽天ポイント:楽天ポイントクラブで残高確認
    • Amazon:Amazonアカウントでポイント残高確認
    • 商品券:実際に自宅に届くまで待つ
  4. 交換完了を確認してから解約手続きを開始する

特に商品券やカタログ商品への交換を選んだ場合は、実際に自宅に商品が届くまで2~4週間かかることがあります。この場合、商品が手元に届いてから解約手続きを始めることで、確実にポイントを無駄にせずに済みます。

ポイント交換中に解約するとどうなるか

もしポイント交換手続き中に解約してしまった場合、以下のようなリスクがあります。

  • ポイント交換が無効になり、ポイントが消滅する
  • 交換手続きは完了したが、ポイントが反映されない
  • 商品が発送されない

このようなトラブルを避けるためにも、必ずポイント交換が完全に完了してから解約することが重要です。「もうすぐ交換されるだろう」と思って解約すると、ポイントを失うリスクがあるため、慎重に手続きを進めましょう。

④JCBカードの定期支払いの変更が間に合わないリスク

JCBカードを公共料金や各種サービスの支払いに設定している場合、支払い方法の変更が間に合わないまま解約してしまうと、サービスが停止されたり延滞料金が発生したりするリスクがあります。

特に以下のようなサービスは、支払い方法の変更に時間がかかることが多いため、早めに手続きを始める必要があります。

  • 携帯電話料金(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど)
  • インターネット回線料金
  • 電気・ガス・水道料金
  • 保険料(生命保険・自動車保険など)
  • サブスクリプションサービス(Netflix・Spotify・Amazon Primeなど)
  • 新聞代
  • NHK受信料

これらのサービスで支払い方法の変更が間に合わないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

トラブルの種類 具体例 影響
サービス停止 携帯電話が使えなくなる
電気・ガスが止まる
日常生活に支障が出る
延滞料金の発生 遅延損害金が請求される 余計な出費が発生する
信用情報への影響 支払い遅延が信用情報に記録される 将来のローン審査に影響
督促状の送付 自宅に督促状が届く 精神的ストレス

JCBカード解約時の携帯料金・サブスクの支払いトラブル事例

ここでは、実際に起こりうる支払いトラブルの事例を紹介します。これらの事例を参考に、同じようなトラブルを避けるための対策を立てましょう。

【事例1】携帯電話が突然使えなくなったケース

【状況】

Aさんは、携帯電話料金の支払いをJCBカードに設定していましたが、JCBカードを解約する際に携帯電話会社への連絡を忘れていました。解約後の翌月、携帯電話料金の引き落としができず、突然携帯電話が使えなくなってしまいました。

【影響】

  • 仕事の連絡が取れず、取引先に迷惑をかけた
  • 延滞料金として追加で500円を支払うことになった
  • 携帯電話会社に直接支払いに行く手間が発生した

【対策】

JCBカードを解約する1~2ヶ月前に、携帯電話会社に連絡して支払い方法を変更しておくべきでした。変更手続きが完了し、新しい支払い方法での引き落としを確認してから解約すれば、このようなトラブルは避けられます。

【事例2】サブスクリプションが突然停止したケース

【状況】

Bさんは、NetflixやSpotifyなど複数のサブスクリプションサービスの支払いをJCBカードに設定していましたが、JCBカードを解約したことを忘れていました。解約後、すべてのサブスクリプションが停止され、見ていたドラマの続きが見られなくなってしまいました。

【影響】

  • 見ていたドラマやアニメの続きが見られなくなった
  • 聴いていたプレイリストが使えなくなった
  • 各サービスに再度支払い情報を登録する手間が発生した

【対策】

JCBカードを解約する前に、MyJCBで定期支払いの設定状況を確認し、すべてのサブスクリプションサービスの支払い方法を変更しておくべきでした。特にサブスクリプションは数が多くなりがちなので、リストアップして漏れがないように確認することが重要です。

【事例3】電気代が支払えず督促状が届いたケース

【状況】

Cさんは、電気代の支払いをJCBカードに設定していましたが、JCBカードを解約した際に電力会社への連絡を忘れていました。解約後、電気代の引き落としができず、電力会社から督促状が届いてしまいました。

【影響】

  • 督促状が自宅に届き、精神的ストレスを感じた
  • 延滞料金として追加で数百円を支払うことになった
  • 電力会社の窓口まで直接支払いに行く手間が発生した
  • 信用情報に悪影響が出る可能性があった

【対策】

公共料金の支払い方法変更は、JCBカードを解約する2~3ヶ月前に手続きを始めるべきでした。電力会社によっては変更手続きに時間がかかることがあるため、余裕を持って手続きを進めることが重要です。

トラブルを避けるためのチェックリスト

定期支払いのトラブルを避けるためには、以下のチェックリストを活用しましょう。

  1. MyJCBで定期支払いの設定状況を確認する
  2. すべてのサービス会社に連絡して支払い方法の変更を依頼する
  3. 変更完了の通知を受け取る
  4. 実際に新しい支払い方法で引き落とされたことを確認する
  5. 確認後、JCBカードの解約手続きを進める

特に、変更完了の通知を受け取っただけで安心せず、実際に新しい支払い方法で引き落とされたことを確認することが重要です。手続きが完了していても、システムの反映に時間がかかる場合があるためです。

⑤JCBカード解約時の再入会時の審査リスク

JCBカードを一度解約すると、将来的に再入会したいと思っても審査に通らない可能性があります。特にクレジットヒストリー(クレヒス)が悪化している場合や、属性が以前より悪くなっている場合は、再入会が難しくなります。

再入会審査に落ちる主な理由は以下の通りです。

  • 過去に支払い遅延があった:JCBカード利用中に延滞した記録が残っている
  • 属性が悪化した:転職・退職・収入減少などで審査基準を満たさなくなった
  • 他社での延滞がある:他のクレジットカードやローンで支払い遅延がある
  • 短期間に複数のカードを申し込んだ:申し込みブラックになっている
  • 総借入額が多い:複数のカードやローンの残高が多すぎる

一度解約してしまうと、JCBカードとの良好な取引履歴(クレヒス)もリセットされてしまいます。長年使っていたカードであれば、その信頼関係も失われるため、再入会時には新規顧客と同じ厳しい審査基準が適用されます。

JCBカード解約時に属性悪化時は解約を慎重に

「属性」とは、クレジットカード審査で評価される個人の信用力のことです。主に以下のような項目が評価されます。

評価項目 審査での重要度 悪化の例
年収 転職・退職による収入減少
勤務先 大企業から中小企業へ転職
勤続年数 転職したばかりで勤続年数が短い
雇用形態 正社員から派遣社員・フリーランスへ
居住形態 持ち家から賃貸へ
信用情報 最高 支払い遅延・債務整理の記録

JCBカードを発行した当時と比べて属性が悪化している場合は、解約後に再入会しようとしても審査に通らない可能性が高くなります。

属性悪化時の解約リスク例

【ケース1】転職して年収が下がった場合

入会時:年収500万円(正社員) → 現在:年収300万円(派遣社員)

リスク:解約後に再入会を申し込んでも、年収が審査基準を満たさず、審査落ちする可能性が高い

【ケース2】過去に支払い遅延があった場合

JCBカード利用中に数回支払いが遅れた記録がある

リスク:信用情報機関に延滞記録が残っており、再入会審査で不利になる

【ケース3】他社での借入が増えた場合

入会時:他社借入なし → 現在:カードローン100万円、他社カード残高50万円

リスク:総借入額が多すぎて、返済能力に疑問を持たれ、審査落ちする可能性がある

属性悪化時の対策

もし現在の属性が入会時よりも悪化している場合は、以下の対策を検討しましょう。

  1. 解約を延期する:属性が改善するまで(転職から1年以上経過、収入が安定するなど)カードを保有し続ける
  2. 利用限度額を下げて塩漬けにする:年会費無料カードへダウングレードするか、利用限度額を下げて維持する
  3. 先に新しいカードを作ってから解約する:新しいカードの審査に通ってから、JCBカードを解約する
  4. 信用情報を改善してから解約する:延滞記録が消えるまで待つ(通常5年)

特に「先に新しいカードを作ってから解約する」方法は、リスクを最小限に抑えられるためおすすめです。新しいカードの審査に通れば安心して解約できますし、万が一審査に落ちても、JCBカードが手元に残っているため、クレジットカードが全くない状態を避けられます。

解約を慎重に検討すべき人

以下のような状況の方は、JCBカードの解約を慎重に検討すべきです。

  • 転職したばかりで勤続年数が1年未満
  • 収入が入会時より大幅に減少している
  • 過去1年以内に支払い遅延があった
  • 他のクレジットカードやローンの残高が多い
  • 他にクレジットカードを持っていない
  • 近いうちに住宅ローンや自動車ローンを組む予定がある

これらに該当する場合は、解約せずにカードを保有し続けるか、年会費無料のカードへダウングレードすることを検討しましょう。無理に解約して将来困ることがないよう、慎重に判断することが大切です。

④JCBカードの解約後の処理方法

解約くん
JCBカードを解約した後は、カードに記載されている個人情報を守るため、適切に処分する必要があります。また、住宅ローンの審査などで退会完了通知書が必要になる場合もありますので、必要に応じて発行手続きを行いましょう。解約後も未払い金の引き落としは継続されますので、口座残高の確保も忘れずに。

JCBカードの解約手続きが完了したら、解約後の処理も適切に行う必要があります。解約したカードをそのまま放置すると、個人情報の漏洩や不正利用のリスクがあります。また、解約後も一定期間は引き落としが継続されるため、口座残高の管理も重要です。

ここでは、JCBカード解約後に行うべき3つの処理について詳しく解説します。

①JCBカード解約後の正しいカード処分方法

JCBカードを解約した後、カードは自動的に回収されることはありません。カードに記載されている個人情報を保護するため、自分自身で適切に処分する必要があります。

解約したカードをそのまま捨てると、以下のようなリスクがあります。

  • カード番号の悪用:カード番号を使ってネットショッピングで不正利用される
  • ICチップの情報読み取り:専用機器でICチップから個人情報を読み取られる
  • 偽造カードへの流用:カード情報をもとに偽造カードが作られる
  • 個人情報の漏洩:氏名・カード番号・有効期限などの情報が第三者に知られる

これらのリスクを避けるため、解約したJCBカードは必ず細かく切断してから処分しましょう。

JCBカード解約時に切断すべき箇所(ICチップ・磁気ストライプ等)

解約したJCBカードを処分する際は、個人情報が記録されている部分を重点的に切断することが重要です。特に以下の箇所は必ず細かく切断しましょう。

切断すべき箇所 理由 切断方法
ICチップ カード情報や個人情報が記録されている チップ部分を縦横に細かく切断
磁気ストライプ カード番号や有効期限などが記録されている 黒い帯状の部分を細かく切断
カード番号 16桁の番号が悪用される可能性 数字部分を1桁ずつ分けるように切断
氏名 カード名義人の個人情報 名前部分を細かく切断
有効期限 不正利用の判断材料になる 日付部分を細かく切断
セキュリティコード(CVV) ネットショッピングで必要な情報 裏面の3桁の数字を細かく切断
正しい切断手順

JCBカードを安全に処分するための切断手順は以下の通りです。

  1. ICチップを切断する
    • カード表面の金色のICチップ部分を重点的に切断
    • 縦横に細かく切り刻み、復元できないようにする
    • 最低でも4分割以上に切断することを推奨
  2. 磁気ストライプを切断する
    • カード裏面の黒い帯状の磁気ストライプを細かく切断
    • 磁気データが読み取れないようにする
  3. カード番号を切断する
    • 16桁のカード番号を1桁ずつ分けるように切断
    • 番号が判読できないようにする
  4. 氏名を切断する
    • カードに刻印またはプリントされている氏名を切断
    • 名前が読み取れないようにする
  5. 有効期限とセキュリティコードを切断する
    • 有効期限(月/年)を切断
    • 裏面のセキュリティコード(3桁)を切断

【推奨される切断サイズ】

  • ICチップ:1cm四方以下
  • 磁気ストライプ:5mm幅以下
  • カード番号:各桁が分離するように切断
  • 全体:最終的に10片以上に分割
切断時の注意点

JCBカードを切断する際は、以下の点に注意しましょう。

  • ハサミの刃に注意:プラスチック製のカードは硬いため、ハサミの刃が滑って手を切らないように注意
  • 破片の飛散に注意:切断時に小さな破片が飛び散る可能性があるため、机の上や広い場所で作業する
  • 子どもやペットの手の届かない場所で作業:切断した破片を誤飲しないよう注意
  • 一度に全部切断しない:切断したカードは数回に分けて捨てることで、さらに安全性が高まる

JCBカード処分時のシュレッダーの活用方法

ハサミで切断するのが面倒な場合や、より確実に処分したい場合は、プラスチック対応のシュレッダーを使用することをおすすめします。シュレッダーを使えば、カードを細かく粉砕できるため、復元がほぼ不可能になります。

シュレッダーの種類と選び方
シュレッダーの種類 特徴 おすすめ度
クロスカット方式 縦横に細かく裁断
セキュリティレベル高
★★★★★
マイクロカット方式 非常に細かく裁断
最高レベルのセキュリティ
★★★★★
ストレートカット方式 縦方向のみ裁断
セキュリティレベル低
★★☆☆☆
非推奨

クレジットカードを処分する場合は、クロスカット方式またはマイクロカット方式のシュレッダーを選びましょう。ストレートカット方式は縦方向にしか裁断できないため、カード番号などが復元されるリスクがあります。

シュレッダー使用時の注意点
  • カード対応機種を選ぶ:紙専用のシュレッダーではカードを裁断できないため、必ずカード対応機種を選ぶ
  • 一度に複数枚入れない:カードを一度に複数枚入れると詰まる可能性があるため、1枚ずつ投入する
  • 定期的にメンテナンス:シュレッダーの刃が摩耗すると裁断能力が低下するため、定期的にオイルを差すなどのメンテナンスが必要
切断したカードの処分方法

ハサミやシュレッダーで切断したカードは、以下の方法で処分しましょう。

  1. 何回かに分けて捨てる
    • 切断したカードを一度に全部捨てると、ゴミ袋の中で復元される可能性がある
    • 2~3回に分けて、別々のゴミ収集日に捨てることで安全性が高まる
  2. 自治体のルールに従う
    • 多くの自治体ではプラスチック製カードは「可燃ゴミ」または「プラスチックゴミ」として処分
    • 自治体によってルールが異なるため、事前に確認する
  3. 他のゴミと混ぜて捨てる
    • カードの破片だけを捨てるのではなく、他のゴミと一緒に捨てることでさらに安全性が高まる

②JCBカードの退会手続き完了通知書の発行方法

JCBカードを解約しても、通常は退会完了の通知書は自動的に送付されません。しかし、住宅ローンの審査などで退会完了を証明する必要がある場合は、JCBに依頼することで「退会手続き完了通知書」を発行してもらえます。

退会手続き完了通知書の発行手順

退会手続き完了通知書を発行する手順は以下の通りです。

  1. JCB変更受付デスクに電話する
    • 固定電話から:0120-800-962(通話料無料)
    • 携帯電話・スマートフォンから:0570-00-5552(通話料有料)
    • 受付時間:9:00~17:00(日曜・祝日・年末年始を除く)
  2. オペレーターに「退会手続き完了通知書を発行してほしい」と伝える
  3. 本人確認を受ける
    • 氏名・生年月日・住所・解約したカード番号などを確認される
  4. 通知書の送付先を確認される
    • 登録住所に郵送される
    • 住所変更が必要な場合は事前に変更しておく
  5. 通知書が郵送される
    • 発行依頼から1~2週間程度で届く

退会手続き完了通知書には、以下の情報が記載されています。

  • カード会員氏名
  • 解約したカードの種類
  • カード番号(下4桁のみ表示される場合が多い)
  • 退会日
  • 発行日

JCBカード解約時に住宅ローン審査で必要になるケース

退会手続き完了通知書が必要になる主なケースは、住宅ローンやマイカーローンなどの審査です。金融機関は、借入申込者の信用情報を確認する際に、クレジットカードの保有状況もチェックします。

なぜ住宅ローン審査で必要なのか

住宅ローンの審査では、申込者の総借入額や返済能力を慎重に評価します。クレジットカードの利用可能枠は「潜在的な借入」とみなされるため、多くのクレジットカードを保有していると、住宅ローンの審査で不利になる可能性があります。

【具体例】

Aさんは住宅ローンを申し込む際、3枚のクレジットカードを保有していました。各カードの利用可能枠は以下の通りです。

  • JCBカード:利用可能枠100万円(実際の利用額10万円)
  • 楽天カード:利用可能枠50万円(実際の利用額5万円)
  • イオンカード:利用可能枠30万円(実際の利用額0円)

実際の利用額は合計15万円ですが、金融機関は「潜在的に180万円まで借りられる状態」と判断します。この状態では、住宅ローンの審査で「返済能力に不安がある」と評価される可能性があります。

そこでAさんは、使っていないJCBカードとイオンカードを解約し、退会手続き完了通知書を金融機関に提出しました。その結果、潜在的な借入枠が50万円まで減少し、住宅ローンの審査に通りやすくなりました

退会手続き完了通知書が必要なケース

以下のような状況では、退会手続き完了通知書の提出を求められることがあります。

  • 住宅ローン審査:複数のクレジットカードを保有している場合、一部を解約して返済能力をアピールする
  • マイカーローン審査:自動車ローンの審査でも、クレジットカードの保有状況を確認される
  • 事業融資審査:個人事業主や法人代表者が融資を受ける際、個人のクレジットカード保有状況も評価対象になる
  • 奨学金の保証人審査:子どもの奨学金の保証人になる際、保証人の信用情報が確認される

これらの審査を控えている場合は、解約後すぐに退会手続き完了通知書の発行を依頼しておくことをおすすめします。審査が始まってから慌てて発行依頼すると、通知書が届くまでに時間がかかり、審査が遅れる可能性があります。

信用情報機関への反映タイミング

JCBカードを解約すると、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)への解約情報の反映には1~2ヶ月かかる場合があります。そのため、住宅ローンの審査直前にカードを解約しても、信用情報にはまだ「保有中」と記録されている可能性があります。

このような場合に、退会手続き完了通知書を提出することで、「すでに解約済みである」ことを証明できます。金融機関の担当者は、信用情報と退会手続き完了通知書の両方を確認して、総合的に判断します。

③JCBカード解約後の引き落としスケジュール

JCBカードを解約しても、解約前に利用した分の支払いは継続されます。解約したからといって、未払い金が免除されるわけではありません。引き落とし口座には、解約後も一定期間は十分な残高を確保しておく必要があります。

JCBカード解約後も未払い金の支払いは継続される

JCBカードの解約後も、以下のような支払いが継続されます。

①通常のショッピング利用分(1回払い・2回払い)

解約前に利用したショッピング代金は、従来通り約定日に口座から引き落としされます。

【例】

3月15日にJCBカードを解約した場合

  • 2月20日に買い物した5万円 → 3月10日に引き落とし予定(解約前なので通常通り引き落とし)
  • 3月5日に買い物した3万円 → 4月10日に引き落とし予定(解約後だが、利用は解約前なので引き落としされる)
②リボ払い・分割払い・キャッシングの残高

リボ払い・分割払い・キャッシングの残高がある場合、解約時に一括請求されるか、従来通り分割で引き落としされるかは、JCBの判断によります。

支払い方法 解約後の対応 注意点
1回払い・2回払い 従来通り約定日に引き落とし 問題なし
リボ払い 一括請求の可能性あり
または従来通り分割払い継続
JCBに確認が必要
分割払い(3回以上) 一括請求の可能性あり
または従来通り分割払い継続
JCBに確認が必要
キャッシング 一括請求の可能性あり
または従来通り分割払い継続
JCBに確認が必要

リボ払いや分割払い、キャッシングの残高がある場合は、解約前にJCBに確認して、一括請求されるのか、分割払いが継続されるのかを把握しておきましょう。

③公共料金や定期支払い

解約前に公共料金や各種サービスの支払い方法を変更していても、変更が反映されるまで2~3ヶ月かかる場合があります。その間は、解約したJCBカードでの支払いが継続される可能性があります。

【注意】

公共料金や携帯電話料金の支払い方法を変更した後も、実際に新しい支払い方法が適用されるまで2~3ヶ月かかることがあります。その間、解約したJCBカードでの引き落としが続くため、口座残高を十分に確保しておく必要があります。

引き落としスケジュールの確認方法

解約後の引き落としスケジュールを確認するには、以下の方法があります。

  1. MyJCBで確認する
    • 解約後も一定期間はMyJCBにログインできる場合がある
    • 「お支払い予定」を確認して、引き落とし予定を把握する
  2. 利用明細書を確認する
    • 解約後も利用明細書が届く場合がある
    • 明細書に記載されている引き落とし予定日を確認する
  3. JCBに電話で問い合わせる
    • カード裏面の電話番号またはJCBインフォメーションセンターに連絡
    • 「解約後の引き落としスケジュールを教えてほしい」と伝える
引き落とし口座の残高管理

JCBカード解約後も、最低3ヶ月間は引き落とし口座に十分な残高を確保しておくことをおすすめします。引き落としができないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • 遅延損害金の発生:引き落としができなかった場合、年率14.6%程度の遅延損害金が発生する
  • 信用情報への影響:支払い遅延が信用情報機関に記録され、将来のクレジットカード審査やローン審査に悪影響を及ぼす
  • 督促状の送付:JCBから督促状が届き、精神的ストレスを感じる
  • 法的措置:長期間支払いを放置すると、最悪の場合、裁判や差し押さえなどの法的措置が取られる可能性がある
最終引き落とし日の確認

JCBカードの最終引き落とし日は、解約手続き時にオペレーターに確認するか、解約後にJCBに電話で問い合わせることで把握できます。最終引き落とし日を把握しておくことで、いつまで口座残高を確保すればよいかが明確になります。

【チェックリスト】解約後の引き落とし管理

  • ☐ 最終引き落とし日をJCBに確認した
  • ☐ 引き落とし口座の残高を十分に確保した
  • ☐ 公共料金の支払い方法変更が完了したことを確認した
  • ☐ 携帯電話料金の支払い方法変更が完了したことを確認した
  • ☐ サブスクリプションの支払い方法変更が完了したことを確認した
  • ☐ 最終引き落とし日の翌月まで口座残高を維持する予定

解約後の引き落としを適切に管理することで、不要なトラブルを避け、スムーズにJCBカードとの契約を終了できます。最後まで責任を持って支払いを完了させることが、健全なクレジットヒストリーを維持するためにも重要です。

⑤JCBカードの解約でよくある質問(FAQ)

解約くん
JCBカードの解約について、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。解約取消の可否、再入会の可能性、手数料、ポイントの扱いなど、よくある質問に詳しくお答えします。解約前の不安を解消して、スムーズに手続きを進めましょう。

JCBカードを解約する際、多くの方が同じような疑問を持たれます。ここでは、解約に関するよくある質問を一問一答形式でまとめました。解約前に気になる点を確認して、安心して手続きを進めましょう。

①JCBカードの解約手続きは取り消せますか?

答え:いいえ、一度解約手続きが完了すると取り消すことはできません。

JCBカードの解約手続きは、手続き完了と同時にカードが使えなくなり、契約が終了します。解約後に「やっぱり解約しなければよかった」と思っても、取り消すことはできません。

解約手続き完了のタイミング
  • MyJCBでの解約:「退会する」ボタンをクリックした時点で手続き完了
  • 電話(自動音声)での解約:自動音声の案内に従って手続きを完了した時点
  • 電話(オペレーター対応)での解約:オペレーターとの通話で解約手続きを完了した時点
解約前に必ず確認すべきこと

解約手続きは取り消せないため、以下の点を解約前に必ず確認しましょう。

  1. 未払い残高はないか
  2. Oki Dokiポイントは使い切ったか
  3. 年会費のタイミングは適切か
  4. 公共料金の支払い設定は変更したか
  5. 家族カードやETCカードも解約されることを理解しているか
  6. 本当に解約する必要があるか
解約を迷っている場合の選択肢

もし解約を迷っている場合は、以下の選択肢も検討してみましょう。

  • 利用限度額を下げる:年会費無料カードの場合、利用限度額を下げて保有し続ける
  • 年会費無料カードへダウングレード:ゴールドカードから一般カードへ変更する
  • 一時的に使わずに保有:塩漬け状態にして、必要になったら再び使い始める

【重要】

解約手続きは慎重に行ってください。一度解約すると、再入会には新規申込みと同じ審査が必要になり、必ずしも審査に通るとは限りません。特に長年使っていたカードや、利用限度額が高いカードを解約する場合は、よく考えてから決断しましょう。

②JCBカード解約後に再入会できますか?

答え:はい、再入会は可能ですが、新規申込みと同じ審査が行われるため、必ずしも審査に通るとは限りません。

JCBカードを一度解約しても、再入会すること自体は可能です。ただし、再入会時には新規顧客と同じ審査基準が適用されるため、以前は持っていたカードでも、再入会時には審査に落ちる可能性があります。

再入会審査で評価されるポイント
評価項目 詳細
年収 現在の年収が審査基準を満たしているか
勤務先 勤務先の規模・安定性
勤続年数 1年以上の勤続年数が望ましい
信用情報 過去の支払い履歴・延滞の有無
他社借入 他のクレジットカードやローンの残高
過去の利用状況 JCBカード利用中の支払い状況
再入会審査に落ちやすいケース
  • JCBカード利用中に延滞があった:過去の支払い遅延記録が残っている
  • 解約後すぐに再入会を申し込んだ:短期解約は審査で不利になる可能性がある
  • 属性が悪化した:転職・退職・収入減少などで審査基準を満たさなくなった
  • 他社での延滞がある:他のクレジットカードやローンで支払い遅延がある
  • 総借入額が多い:複数のカードやローンの残高が多すぎる
再入会時期の目安

再入会の成功率を高めるためには、解約から一定期間を空けることをおすすめします。

  • 最低6ヶ月以上:解約から6ヶ月以上空けることで、短期解約の印象を避けられる
  • 1年以上が理想:1年以上空けることで、より審査に通りやすくなる
  • 信用情報が改善されてから:延滞記録がある場合は、記録が消えるまで待つ(通常5年)
再入会を避けるための対策

将来的に再入会する可能性がある場合は、解約せずに保有し続けることも検討しましょう。

  • 年会費無料カードの場合:そのまま保有して、必要なときだけ使う
  • 年会費有料カードの場合:年会費無料カードへダウングレードする
  • 利用限度額を下げる:不正利用リスクを減らしつつ保有を継続する

③JCBカードの解約手数料はかかりますか?

答え:ほとんどのJCBカードは解約手数料無料ですが、JCB CARD EXTAGEとJCB GOLD EXTAGEは更新前に解約すると2,200円(税込)の手数料がかかります。

解約手数料がかかるカード
カードの種類 解約手数料 条件
JCB CARD EXTAGE 2,200円(税込) 初回更新前(入会から5年以内)に解約する場合
JCB GOLD EXTAGE 2,200円(税込) 初回更新前(入会から5年以内)に解約する場合
解約手数料がかからないカード

以下のカードは、いつ解約しても解約手数料は一切かかりません

  • JCBカード S
  • JCBカード W / W plus L
  • JCB一般カード
  • JCBゴールド
  • JCBゴールド ザ・プレミア
  • JCBプラチナ
  • JCBザ・クラス
  • その他提携カード
解約手数料を避ける方法

JCB CARD EXTAGEまたはJCB GOLD EXTAGEを持っている場合、解約手数料を避けるためには以下の方法があります。

  1. 初回更新まで待つ:入会から5年後の初回更新後に解約すれば手数料はかからない
  2. 更新後のカードを利用する:更新後のカードが必要ない場合も、更新を待ってから解約する

【参考】手数料の損得比較

JCB CARD EXTAGEの場合:

  • 更新前に解約:解約手数料2,200円
  • 更新後に解約:年会費1,375円
  • → 更新後に解約したほうが825円お得

JCB GOLD EXTAGEの場合:

  • 更新前に解約:解約手数料2,200円
  • 更新後に解約:年会費11,000円
  • → 更新前に解約したほうが8,800円お得

④JCBカード解約後もポイントは使えますか?

答え:いいえ、解約と同時にOki Dokiポイントはすべて失効し、使えなくなります。

JCBカードを利用して貯めたOki Dokiポイントは、解約と同時に完全に失効します。解約後にポイントを使おうとしても、ポイント自体が消滅しているため、一切使用できません。

ポイント失効のタイミング
  • 解約手続き完了時:MyJCBで「退会する」ボタンをクリックした瞬間、または電話での解約手続きが完了した瞬間にポイントが失効
  • 復旧不可:一度失効したポイントは、たとえ再入会しても復活しない
ポイント失効を防ぐ方法
  1. 解約前にポイント残高を確認する
    • MyJCBの「ポイント照会」で残高を確認
    • 利用明細書でポイント残高を確認
  2. ポイントを使い切る
    • nanacoポイントやAmazonなど、すぐに使える交換先を選ぶ
    • 1ポイント単位で交換できる交換先を選ぶ
  3. ポイント交換が完了してから解約する
    • ポイント交換の申込みだけでは不十分
    • 実際に他社ポイントに反映されたことを確認してから解約
ポイント交換中に解約した場合

ポイント交換手続き中に解約してしまうと、以下のリスクがあります。

  • ポイント交換が無効になる
  • 交換申込みしたポイントが消滅する
  • 商品が発送されない

【注意】

ポイント交換には数日~数週間かかることがあります。特にJCB商品券やカタログ商品への交換は、発送に2~4週間かかる場合があります。商品が手元に届いてから解約することで、確実にポイントを無駄にせずに済みます。

⑤JCBカードを解約するとブラックリストに載りますか?

答え:いいえ、通常の解約ではブラックリストに載ることはありません。ただし、未払い金を残したまま放置すると、信用情報に悪影響が出る可能性があります。

JCBカードを正常に解約しても、ブラックリスト(信用情報機関の事故情報)に載ることはありません。ブラックリストに載るのは、以下のような場合です。

ブラックリストに載るケース
ケース 詳細 記録期間
長期延滞 3ヶ月以上の支払い遅延 5年間
強制解約 支払い不能により強制的に解約された 5年間
債務整理 任意整理・個人再生・自己破産 5~10年間
代位弁済 保証会社が代わりに支払った 5年間
通常の解約では問題ない

以下のような正常な解約であれば、ブラックリストに載ることはありません。

  • 未払い残高をすべて完済してから解約する
  • 支払い遅延なく、計画的に解約する
  • 自分の意思で解約手続きを行う
信用情報への記録内容

JCBカードを解約すると、信用情報機関には以下のように記録されます。

  • 契約終了:解約日が記録される
  • 完済:未払い金がすべて支払われたことが記録される
  • 利用履歴:解約前の利用状況や支払い状況は一定期間残る

これらの記録は正常な取引記録として扱われ、ブラックリストとは異なります。むしろ、きちんと支払いを完了して解約した記録は、良好なクレジットヒストリーとして評価されます。

注意すべきケース

以下のような場合は、信用情報に悪影響が出る可能性があるため注意が必要です。

  • 未払い金を残したまま解約し、その後支払いを放置する:延滞扱いになる
  • 解約後の引き落としで残高不足になる:支払い遅延として記録される
  • 短期間に複数のカードを解約する:申し込みブラックになる可能性がある

【安心ポイント】

JCBカードを普通に解約しても、ブラックリストに載ることはありません。未払い金をきちんと完済し、計画的に解約すれば、信用情報に悪影響が出ることはありませんので、安心して解約手続きを進めてください。

⑥JCBカードの家族カードだけ解約できますか?

答え:はい、家族カードだけを解約することは可能です。本会員カードはそのまま継続利用できます。

家族カードは本会員カードとは別に個別に解約できます。家族カードを解約しても、本会員カードには影響がなく、引き続き利用できます。

家族カードの解約方法

家族カードを解約する方法は2つあります。

  1. MyJCBから解約する
    • 本会員のIDでMyJCBにログイン
    • 「お客様情報の照会・変更」→「一覧」を選択
    • ページ最下部の「JCBカードの退会に関するご案内」を選択
    • 解約する家族カードを選択して手続き
  2. 電話で解約する
    • カード裏面に記載の電話番号に連絡
    • 本会員から「家族カードを解約したい」と伝える
    • 解約する家族カードを手元に用意しておく
家族カード解約時の注意点
  • 本会員が手続きする必要がある:家族会員本人ではなく、本会員が解約手続きを行う
  • 家族に事前に伝える:家族カードが突然使えなくなると困るため、事前に伝えておく
  • 利用残高を確認する:家族カードで利用した分の支払いは、本会員の口座から引き落とされる
  • 年会費への影響:家族カードの年会費が設定されている場合、解約のタイミングによっては次年度の年会費が請求される可能性がある
本会員カードを解約した場合

逆に、本会員カードを解約すると、家族カードも自動的に解約されます。家族カードだけを残すことはできません。

⑦JCBカードのETCカードだけ解約できますか?

答え:はい、ETCカードだけを解約することは可能です。クレジットカード本体はそのまま継続利用できます。

ETCカードはクレジットカードとは別に個別に解約できます。ETCカードを解約しても、JCBカード本体には影響がなく、引き続き利用できます。

ETCカードの解約方法
  1. MyJCBから解約する
    • MyJCBにログイン
    • 「お客様情報の照会・変更」を選択
    • ページ最下部の「JCBカードの退会に関するご案内」を選択
    • ETCカードのみを選択して解約手続き
  2. 電話で解約する
    • カード裏面に記載の電話番号に連絡
    • 「ETCカードだけを解約したい」と伝える
ETCカード解約時の注意点
  • 車載器から取り外す:解約後のETCカードは使えないため、必ず車載器から取り外す
  • 別のETCカードを準備する:高速道路を利用する予定がある場合は、別のETCカードを準備してから解約する
  • 解約したETCカードは処分する:ICチップや磁気ストライプを細かく切断して処分する
  • 年会費への影響:ETCカードに年会費が設定されている場合、解約のタイミングによっては次年度の年会費が請求される可能性がある
本会員カードを解約した場合

逆に、JCBカード本体を解約すると、ETCカードも自動的に解約されます。ETCカードだけを残すことはできません。

【危険】

JCBカード本体を解約すると、ETCカードも同時に使えなくなります。解約後に古いETCカードを車載器にセットしたまま高速道路のETCレーンを通過しようとすると、ゲートが開かず、後続車との衝突事故の原因になる可能性があります。必ず別のETCカードに差し替えてから解約してください。

⑧JCBカード解約後に郵送物は届きますか?

答え:通常、解約完了の通知書は送られてきませんが、未払い金がある場合は利用明細書が届くことがあります。また、退会手続き完了通知書を依頼した場合は郵送されます。

解約後に届く可能性がある郵送物
郵送物の種類 届くケース 内容
利用明細書 解約後も未払い金がある場合 最終引き落とし額や引き落とし日の案内
退会手続き完了通知書 本人が発行を依頼した場合のみ 解約が完了したことを証明する書類
督促状 引き落としができなかった場合 未払い金の支払いを促す通知
アンケート 稀に送られてくることがある 解約理由や満足度を尋ねるアンケート
解約完了通知は基本的に送られない

JCBカードを解約しても、通常は解約完了の通知書は自動的には送付されません。解約手続きが完了した時点で、カードが使えなくなることで解約が確認できます。

ただし、以下の場合は郵送物が届きます。

  • 退会手続き完了通知書を依頼した場合:住宅ローンの審査などで必要な場合、JCBに依頼することで発行してもらえる
  • 未払い金がある場合:解約後も利用明細書が届き、引き落とし日や金額が案内される
  • 引き落としができなかった場合:督促状が届き、未払い金の支払いを促される
郵送物を止める方法はあるか

基本的に、解約後に必要な郵送物(利用明細書や督促状など)を止めることはできません。これらは契約に基づく重要な通知のため、受け取りを拒否することはできません。

ただし、すべての未払い金を完済すれば、郵送物は届かなくなります。未払い金がなくなれば、利用明細書も督促状も送られてくることはありません。

アンケートが届く場合

稀に、JCBから解約理由や満足度を尋ねるアンケートが郵送されてくることがあります。これは任意の回答で、回答しなくても問題ありません。ただし、JCBのサービス改善に役立てられるため、時間があれば回答することをおすすめします。

【まとめ】

JCBカード解約後に届く郵送物は、基本的に未払い金に関する利用明細書のみです。すべての支払いを完了すれば、郵送物が届くことはほとんどありません。退会手続き完了通知書が必要な場合は、別途JCBに依頼する必要があります。

⑥JCBカードから別のクレジットカードへの乗り換え比較

解約くん
JCBカードを解約して別のクレジットカードへ乗り換える場合は、年会費やポイント還元率、付帯サービスをしっかり比較することが大切です。自分のライフスタイルに合ったカードを選べば、よりお得にクレジットカードを活用できますよ。

JCBカードを解約して別のクレジットカードへ乗り換えを検討している方に向けて、おすすめのクレジットカード乗り換え時の注意点を詳しく解説します。年会費無料カード、ポイント高還元率カード、海外旅行保険が充実したカードなど、目的別に最適なカードを選びましょう。

①年会費無料のおすすめクレジットカード

年会費の負担を減らしたい方には、年会費永年無料のクレジットカードがおすすめです。年会費無料でも、ポイント還元や付帯サービスが充実しているカードが多数あります。

年会費無料カードのメリット
  • 維持費がかからない:年会費を気にせず、長期間保有できる
  • 使わなくても損しない:メインカードとして使わなくても、サブカードとして保有しやすい
  • 初めてのカードに最適:クレジットカード初心者でも気軽に申し込める
おすすめの年会費無料クレジットカード
カード名 ポイント還元率 特徴 こんな人におすすめ
楽天カード 1.0%~3.0% 楽天市場で最大3倍
楽天ポイントが貯まる
楽天市場をよく利用する人
三井住友カード(NL) 0.5%~7.0% 対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元
ナンバーレスで安心
コンビニやファーストフードをよく利用する人
エポスカード 0.5% マルイで優待
海外旅行保険が自動付帯
マルイで買い物する人
海外旅行に行く人
PayPayカード 1.0%~5.0% PayPayポイントが貯まる
Yahoo!ショッピングでお得
PayPayを普段使いしている人
イオンカードセレクト 0.5%~1.0% イオンで毎月20日・30日5%OFF
WAON一体型
イオンで買い物する人
リクルートカード 1.2% 常時1.2%の高還元率
Pontaポイントに交換可能
どこで使っても高還元を求める人
年会費無料カードの選び方

年会費無料カードを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  1. ポイント還元率:基本還元率が1.0%以上のカードがおすすめ
  2. よく利用する店舗での還元率:普段使うお店で高還元になるか確認
  3. ポイントの使いやすさ:貯めたポイントを日常生活で使えるか
  4. 付帯サービス:海外旅行保険やショッピング保険の有無
  5. 国際ブランド:VISA・Mastercard・JCBなど、使える場所が多いブランドを選ぶ

②ポイント高還元率のおすすめクレジットカード

クレジットカードをよく利用する方には、ポイント還元率が高いカードがおすすめです。高還元率カードを使えば、日々の買い物でどんどんポイントが貯まります。

高還元率カードのメリット
  • ポイントが貯まりやすい:同じ金額を使っても、より多くのポイントが貯まる
  • 年間で大きな差が出る:年間100万円利用した場合、還元率0.5%と1.5%では年間1万円の差が出る
  • お得感が高い:ポイントを使って買い物や旅行ができる
おすすめの高還元率クレジットカード
カード名 ポイント還元率 年会費 特徴
リクルートカード 1.2% 無料 常時1.2%の高還元
じゃらん・ホットペッパーでさらにお得
楽天カード 1.0%~3.0% 無料 楽天市場で最大3倍
楽天経済圏でお得
dカード 1.0%~4.5% 無料 ドコモユーザーは特にお得
d払い併用でさらに還元
au PAY カード 1.0%~2.5% 無料
(条件あり)
auユーザーは特にお得
Pontaポイントが貯まる
三井住友カード ゴールド(NL) 0.5%~7.0% 5,500円
(条件達成で無料)
年間100万円利用で翌年以降年会費無料
対象店舗で最大7%還元
JCBカード W 1.0%~5.5% 無料
(39歳以下限定)
スターバックス・Amazonで高還元
39歳までに入会すれば40歳以降も利用可能
ポイント還元率の計算例

年間100万円をクレジットカードで利用した場合、還元率によってどれだけポイントが貯まるか比較してみましょう。

還元率 年間獲得ポイント 還元率0.5%との差額
0.5% 5,000ポイント
1.0% 10,000ポイント +5,000ポイント
1.2% 12,000ポイント +7,000ポイント
1.5% 15,000ポイント +10,000ポイント
2.0% 20,000ポイント +15,000ポイント

このように、還元率が1%違うだけで、年間1万円もの差が出ます。クレジットカードをメインの支払い手段として使う方は、高還元率カードを選ぶことで大きな節約効果が期待できます。

高還元率カードの選び方
  1. 基本還元率を確認:常時1.0%以上のカードを選ぶ
  2. 特約店をチェック:よく利用する店舗が特約店に含まれているか確認
  3. ポイントの有効期限:有効期限が長い、または無期限のカードがおすすめ
  4. ポイント交換先:貯めたポイントを使いたい交換先があるか確認
  5. 年会費とのバランス:年会費有料カードの場合、年会費以上のポイントが貯まるか計算する

③海外旅行保険が充実したクレジットカード

海外旅行によく行く方には、海外旅行保険が充実したクレジットカードがおすすめです。クレジットカードに付帯する海外旅行保険を活用すれば、別途保険に加入する必要がなく、保険料を節約できます。

海外旅行保険付帯カードのメリット
  • 保険料の節約:海外旅行のたびに保険に加入する必要がない
  • 手続き不要:カードを持っているだけで自動的に補償される(自動付帯の場合)
  • 日本語サポート:海外で困ったときに日本語で相談できる
  • 複数枚持ちで補償額アップ:複数のカードを持っていれば、補償額を合算できる
海外旅行保険の付帯条件

海外旅行保険には、自動付帯利用付帯の2種類があります。

付帯条件 内容 メリット デメリット
自動付帯 カードを持っているだけで自動的に補償される 手続き不要で便利 補償額が低めの場合が多い
利用付帯 旅行代金の一部をカードで支払う必要がある 補償額が高めの場合が多い カード決済が必要
おすすめの海外旅行保険付帯クレジットカード
カード名 年会費 死亡・後遺障害 傷害・疾病治療 付帯条件
エポスカード 無料 最高500万円 最高270万円 自動付帯
JCBカード W 無料 最高2,000万円 最高100万円 利用付帯
楽天プレミアムカード 11,000円 最高5,000万円 最高300万円 自動付帯
三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円
(条件達成で無料)
最高2,000万円 最高100万円 利用付帯
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 31,900円 最高1億円 最高300万円 利用付帯
三菱UFJカード ゴールドプレステージ 11,000円 最高5,000万円 最高200万円 自動付帯
海外旅行保険で重要な補償項目

海外旅行保険を選ぶ際は、傷害・疾病治療費用の補償額が最も重要です。海外で病気やケガをした場合、医療費が非常に高額になることがあるためです。

【参考】海外での医療費の例

  • アメリカで盲腸手術:約200万円~300万円
  • ヨーロッパで骨折治療:約50万円~100万円
  • 救急車での搬送:約10万円~50万円

これらの高額な医療費に対応するため、傷害・疾病治療費用は最低200万円以上の補償があるカードを選ぶことをおすすめします。

複数枚持ちで補償額を増やす方法

海外旅行保険は、複数のクレジットカードを持っていれば補償額を合算できます(死亡・後遺障害を除く)。

【例】複数枚持ちの補償額合算

エポスカード(傷害治療費用200万円)+JCBカード W(傷害治療費用100万円)を持っている場合

→ 合計300万円まで補償される

このように、年会費無料の海外旅行保険付帯カードを複数枚持つことで、補償額を大幅に増やすことができます。

④JCBカード乗り換え時の注意点とタイミング

JCBカードから別のクレジットカードへ乗り換える際は、タイミングや手順に注意が必要です。適切な手順で乗り換えることで、トラブルを避けられます。

乗り換え時の基本的な手順
  1. 新しいカードを申し込む
    • まず新しいカードの審査に通ってから、JCBカードを解約する
    • JCBカードを先に解約すると、クレジットカードがない期間が発生する
  2. 新しいカードが届くのを待つ
    • 審査通過から1~2週間でカードが届く
    • カードが届いたら、すぐに使える状態か確認する
  3. 公共料金やサブスクの支払い方法を変更する
    • JCBカードで支払っていたサービスを、新しいカードに変更する
    • 変更手続きには2~3ヶ月かかる場合があるため、早めに手続きする
  4. 変更完了を確認する
    • 実際に新しいカードで引き落としされたことを確認する
  5. JCBカードを解約する
    • すべての変更手続きが完了してから解約する
    • Oki Dokiポイントを使い切ってから解約する
乗り換え時の注意点
注意点 詳細 対策
審査に落ちるリスク 新しいカードの審査に落ちる可能性がある JCBカードを解約する前に、新しいカードの審査に通ってから解約する
クレヒスへの影響 短期間に複数のカードを申し込むと審査で不利になる 1ヶ月に1枚程度のペースで申し込む
利用可能枠の減少 新しいカードの利用可能枠が低い可能性がある 利用実績を積んで、利用可能枠の増額を申請する
ポイントの失効 JCBカードのOki Dokiポイントが失効する 解約前に必ずポイントを使い切る
年会費の無駄 解約のタイミングを誤ると年会費を無駄に支払う 有効期限月の月末までに解約する
乗り換えに最適なタイミング

JCBカードから別のカードへ乗り換える最適なタイミングは以下の通りです。

  • 年会費の請求前:有効期限月の月末までに乗り換えを完了させる
  • ポイントを使い切った後:Oki Dokiポイントを無駄にしないため
  • 新しいカードのキャンペーン期間中:入会特典を最大限活用できる
  • 大きな買い物の予定がない時期:利用可能枠が一時的に減少しても困らない時期
  • 海外旅行の予定がない時期:海外旅行保険の空白期間を作らないため
複数枚持ちという選択肢

JCBカードを解約せずに、新しいカードを追加で作るという選択肢もあります。複数枚のクレジットカードを持つことで、以下のメリットがあります。

  • 利用可能枠が増える:大きな買い物や急な出費にも対応できる
  • 使い分けができる:店舗によって最適なカードを使い分けられる
  • 付帯サービスを複数利用できる:海外旅行保険の補償額を合算できる
  • リスク分散:1枚のカードが使えなくなっても、別のカードが使える

ただし、年会費有料のカードを複数持つと維持費が高くなるため、年会費無料のカードを中心に複数枚持つことをおすすめします。

乗り換え前のチェックリスト

【乗り換え前のチェックリスト】

  • ☐ 新しいカードの審査に通った
  • ☐ 新しいカードが手元に届いた
  • ☐ 公共料金の支払い方法を変更した
  • ☐ 携帯電話料金の支払い方法を変更した
  • ☐ サブスクリプションの支払い方法を変更した
  • ☐ 変更した支払い方法での引き落としを確認した
  • ☐ Oki Dokiポイントを使い切った
  • ☐ 未払い残高がないことを確認した
  • ☐ 家族カード・ETCカードの準備ができた
  • ☐ 年会費を無駄にしないタイミングで解約できる

このチェックリストをすべてクリアしてから、JCBカードの解約手続きを進めることで、スムーズで損のない乗り換えができます。

⑦JCBカード解約のメリット・デメリット

解約くん
JCBカードを解約すると、年会費の節約やカード管理の負担軽減というメリットがある一方で、付帯サービスが使えなくなったり、クレジットヒストリーに影響が出たりするデメリットもあります。メリットとデメリットをしっかり理解したうえで、解約するかどうかを判断しましょう。

JCBカードの解約を検討する際は、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。解約後に「やっぱり解約しなければよかった」と後悔しないよう、慎重に判断しましょう。

①JCBカード解約のメリット

JCBカードを解約することで、以下のようなメリットが得られます。特に年会費有料のカードを持っている場合や、複数枚のクレジットカードを保有している場合は、解約によるメリットが大きくなります。

JCBカード解約による年会費の節約

年会費有料のJCBカードを解約する最大のメリットは、年会費の支払いが不要になることです。特に上位グレードのカードを持っている場合、年会費が高額になるため、使わないカードを保有し続けるのは無駄な出費となります。

JCBカードの年会費一覧
カードの種類 年会費(税込) 解約による節約効果
JCBカード S 無料 節約効果なし
JCBカード W / W plus L 無料 節約効果なし
JCB一般カード 1,375円 年間1,375円の節約
JCBゴールド 11,000円 年間11,000円の節約
JCBゴールド ザ・プレミア 16,500円 年間16,500円の節約
JCBプラチナ 27,500円 年間27,500円の節約
JCBザ・クラス 55,000円 年間55,000円の節約
年会費節約の具体例

【例】JCBゴールドを5年間保有した場合

  • 年会費11,000円 × 5年 = 55,000円
  • ほとんど使わずに保有していた場合、この55,000円は無駄な出費
  • 解約することで、今後の年会費55,000円(5年分)を節約できる

特に以下のような状況の方は、解約による年会費節約のメリットが大きいです。

  • カードをほとんど使っていない:年会費に見合う利用がない
  • 付帯サービスを利用していない:空港ラウンジや優待サービスを使っていない
  • 他に年会費無料の良いカードがある:年会費を払う必要がない
  • 収入が減った:年会費の負担が大きく感じる
年会費無料カードへのダウングレードという選択肢

年会費を節約したいけれど、JCBカードを完全に解約したくない場合は、年会費無料のカードへダウングレードするという方法もあります。

  • JCBゴールド → JCB一般カード(年会費1,375円)またはJCBカード S(年会費無料)
  • JCBプラチナ → JCBゴールド(年会費11,000円)

ダウングレードすることで、年会費を抑えつつ、JCBカードとの取引履歴を維持できます。

JCBカード解約によるカード管理の簡素化

複数枚のクレジットカードを持っている場合、JCBカードを解約することでカード管理の負担が軽減されます。カードの枚数が減ることで、以下のようなメリットがあります。

カード管理の負担軽減
  • 利用明細の確認が楽になる:チェックすべき明細書が減る
  • 支払い管理が簡単になる:引き落とし日や引き落とし口座を管理しやすくなる
  • ポイント管理が楽になる:複数のポイントプログラムを管理する必要がなくなる
  • 紛失のリスクが減る:財布の中のカード枚数が減り、紛失しにくくなる
  • 更新手続きが減る:カードの有効期限更新の手間が減る
複数枚保有の管理負担

【例】5枚のクレジットカードを保有している場合の管理負担

  • 毎月5枚分の利用明細を確認する必要がある
  • 5つの異なる引き落とし日を覚えておく必要がある
  • 5つの異なる口座に残高を確保しておく必要がある
  • 5つのポイントプログラムを管理する必要がある
  • 5枚のカードの有効期限を管理する必要がある

→ JCBカードを解約すれば、管理すべきカードが4枚に減り、負担が20%軽減される

カード枚数の適正化

一般的に、保有するクレジットカードは2~3枚が適正と言われています。これ以上多いと管理が煩雑になり、以下のようなリスクが高まります。

  • 不正利用に気づきにくい
  • 支払い遅延のリスクが高まる
  • ポイントが分散して使いにくい
  • 年会費の総額が高くなる

使っていないJCBカードを解約することで、カード枚数を適正化し、効率的にクレジットカードを管理できるようになります。

JCBカード解約による不正利用リスクの軽減

使っていないクレジットカードを保有し続けることは、不正利用のリスクを高めます。JCBカードを解約することで、このリスクを軽減できます。

使わないカードのリスク
  • 不正利用に気づきにくい:利用明細を確認する頻度が低いため、不正利用があっても気づくのが遅れる
  • 紛失に気づきにくい:普段使わないカードは、紛失してもすぐに気づかない
  • 情報流出のリスク:保有カード枚数が多いほど、情報流出の可能性が高まる
  • 家族による無断使用:財布に入れっぱなしのカードは、家族に無断で使われる可能性がある
不正利用の補償期間

JCBカードには紛失・盗難補償がありますが、届出日から60日前までの不正利用しか補償されません。使っていないカードの場合、不正利用に気づくのが遅れ、補償を受けられない可能性があります。

【注意】不正利用発見の遅れ

使っていないJCBカードで3ヶ月前から不正利用があった場合:

  • JCBの補償期間は届出日から60日前まで
  • 3ヶ月前(約90日前)の不正利用は補償対象外
  • 自己負担で支払う必要がある

使わないJCBカードを解約することで、このような不正利用リスクを完全に排除できます。

②JCBカード解約のデメリット

JCBカードを解約することには、メリットだけでなくデメリットも存在します。解約後に後悔しないよう、以下のデメリットをしっかり理解しておきましょう。

JCBカード解約による付帯サービスの喪失

JCBカードを解約すると、カードに付帯するすべてのサービスが使えなくなります。特に上位グレードのカードを持っている場合、年会費以上の価値があるサービスを失うことになるため、慎重に判断する必要があります。

失われる主な付帯サービス
付帯サービス 内容 損失の大きさ
海外旅行傷害保険 海外旅行中のケガや病気を補償
最高1億円の補償
★★★★★
海外旅行が多い人は大きな損失
国内旅行傷害保険 国内旅行中のケガを補償 ★★★☆☆
ショッピング保険 購入した商品の破損・盗難を補償 ★★★☆☆
空港ラウンジサービス 国内・海外の空港ラウンジが無料利用可能
(ゴールド以上)
★★★★☆
出張や旅行が多い人は大きな損失
JCB優待ガイド レストラン・ホテル・レジャー施設の割引 ★★★☆☆
チケットJCB コンサート・舞台のチケット会員枠 ★★☆☆☆
エンタメ好きには損失
コンシェルジュサービス 旅行やレストランの手配をサポート
(プラチナ以上)
★★★★☆
プライオリティ・パス 世界中の空港ラウンジが使える
(プラチナ以上)
★★★★★
海外出張が多い人は大きな損失
海外旅行保険の価値

JCBカードの海外旅行保険は、別途保険に加入する場合のコストを節約できます。解約すると、海外旅行のたびに保険料を支払う必要があります。

【損失の具体例】海外旅行保険のコスト

年3回の海外旅行(1週間程度)に行く場合:

  • 海外旅行保険:1回あたり約3,000円~5,000円
  • 年間コスト:3,000円 × 3回 = 9,000円~15,000円

JCBゴールド(年会費11,000円)を持っていれば、海外旅行保険の保険料9,000円~15,000円が不要になるため、実質的に年会費以上の価値がある

空港ラウンジサービスの価値

ゴールドカード以上に付帯する空港ラウンジサービスは、出張や旅行が多い人にとって非常に価値が高いサービスです。

  • 空港ラウンジ利用料:1回あたり約1,000円~3,000円
  • 月2回利用する場合:年間24,000円~72,000円相当

このように、付帯サービスを活用している場合、年会費以上の価値を得ている可能性があります。解約前に、本当に付帯サービスが不要か確認しましょう。

JCBカード解約によるクレジットヒストリーへの影響

JCBカードを解約すると、クレジットヒストリー(クレヒス)に影響が出る可能性があります。特に長年使っていたカードを解約する場合、信用情報に変化が生じます。

クレヒスへの影響
影響の種類 詳細 影響の大きさ
取引履歴の短縮 長年の良好な取引実績が失われる ★★★★☆
長期保有カードの場合は影響大
クレジットエイジの低下 平均保有期間が短くなる ★★★☆☆
利用実績の消失 定期的に利用していた実績が失われる ★★★☆☆
再入会の困難 再入会時に新規審査が必要 ★★★★☆
属性悪化時は影響大
長期保有カードを解約する影響

【例】10年間保有していたJCBカードを解約した場合

  • 10年間の良好な取引実績が失われる
  • 他のカードの平均保有期間が短くなる
  • 将来的にJCBカードに再入会しようとしても、審査が厳しくなる
  • 他のカード会社の審査でも、「長期保有していたカードを解約した理由」を疑問視される可能性がある
クレヒスへの影響を最小限にする方法
  1. 他のクレジットカードを保有し続ける:すべてのカードを解約しない
  2. 新しいカードを作ってから解約する:クレジットカードの保有枚数を維持する
  3. 解約前に他のカードの利用実績を作る:他のカードで定期的に利用する
  4. 年会費無料カードへダウングレードする:完全に解約せず、取引履歴を維持する

JCBカード解約による利用可能枠の減少

JCBカードを解約すると、トータルの利用可能枠が減少します。これにより、大きな買い物や急な出費に対応しにくくなる可能性があります。

利用可能枠減少の影響

【例】3枚のクレジットカードを保有している場合

  • JCBカード:利用可能枠100万円
  • 楽天カード:利用可能枠50万円
  • 三井住友カード:利用可能枠50万円
  • 合計:200万円

JCBカードを解約すると:

  • 楽天カード:利用可能枠50万円
  • 三井住友カード:利用可能枠50万円
  • 合計:100万円(50%減少)
利用可能枠減少によるリスク
  • 大きな買い物ができない:家電・家具・旅行などの高額な買い物が一度にできない
  • 急な出費に対応できない:医療費や冠婚葬祭など、予期しない出費に対応できない
  • ポイント還元の機会損失:利用可能枠が足りず、現金で支払うことになり、ポイントが貯まらない
  • 信用情報への悪影響:利用可能枠ギリギリまで使うと、信用情報に悪影響が出る可能性がある
利用可能枠を維持する方法
  1. 他のカードの利用可能枠を増額する:解約前に他のカードの増額審査を申し込む
  2. 新しいカードを作る:解約するカードと同程度の利用可能枠を持つカードを作る
  3. 複数枚保有する:年会費無料カードを複数枚持つことで、トータルの利用可能枠を確保する
解約を判断する基準

JCBカードを解約するかどうかは、以下の基準で判断しましょう。

判断基準 解約推奨 解約非推奨
年会費 年会費有料で使っていない 年会費無料または活用している
利用頻度 年間数回程度しか使わない 月1回以上利用している
付帯サービス 付帯サービスを一切使っていない 空港ラウンジや旅行保険を活用している
保有期間 1~2年程度の短期保有 5年以上の長期保有
他のカード 他に複数のカードを保有している JCBカードしか持っていない
今後の予定 海外旅行や大きな買い物の予定がない 近いうちに海外旅行や高額な買い物の予定がある

【まとめ】解約の判断ポイント

解約を推奨するケース:

  • 年会費有料カードをほとんど使っていない
  • 付帯サービスを一切利用していない
  • 他に複数のクレジットカードを保有している
  • 年会費の負担が大きいと感じる

解約を慎重に検討すべきケース:

  • 付帯サービス(空港ラウンジ・旅行保険など)を活用している
  • 長年保有していて良好なクレヒスがある
  • 他にクレジットカードをほとんど持っていない
  • 近いうちに海外旅行や大きな買い物の予定がある

メリットとデメリットをしっかり比較したうえで、自分にとって最適な判断をしましょう。迷った場合は、完全に解約するのではなく、年会費無料カードへダウングレードするという選択肢も検討してみてください。

まとめ|JCBカードの解約方法を理解して計画的に手続きしよう

いかがでしたでしょうか。JCBカードの解約は、カードの種類によって手続き方法が異なりますが、基本的にはMyJCBまたは電話で簡単に手続きできます。ただし、解約前には必ず未払い残高やOki Dokiポイントの残高、年会費のタイミング、公共料金の支払い設定などを確認することが重要です。

特に、Oki Dokiポイントは解約と同時に失効してしまい、年会費も有効期限月を過ぎると次年度分が請求されてしまうため、損をしないタイミングで解約することが大切です。また、家族カードやETCカード、QUICPayも自動的に解約されるため、事前に別のカードへの切り替えを済ませておきましょう。

解約後のカードは個人情報保護のため、ICチップや磁気ストライプを細かく切断して処分してください。本記事を参考に、計画的で損のないJCBカード解約を進めていただければ幸いです。

ポイントまとめ

  • JCBカードの解約方法は、カードの種類によって異なります:プラチナ・ザ・クラスは電話のみ、一般カードはWebまたは電話で手続き可能です
  • 解約前には必ず確認すべき項目があります:未払い残高、Oki Dokiポイント、年会費のタイミング、公共料金の支払い設定を事前にチェックしましょう
  • 年会費を無駄にしないタイミングで解約しましょう:有効期限月の月末までに解約すれば次年度の年会費は発生しません
  • 付帯カードも同時に解約されます:家族カード・ETCカード・QUICPayは自動的に解約されるため、事前に別カードへの切り替えが必要です
  • 解約後のカードは適切に処分しましょう:個人情報保護のため、ICチップや磁気ストライプを細かく切断して処分してください

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