au通話定額オプション(通話定額2・通話定額ライト2)の解約方法を詳しく解説します。月額880円~1,980円のオプション料金が本当に必要か悩んでいませんか?本記事では、My auやauショップでの具体的な解約手順はもちろん、解約前に確認すべき事項、電話きほんパックの扱い、解約時の注意点を網羅的にご紹介します。通話定額オプションが本当に必要かどうかの判断基準から、よくあるトラブルと対処法まで、au通話定額オプション解約に関する疑問をすべて解消します。
au通話定額オプションとは?サービス内容を理解する

auの通話定額オプションは、音声通話をよく利用する方向けの便利なサービスです。オプションに加入することで、通話料金を気にせず電話をかけることができます。
解約を検討する前に、まずはこのオプションの詳細な内容を正確に理解しておきましょう。サービス内容を把握することで、本当に解約すべきかどうかの判断がしやすくなります。
①au通話定額2と通話定額ライト2の基本情報
au通話定額オプションには、「通話定額2」と「通話定額ライト2」の2種類があります。それぞれ月額料金と無料通話の範囲が異なるため、自分の利用状況に合わせて選択できます。
| 通話オプション | 月額料金 | 国内通話料 | SMS利用料 |
|---|---|---|---|
| 通話定額2 | 1,980円 | 国内通話24時間かけ放題 | 送信:3.3円/回 受信:無料 |
| 通話定額ライト2 | 880円 | 5分以内:無料 5分超過分:22円/30秒 |
送信:3.3円/回 受信:無料 |
通話定額2は、月額1,980円で国内通話が24時間いつでもかけ放題になるオプションです。長時間の通話を頻繁にする方や、仕事で電話をよく使う方に適しています。
通話定額ライト2は、月額880円で1回5分以内の通話が何度でも無料になるオプションです。短い通話を頻繁にかける方に向いています。5分を超過した分については、通常の通話料金(22円/30秒)が発生します。
どちらのオプションも、auの対象料金プラン(使い放題MAX 5G/4G、スマホミニプラン+ 5G/4G、auマネ活プランなど)に加入している場合のみ選択可能です。
②au通話定額オプションで無料になる発信先
au通話定額オプションに加入すると、以下の発信先への通話が無料(またはオプション料金内で利用可能)になります。
- au携帯電話
- 他社携帯電話(ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、格安SIMなど)
- 固定電話(NTT東日本・西日本、各地域の固定電話)
- 光/IP電話(050で始まる番号など、一部を除く)
- 時報(117)
- 災害用伝言ダイヤル(171)
基本的に、日常生活で使用する一般的な電話番号への発信は、ほぼすべて無料通話の対象となります。携帯電話や固定電話への通話料金を気にせず利用できるのが、通話定額オプションの大きなメリットです。
ただし、050で始まるIP電話の一部(050-5575-8206~8255、050-6864-8244~8263)は無料通話の対象外となるため注意が必要です。
③au通話定額オプションの対象外となる発信先(重要)
通話定額オプションに加入していても、以下の発信先への通話は無料通話の対象外となり、別途通話料金が発生します。解約を検討する前に、自分がよく利用する番号が対象外に含まれていないか確認しておきましょう。
- 海外での発信・着信、国際通話
- 番号案内サービス(104)の利用料(※通話料は無料)
- 行政1XYサービス(188など)
- ♯ダイヤル(クイックダイヤル)
- 衛星電話
- 衛星船舶電話
- ナビダイヤル(0570で始まる番号)
- テレドーム(0180で始まる番号)
- 67コール(0067で始まる番号)
これらの番号に発信した場合、22円/30秒の通話料金、またはサービス提供元が定める料金が発生します。特に注意が必要なのが、企業のお問い合わせ窓口でよく使われる「ナビダイヤル(0570)」と、「番号案内(104)」です。
ナビダイヤル(0570)は対象外!高額請求に注意
ナビダイヤル(0570で始まる番号)は、通話定額オプションの対象外となる代表的な番号です。以下のようなシーンでよく使われています。
- 宅配便の再配達受付窓口
- 企業のカスタマーサポート窓口
- テレビ番組の電話投票・応募受付
- 公営ギャンブルのレース結果案内
- コンサートチケットの予約窓口
ナビダイヤルは、サービス提供元によって通話料金が異なります。電話をかけると冒頭で「この通話は1分あたり○○円でご案内します」という音声案内が流れるため、必ず確認してから通話を続けましょう。
番号案内(104)は通話料無料でも案内料220円が必要
番号案内サービス(104)に発信した場合、通話料そのものは通話定額オプションの対象となるため無料です。しかし、「案内料」として1案内につき220円の利用料が別途発生します。
つまり、通話定額オプションに加入していても、番号案内サービスは無料で使えるわけではありません。電話番号を調べる際は、インターネット検索や公式サイトを利用する方が費用を抑えられます。
④au電話きほんパック(V)の付帯サービス内容
au通話定額2または通話定額ライト2に加入すると、「電話きほんパック(V)」を追加料金なしで利用できます。電話きほんパック(V)は、通常月額440円かかる通話向けのパック型オプションです。
電話きほんパック(V)には、以下の4つのサービスが含まれています。
| サービス名 | 通常月額料金 | サービス内容 |
|---|---|---|
| お留守番サービスEX | 330円 | 電話に出られない時に相手のメッセージを預かるサービス |
| 割込通話 | 220円 | 通話中に別の着信があった際、保留にして新しい電話に出られるサービス |
| 三者通話サービス | 220円 | 通話中に別の人に電話をかけて3人で同時に通話できるサービス |
| 迷惑電話撃退サービス | 110円 | 迷惑電話を着信拒否するサービス |
これらのサービスを個別に契約すると合計で月額880円かかりますが、通話定額オプションに加入していれば実質無料で利用できます。
ただし、電話きほんパック(V)を利用するためには別途申し込みが必要です。通話定額オプションに加入しただけでは自動的に電話きほんパック(V)が使えるようにはならないため、必要な方はMy auやauショップで申し込み手続きを行いましょう。
au通話定額オプションの解約方法【3つの手順を完全解説】

au通話定額オプション(通話定額2・通話定額ライト2)の解約方法は、①My auからオンラインで解約、②auショップの店頭で解約、③auお客さまセンターに電話して解約の3つがあります。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合わせて最適な解約方法を選びましょう。特に、My auからの解約は24時間対応で待ち時間もないため、最もおすすめの方法です。
①My auからオンラインで解約する方法(推奨)
My auを使えば、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも通話定額オプションを解約できます。店舗に行く手間や待ち時間がなく、自宅で簡単に手続きが完了するため、最もおすすめの解約方法です。
ただし、重要な注意点として、通話定額オプションの解約は「オプション解約」メニューからではなく、「料金プラン変更」メニューから手続きする必要があります。この点を知らないと、解約ボタンが見つからずに困ってしまうことがあります。
My auアプリのインストール方法
My auアプリをまだインストールしていない方は、以下の手順でインストールしましょう。すでにインストール済みの方は、次の「料金プラン変更画面からの詳細手順」に進んでください。
iPhoneの場合:
- App Storeを開きます
- 検索欄に「My au」と入力します
- 「My au(マイエーユー)-料金・ギガ残量の確認アプリ」を選択します
- 「入手」をタップしてダウンロードします
- インストールが完了したらアプリを開きます
Androidの場合:
- Google Playストアを開きます
- 検索欄に「My au」と入力します
- 「My au(マイエーユー)-料金・ギガ残量の確認アプリ」を選択します
- 「インストール」をタップしてダウンロードします
- インストールが完了したらアプリを開きます
初回起動時には、au IDとパスワードでログインが必要です。au IDの初期設定は電話番号、パスワードは契約時に店頭で設定したものになります。パスワードを忘れた場合は、ログイン画面から再設定が可能です。
料金プラン変更画面からの詳細手順
My auアプリを使った通話定額オプションの解約手順を、画面の流れに沿って詳しく解説します。
- My auアプリを開き、ログインします
アプリを起動し、au IDとパスワードでログインします。 - ホーム画面下部の「ご契約情報」をタップします
画面下部のメニューから「ご契約情報」を選択します。 - 「ご契約情報」画面で「料金プランを変更する」をタップします
契約情報の一覧が表示されるので、その中から「料金プランを変更する」を探してタップします。 - 現在の料金プランが表示されるので、下にスクロールします
画面上部に現在契約中の料金プランが表示されます。そのまま下にスクロールしていきます。 - 「通話オプション」の項目を見つけます
スクロールしていくと「通話オプション」という項目があります。ここに現在契約中の通話定額オプション(通話定額2または通話定額ライト2)が表示されています。 - 「通話オプションなし」を選択します
通話定額オプションの選択肢の中から「通話オプションなし」を選択します。これが解約を意味する選択肢です。 - 画面を下にスクロールし、「次へ」をタップします
選択が完了したら、画面最下部にある「次へ」ボタンをタップします。 - 変更内容の確認画面が表示されます
現在のプランと変更後のプランが並んで表示されるので、内容を確認します。月額料金の変更額も表示されます。 - 注意事項をよく読み、「同意して次に進む」をタップします
解約に関する注意事項(解約適用タイミング、電話きほんパック(V)の扱いなど)が表示されるので、必ず確認してから「同意して次に進む」をタップします。 - 最終確認画面で「申し込む」をタップします
最後に申し込み内容の最終確認画面が表示されます。内容に間違いがなければ「申し込む」をタップして手続きを完了させます。
以上で、My auからの通話定額オプション解約手続きは完了です。手続き自体は5分程度で終わります。
My auでの解約完了確認方法
解約手続きが正常に完了したかどうかを確認する方法を解説します。
- 手続き完了画面のスクリーンショットを保存します
申し込み完了画面が表示されたら、念のためスクリーンショットを撮影して保存しておきましょう。万が一のトラブル時に役立ちます。 - 受付完了のメールを確認します
手続き完了後、登録しているメールアドレスに「料金プラン変更受付完了」のメールが届きます。このメールで申し込み内容を再確認できます。 - My auの契約内容を確認します
手続きから数時間後、My auの「ご契約情報」画面で変更後の料金プランが反映されているか確認しましょう。「通話オプション:なし」と表示されていれば、解約手続きが完了しています。 - 翌月の請求額を確認します
解約が適用される翌月1日以降、My auの「請求額」画面で通話定額オプションの料金が請求されていないことを確認しましょう。
これらの確認を行うことで、解約手続きが正常に完了したことを確実に把握できます。
②auショップの店頭で解約する方法
auショップの店頭でも、通話定額オプションの解約手続きが可能です。スタッフに直接相談しながら手続きできるため、「自分で判断するのが不安」「過去の通話料金を見ながらアドバイスが欲しい」という方におすすめです。
来店予約の取り方(必須)
現在、auショップは来店予約制となっています。予約なしで来店しても対応してもらえない場合があるため、必ず事前に来店予約を取ってから向かいましょう。
特に土日や平日の夕方(17時~19時)は予約が埋まりやすいため、希望日時の数日前には予約を取ることをおすすめします。
来店予約の方法は2つあります:
方法①:auショップに直接電話する
- Googleマップで「auショップ」と検索します
- 来店したい店舗を選択します
- 店舗情報に表示されている電話番号に電話をかけます
- 「通話定額オプションの解約で来店予約したい」と伝えます
- 希望日時を伝えて予約を完了させます
方法②:au公式サイトから予約する
- au公式サイトの「来店予約ページ」にアクセスします
- 都道府県または現在地から店舗を検索します
- 希望する店舗を選択します
- 来店目的で「各種サービスの変更・解約」を選択します
- 希望日時を選択します
- お客様情報(氏名、電話番号、au電話番号)を入力します
- 「予約する」をタップして予約を完了させます
予約完了後、登録したメールアドレスに予約確認メールが届きます。予約日時を忘れないよう、スマートフォンのカレンダーに登録しておくと安心です。
持参する必要書類
auショップで通話定額オプションの解約手続きを行う際は、以下のものを持参する必要があります。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など)
- 利用中のau携帯電話本体
本人確認書類として利用できるもの:
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
- 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳
- 健康保険証(補助書類が必要な場合あり)
- 在留カード・特別永住者証明書
本人確認書類は必ず原本を持参してください。コピーでは受け付けてもらえません。
店頭解約のメリット
auショップの店頭で解約手続きを行うメリットは以下の通りです。
- スタッフに直接相談しながら判断できる
過去の通話料金データを一緒に確認しながら、本当に解約すべきかどうかをアドバイスしてもらえます。 - 複雑な手続きを任せられる
My auの操作に不慣れな方でも、スタッフが手続きを進めてくれるため安心です。 - その場で疑問点を解消できる
電話きほんパック(V)の扱いや、解約後の通話料金など、不明点をその場で質問して解決できます。 - 他のオプションもまとめて見直しできる
通話定額オプション以外にも不要なオプションがないか、料金プラン全体を見直すことができます。 - 書面での控えがもらえる
手続き完了後、変更内容が記載された書面を受け取れるため、記録として残せます。
一方で、店舗での手続きには以下のようなデメリットもあります。
- 来店予約が必要で、希望日時に予約が取れない場合がある
- 店舗までの移動時間がかかる
- 予約時間に遅れると対応してもらえない可能性がある
- 営業時間内(通常10時~19時)に来店する必要がある
自分で判断できる方や、時間を節約したい方はMy auからの解約がおすすめですが、スタッフのサポートを受けながら慎重に判断したい方は店頭での解約が適しています。
③auお客さまセンターに電話して解約する方法
auお客さまセンターに電話をかけて、オペレーターと話しながら通話定額オプションを解約することもできます。店舗に行く時間がないものの、スタッフのサポートを受けたい方に適した方法です。
電話番号と営業時間
au通話定額オプションの解約に関する問い合わせは、以下の窓口で受け付けています。
| 窓口名 | 電話番号 | 営業時間 |
|---|---|---|
| auお客さまセンター (契約内容の確認・変更窓口) |
0077-7023 (au携帯電話・一般電話共通) |
9:00~20:00 (年中無休) |
0077-7023は通話料無料のフリーダイヤルです。au携帯電話からでも、他社携帯電話や固定電話からでも無料でかけられます。
混雑しやすい時間帯:
- 平日の12時~13時(昼休み時間帯)
- 平日の17時~19時(仕事終わりの時間帯)
- 土日祝日の10時~12時、14時~17時
- 月末・月初(料金確認や各種変更手続きが集中)
比較的つながりやすい時間帯:
- 平日の10時~11時、14時~16時
- 営業開始直後の9時~9時30分
混雑時は10分以上待つこともあるため、時間に余裕があるときに電話することをおすすめします。
電話での解約手順と待ち時間対策
auお客さまセンターに電話して通話定額オプションを解約する手順を解説します。
- 0077-7023に電話をかけます
au携帯電話、または固定電話から0077-7023に電話をかけます。 - 音声ガイダンスが流れます
自動音声ガイダンスに従って、該当する番号をプッシュします。「料金プランの変更」または「オプションサービスの変更」を選択します。 - オペレーターにつながるまで待ちます
混雑状況によっては数分~十数分待つことがあります。スピーカーフォンにして、他の作業をしながら待つと効率的です。 - オペレーターに解約の意向を伝えます
「通話定額オプション(通話定額2または通話定額ライト2)を解約したい」と伝えます。 - 本人確認が行われます
セキュリティのため、契約者本人であることを確認する質問がいくつかされます。- 氏名
- 生年月日
- au電話番号
- 契約時に登録した暗証番号(4桁)
などを答えます。
- オペレーターが現在の通話利用状況を確認します
過去の通話料金データを見ながら、本当に解約して問題ないかをアドバイスしてくれます。不明点があれば、この段階で質問しましょう。 - 解約に関する注意事項の説明を受けます
解約適用タイミング(翌月1日から)、日割り計算がないこと、電話きほんパック(V)の扱いなど、重要な注意事項を説明されます。 - 解約手続きを完了させます
内容に同意すれば、その場で解約手続きが完了します。 - 完了通知を受け取ります
手続き完了後、登録しているメールアドレスに確認メールが届きます。
電話での手続きは、オペレーターとのやり取りを含めて15分~30分程度かかります。
待ち時間を短縮するための対策:
- 比較的空いている時間帯を狙う
平日の午前中や14時~16時など、混雑しにくい時間帯に電話をかけましょう。 - スピーカーフォンを活用する
待ち時間が長い場合は、スピーカーフォンにして家事や仕事をしながら待つと時間を有効活用できます。 - 暗証番号を事前に確認しておく
契約時に設定した4桁の暗証番号を忘れている場合は、事前にMy auで確認または再設定しておくとスムーズです。 - 必要な情報をメモしておく
電話番号、契約者氏名、生年月日などをメモしておくと、本人確認がスムーズに進みます。
- オペレーターに相談しながら判断できる
- 店舗に行く必要がない
- その場で疑問点を質問できる
デメリット:
- 営業時間(9時~20時)内に電話する必要がある
- 混雑時は長時間待たされる可能性がある
- 来店予約のような時間指定ができない
My auでの解約に不安がある方や、判断に迷っている方は、電話でオペレーターのサポートを受けながら手続きするのがおすすめです。一方、待ち時間を避けたい方や自分のペースで手続きしたい方は、My auからの解約が最適です。
au通話定額オプション解約時の重要な注意点

au通話定額オプションを解約する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを知らずに解約してしまうと、「思っていたのと違った」「余計な料金が発生した」といったトラブルにつながる可能性があります。
解約手続きを行う前に、以下の注意点を必ず確認しておきましょう。特に、解約適用のタイミングと電話きほんパック(V)の扱いは要注意です。
①au通話定額オプションの解約が適用されるのは翌月1日から
au通話定額オプション(通話定額2・通話定額ライト2)は、月の途中で解約手続きをしても、実際に解約が適用されるのは翌月1日からとなります。
例えば、11月15日に解約手続きを行った場合:
- 11月30日まで:通話定額オプションは引き続き利用可能(かけ放題が適用される)
- 12月1日から:通話定額オプションが解約され、通話料が発生するようになる
つまり、解約手続きをした月の末日までは、引き続き通話無料のサービスを利用できます。解約後すぐに通話が有料になるわけではないため、「急いで解約したら今月中に電話できなくなる」といった心配は不要です。
ただし、翌月1日からは通話料が発生するようになるため、解約後は通話の使い方に注意が必要です。特に、長時間の通話や頻繁な通話をする習慣がある方は、解約後に高額な通話料が請求される可能性があります。
解約後の通話料金は22円/30秒(1分あたり44円)です。例えば、30分の通話で1,320円、1時間の通話で2,640円の通話料がかかります。LINE通話やFaceTimeなどの無料通話アプリを活用して、通話料を抑える工夫をしましょう。
②au通話定額オプションは月途中の解約でも日割り計算にはならない
au通話定額オプションは、月途中で解約手続きをしても、月額料金は日割り計算にはなりません。解約手続きをした月は、満額が請求されます。
例えば、通話定額2(月額1,980円)を11月5日に解約手続きした場合:
- 11月分の請求:1,980円(満額)
- 12月分の請求:0円(解約適用済み)
月初の5日に解約しても、月末の30日に解約しても、その月の月額料金は同じです。「早く解約したら料金が安くなる」ということはないため、この点は理解しておきましょう。
一方で、解約が適用される翌月からは料金が発生しないため、解約を決めたら早めに手続きをしても問題ありません。「月末ギリギリに解約しよう」と先延ばしにして忘れてしまうよりも、思い立ったときに手続きを済ませる方が確実です。
③au電話きほんパック(V)は別途解約が必要
これは非常に重要な注意点です。通話定額2または通話定額ライト2を解約しても、電話きほんパック(V)は自動的に解約されません。
通話定額オプションに加入している間は、電話きほんパック(V)が無料で利用できます。しかし、通話定額オプションを解約すると、電話きほんパック(V)は翌月以降、月額440円の有料オプションとして自動的に継続されます。
電話きほんパック(V)に含まれるサービス:
- お留守番サービスEX
- 割込通話
- 三者通話サービス
- 迷惑電話撃退サービス
これらのサービスを実際に使っている場合は、月額440円を支払ってでも継続する価値があります。しかし、使っていない場合は、通話定額オプションの解約と同時に、電話きほんパック(V)も解約する必要があります。
au電話きほんパック(V)の解約方法
電話きほんパック(V)の解約方法は、通話定額オプションの解約と同じく、My au、auショップ、電話のいずれかで手続きできます。
My auから電話きほんパック(V)を解約する手順:
- My auアプリを開き、ログインします
- ホーム画面下部の「ご契約情報」をタップします
- 「オプションサービス」の項目を探します
画面を下にスクロールすると、「オプションサービス」という項目があります。 - 「変更」をタップします
オプションサービスの横にある「変更」ボタンをタップします。 - 現在加入中のオプション一覧が表示されます
「電話きほんパック(V)」を探します。 - 「電話きほんパック(V)」の横にある「廃止する」をタップします
- 注意事項を確認し、「同意して次に進む」をタップします
解約に関する注意事項が表示されるので、内容を確認します。 - 最終確認画面で「申し込む」をタップします
内容に間違いがなければ、手続きを完了させます。
以上で、電話きほんパック(V)の解約は完了です。
auショップまたは電話で解約する場合:
auショップの店頭またはauお客さまセンター(0077-7023)に連絡し、「電話きほんパック(V)を解約したい」と伝えれば、スタッフが手続きを進めてくれます。
電話きほんパック(V)も、解約適用は翌月1日からで、日割り計算はありません。解約手続きをした月の末日までは引き続き利用できます。
④au通話定額オプションは解約後もいつでも再加入可能
au通話定額オプションを一度解約しても、いつでも再加入することが可能です。再加入に際して、待機期間やペナルティは一切ありません。
「解約したけれど、やっぱり通話をよく使うようになった」「今月は通話が多そうだから一時的に加入したい」といった場合でも、すぐに再加入できます。
そのため、「今後のために念のため加入しておく」といった心配は不要です。実際の通話利用状況をしっかり確認して、必要ないと判断したら迷わず解約しましょう。必要になったらすぐに再加入できます。
au通話定額オプションの再加入手順と適用タイミング
au通話定額オプションに再加入する方法は、解約時と同じく、My au、auショップ、電話のいずれかで手続きできます。
My auから再加入する手順:
- My auアプリを開き、ログインします
- 「ご契約情報」→「料金プランを変更する」をタップします
- 「通話オプション」の項目で、希望するオプションを選択します
「通話定額2」または「通話定額ライト2」を選択します。 - 画面の指示に従って手続きを進めます
- 最終確認画面で「申し込む」をタップして完了です
再加入の適用タイミング:
通話定額オプションの再加入は、申し込み当日または翌日から適用されます。解約時とは異なり、再加入の場合は比較的早く適用されます。
- 当日21時10分までに申し込み:当日中に適用される場合が多い
- 21時10分以降に申し込み:翌日から適用される
ただし、システムの混雑状況や手続きのタイミングによっては、適用までに数日かかる場合もあります。「明日から絶対に必要」という場合は、早めに手続きを済ませるか、auショップや電話で確実な適用日を確認しておくと安心です。
再加入時の月額料金:
再加入した月の月額料金は、日割り計算になる場合とならない場合があります。適用開始日によって変わるため、手続き時に確認画面で表示される請求額をしっかり確認しましょう。
⑤au通話定額オプション解約のベストタイミングは?
「通話定額オプションはいつ解約するのがベストなのか?」という疑問を持つ方は多いと思います。結論から言うと、解約のタイミングによる損得はほとんどありません。
その理由を整理しましょう。
解約タイミングによる影響:
| 解約手続き日 | その月の請求額 | サービス利用期間 | 損得 |
|---|---|---|---|
| 月初(1日~10日) | 満額(日割りなし) | 月末まで利用可能 | 変わらず |
| 月中(11日~20日) | 満額(日割りなし) | 月末まで利用可能 | 変わらず |
| 月末(21日~末日) | 満額(日割りなし) | 月末まで利用可能 | 変わらず |
上記のように、どのタイミングで解約しても、その月の月額料金は満額請求され、サービスは月末まで利用できるため、実質的な損得はありません。
では、いつ解約手続きをすればよいのか?
おすすめは、「解約を決めたらすぐに手続きをする」ことです。以下の理由からです。
- 先延ばしにすると忘れてしまう可能性がある
「月末になったら解約しよう」と考えていると、忙しくて手続きを忘れ、翌月も料金が発生してしまうことがあります。 - システムトラブルや混雑のリスクを避けられる
月末最終日に手続きをすると、システムメンテナンスや混雑により、手続きが翌月にずれ込むリスクがあります。 - 心理的にスッキリする
「やらなければ」と思っていることは、早めに済ませた方が精神的に楽です。
ただし、以下の場合は月末近くまで待った方が良いケースもあります:
- 月末に大事な電話がある予定がある場合
例えば、月末に仕事で長時間の通話が予定されている場合、その月は通話定額オプションを残しておき、翌月初めに解約する方が安心です。 - 解約を迷っている場合
「解約すべきか迷っている」という場合は、その月の通話利用状況を最後まで確認してから判断するのも良いでしょう。
- 基本的には、解約を決めたらすぐに手続きをするのがおすすめ
- 月末最終日ギリギリの手続きは避ける(システムトラブルのリスクあり)
- 月末に大事な通話予定がある場合は、その予定が終わってから手続きする
- 「月初に解約したら損」ということはないので、タイミングを気にしすぎなくてOK
最も避けたいのは、「解約しようと思っていたのに忘れていて、何カ月も余計な料金を払い続けてしまった」というパターンです。解約を決めたら、できるだけ早めに手続きを済ませることをおすすめします。
au通話定額オプションは本当に必要?解約すべき人の判断基準

au通話定額オプションは便利なサービスですが、実際の通話利用状況によっては、月額料金を払い続ける必要がない場合があります。
「とりあえず加入している」「契約時に勧められて入った」という方の中には、実はオプション料金を無駄に支払い続けているケースが少なくありません。特に、LINE通話やFaceTimeなどの無料通話アプリをメインに使っている方は、解約を検討する価値が十分にあります。
ここでは、どのような人が通話定額オプションを解約すべきか、具体的な判断基準を解説します。自分の通話パターンと照らし合わせて確認してみましょう。
①au通話定額2が不要な人(月45分未満の通話)
通話定額2(月額1,980円・24時間かけ放題)は、長時間の通話を頻繁にする方向けのオプションです。このオプションが不要なのは、月の通話時間が45分未満の人です。
損益分岐点の計算:
auの通常通話料金は22円/30秒(1分あたり44円)です。通話定額2の月額料金1,980円の元を取るには、以下の通話時間が必要になります。
- 1,980円 ÷ 44円(1分あたりの通話料)= 45分
つまり、月に45分以上通話をする人であれば、通話定額2に加入している方がお得です。逆に、月の通話時間が45分未満の人は、通話定額2を解約した方が料金を節約できます。
具体例で比較:
| 月の通話時間 | 通話定額2加入時の料金 | 通話定額2未加入時の料金 | お得な方 |
|---|---|---|---|
| 30分 | 1,980円 | 1,320円 | 未加入の方が660円お得 |
| 45分 | 1,980円 | 1,980円 | 同額(損益分岐点) |
| 60分 | 1,980円 | 2,640円 | 加入の方が660円お得 |
| 90分 | 1,980円 | 3,960円 | 加入の方が1,980円お得 |
このように、月の通話時間が45分を超えるかどうかが、通話定額2の要否を判断する重要なポイントになります。
通話定額2を解約すべき人の特徴:
- 月の通話時間が45分未満の人
- ほとんど電話をかけない人
- 長時間の通話をすることがない人
- 仕事で電話を使わない人
②au通話定額ライト2が不要な人(月20分未満の通話)
通話定額ライト2(月額880円・5分以内かけ放題)は、短い通話を頻繁にかける方向けのオプションです。このオプションが不要なのは、月の通話時間が20分未満の人です。
損益分岐点の計算:
通話定額ライト2の月額料金880円の元を取るには、以下の通話時間が必要になります。
- 880円 ÷ 44円(1分あたりの通話料)= 20分
つまり、月に20分以上通話をする人であれば、通話定額ライト2に加入している方がお得です。逆に、月の通話時間が20分未満の人は、通話定額ライト2を解約した方が料金を節約できます。
具体例で比較:
| 月の通話時間 | 通話定額ライト2加入時の料金 | 通話定額ライト2未加入時の料金 | お得な方 |
|---|---|---|---|
| 10分 | 880円 | 440円 | 未加入の方が440円お得 |
| 20分 | 880円 | 880円 | 同額(損益分岐点) |
| 30分 | 880円 | 1,320円 | 加入の方が440円お得 |
| 45分 | 880円 | 1,980円 | 加入の方が1,100円お得 |
ただし、通話定額ライト2には「1回の通話が5分以内なら無料」という制限があります。5分を超過した分については、通常の通話料(22円/30秒)が発生するため、実際には以下のような使い方をする人に向いています。
通話定額ライト2が向いている人:
- 短い通話(5分以内)を頻繁にかける人
- お店や病院の予約電話を月に何度もかける人
- 宅配便の再配達依頼など、短い用件の電話が多い人
通話定額ライト2を解約すべき人の特徴:
- 月の通話時間が20分未満の人
- ほとんど電話をかけない人
- 1回の通話が5分を超えることが多い人(この場合、超過分の通話料が別途かかるため、通話定額2の方が適している可能性があります)
③au家族間通話がメインの人
auには「家族割」というサービスがあり、家族割に加入している同一家族グループ内のau回線同士であれば、24時間通話料が無料になります。
つまり、通話のほとんどが家族(au回線)との通話という方は、通話定額オプションに加入する必要がありません。
家族割の無料通話サービスの内容:
- 対象:同一家族グループ内のau回線同士
- 通話料:国内通話24時間無料
- SMS:送受信無料
- 申し込み:必要(自動適用ではない)
家族割は自動適用ではないため、必ず申し込みをして家族グループを設定する必要があります。まだ家族割に加入していない方は、auショップまたはMy auから申し込みましょう。
通話定額オプションを解約すべき人:
- 通話のほとんどが家族(au回線)との通話
- 家族以外との通話がほとんどない、またはLINE通話で済ませている
- 家族以外との通話があっても月20分未満(または45分未満)
例えば、「家族との通話が月に60分、家族以外との通話が月に10分」という場合、家族間通話60分は無料、家族以外との通話10分は440円の通話料で済みます。この場合、通話定額ライト2(月額880円)や通話定額2(月額1,980円)に加入している方が損をしていることになります。
ただし、以下の場合は通話定額オプションが必要です:
- 家族以外との通話も頻繁にある
- 仕事で取引先や顧客と通話する機会が多い
- 友人・知人との通話が多い
④LINE通話やFaceTimeをメインに使う人
近年、LINE通話、FaceTime、Skype、Zoomなどのインターネット回線を使った無料通話アプリを利用する人が増えています。これらの無料通話アプリをメインに使っている方は、通話定額オプションが不要な可能性が高いです。
無料通話アプリの特徴:
- 通話料:無料(データ通信量は消費する)
- 通話時間:無制限
- 対応:アプリをインストールしている相手とのみ通話可能
LINE通話やFaceTimeなどの無料通話アプリを使った通話は、通話料が一切発生しません。データ通信量は消費しますが、auの使い放題プランに加入していれば、データ通信量を気にする必要もありません。
通話定額オプションを解約すべき人:
- 家族や友人との通話はほぼLINE通話やFaceTimeで済ませている
- 電話番号を使った通話(音声通話)をほとんど使わない
- お店や病院などへの通話も月に数回程度
ただし、以下の相手とは無料通話アプリが使えないため、注意が必要です。
- お店や病院、役所などの固定電話
- 企業のカスタマーサポート窓口
- 無料通話アプリをインストールしていない相手(高齢者など)
これらの相手との通話が月に20分以上(または45分以上)ある場合は、通話定額オプションに加入している方がお得になる可能性があります。
⑤My auで通話料金を確認する方法
通話定額オプションが本当に必要かどうかを判断するには、実際にどれくらい通話を使っているかを確認することが最も重要です。My auを使えば、簡単に過去の通話料金を確認できます。
確認すべき情報:
- 当月(前日まで)の通話料金
- 過去6カ月分の通話料金
1カ月だけのデータで判断するのは危険です。たまたまその月は通話が少なかっただけで、通常はもっと通話している可能性があります。最低でも過去3~6カ月分のデータを確認してから判断しましょう。
My auで当月(前日まで)の通話料金を確認する手順:
- My auアプリを開き、ログインします
- ホーム画面の「今月のご請求額」をタップします
画面上部に表示されている「今月のご請求額」をタップします。 - 「内訳を見る」をタップします
請求額の詳細画面が開くので、「内訳を見る」をタップします。 - 「通話料」の項目を確認します
画面をスクロールすると、「通話料」という項目があります。ここに当月(前日まで)の通話料金が表示されます。
※通話定額オプションに加入している場合、通話料は0円と表示されます。通話定額オプションに加入していない場合、実際に発生した通話料金が表示されます。
My auで過去6カ月分の通話料金を確認する手順:
- My auアプリを開き、ログインします
- ホーム画面の「今月のご請求額」をタップします
- 画面上部の月を切り替えます
画面上部に「○月ご請求分」と表示されている部分をタップすると、過去の請求月を選択できます。 - 確認したい月を選択します
過去6カ月分までさかのぼって確認できます。 - 「内訳を見る」→「通話料」の項目を確認します
各月の通話料金をメモしておきましょう。
通話料金を確認した後の判断基準:
| 過去6カ月の平均通話料 | 判断 |
|---|---|
| 月平均880円未満 | 通話定額ライト2は不要 (通話時間20分未満相当) |
| 月平均880円~1,980円 | 通話定額ライト2があれば十分 通話定額2は過剰 |
| 月平均1,980円未満 | 通話定額2は不要 (通話時間45分未満相当) |
| 月平均1,980円以上 | 通話定額2が必要 (通話時間45分以上相当) |
過去に通話定額オプションに加入していない期間があれば、その時期の通話料金を確認しましょう。もし常に加入している場合は、「auお客さまセンター(0077-7023)」に電話して、「実際の通話利用状況(通話時間)を教えてほしい」と依頼すれば、オペレーターが調べてくれます。
判断に迷ったら:
「自分で判断するのが難しい」「本当に解約して大丈夫か不安」という方は、以下の方法でサポートを受けることができます。
- auショップで相談する:スタッフが過去の通話データを一緒に確認しながら、解約すべきかどうかをアドバイスしてくれます。
- auお客さまセンター(0077-7023)に電話する:オペレーターが通話利用状況を確認したうえで、適切なプランをアドバイスしてくれます。
通話定額オプションはいつでも再加入できるため、「迷ったら一度解約してみる」という選択肢もあります。解約後に「やっぱり必要だった」と感じたら、すぐに再加入すれば問題ありません。
au通話定額オプション解約でよくあるトラブルと対処法

au通話定額オプションを解約しようとした際に、「解約ボタンが見つからない」「手続きができない」「解約したのに請求されている」といったトラブルに遭遇する方が少なくありません。
これらのトラブルは、通話定額オプション特有の仕様や手続き方法を理解していないことが原因で発生するケースがほとんどです。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を詳しく解説します。
①My auのオプション一覧にau通話定額が表示されない
トラブル内容:
My auの「オプションサービス」画面を開いても、通話定額2または通話定額ライト2が一覧に表示されず、解約ボタンが見つからない。
原因:
これは通話定額オプションの仕様です。au通話定額オプションは、一般的なオプションサービスとは異なり、「料金プラン」の一部として扱われています。そのため、「オプションサービス」の一覧には表示されません。
対処法:
通話定額オプションを解約するには、「料金プラン変更」のメニューから手続きを行う必要があります。
- My auアプリを開き、ログインします
- 「ご契約情報」をタップします
- 「料金プランを変更する」をタップします
※「オプションサービスを変更する」ではありません - 画面をスクロールして「通話オプション」の項目を見つけます
- 「通話オプションなし」を選択します
- 画面の指示に従って手続きを完了させます
もし料金プラン変更画面でも通話定額オプションが見つからない場合は、以下の可能性があります。
- そもそも通話定額オプションに加入していない
My auの「ご契約情報」で現在の契約内容を確認しましょう。通話オプション欄に「通話定額2」または「通話定額ライト2」と表示されていない場合は、加入していません。 - 対象外の料金プランに加入している
通話定額オプションは、対象料金プラン(使い放題MAX 5G/4G、スマホミニプラン+ 5G/4Gなど)に加入している場合のみ選択可能です。対象外のプランの場合は、そもそも通話定額オプションを選択できません。
②au料金プラン変更画面で通話定額の解約ができない
トラブル内容:
料金プラン変更画面を開いて「通話オプションなし」を選択しようとしても、選択できない、またはエラーが表示されて手続きが進まない。
原因と対処法:
原因①:別の料金プラン変更と同時に手続きしようとしている
料金プラン本体(データ容量プランなど)の変更と、通話オプションの変更を同時に行おうとすると、エラーが発生する場合があります。
対処法:
- 料金プラン本体の変更を先に完了させてから、通話オプションの解約を行う
- または、通話オプションの解約を先に完了させてから、料金プラン本体の変更を行う
原因②:システムメンテナンス中
auのシステムメンテナンス中は、料金プラン変更の手続きができません。メンテナンスは通常、深夜帯(23時~翌朝6時頃)に実施されることが多いです。
対処法:
- 時間をおいてから再度手続きを試す
- auの公式サイトでメンテナンス情報を確認する
原因③:月末最終日で混雑している
月末最終日は料金プラン変更の手続きが集中するため、システムが混雑して手続きができない場合があります。
対処法:
- 時間をずらして再度試す
- 月末最終日を避けて、数日前に手続きを行う
- auショップまたは電話(0077-7023)で手続きを依頼する
原因④:アプリやブラウザの不具合
My auアプリやブラウザのキャッシュが原因で、正常に動作しない場合があります。
対処法:
- アプリを再起動する
My auアプリを完全に終了させてから、再度起動してみます。 - アプリを最新版にアップデートする
App StoreまたはGoogle Playストアで、My auアプリが最新版になっているか確認し、古い場合はアップデートします。 - ブラウザ版のMy auを試す
アプリで手続きできない場合は、SafariやChromeなどのブラウザから「My au」で検索してアクセスし、手続きを試してみます。 - 別のデバイスで試す
スマートフォンで手続きできない場合は、パソコンやタブレットから試してみます。
③au通話定額を解約したはずなのに翌月も請求されている
トラブル内容:
通話定額オプションを解約したはずなのに、翌月の請求額に通話定額オプションの料金(または電話きほんパック(V)の料金)が含まれている。
原因と対処法:
原因①:解約手続きが完了していなかった
解約手続きの途中で画面を閉じてしまった、最終確認画面で「申し込む」ボタンを押さなかったなど、手続きが完了していなかった可能性があります。
対処法:
- My auで現在の契約内容を確認します
「ご契約情報」→「料金プラン」で、通話オプションが「なし」になっているか確認します。 - 「通話定額2」または「通話定額ライト2」と表示されている場合
解約手続きが完了していません。再度、料金プラン変更から解約手続きを行いましょう。 - 「通話オプション:なし」と表示されている場合
解約手続きは完了しています。次の原因②または③を確認してください。
原因②:電話きほんパック(V)が継続されている
これが最も多いトラブルです。通話定額オプションを解約しても、電話きほんパック(V)は自動的に解約されず、月額440円の有料オプションとして継続されます。
対処法:
- My auで「オプションサービス」を確認します
「ご契約情報」→「オプションサービス」で、「電話きほんパック(V)」に加入しているか確認します。 - 加入している場合、別途解約手続きが必要です
オプションサービス画面から「電話きほんパック(V)」の「廃止する」ボタンをタップして解約します。詳しい手順は「③電話きほんパック(V)は別途解約が必要」の項目を参照してください。
原因③:解約適用が翌月からのため
解約手続きをした月の請求には、まだ通話定額オプションの料金が含まれます。解約が適用されるのは翌月1日からです。
例:
- 11月15日に解約手続き
- 11月分の請求(12月請求):通話定額オプション料金が含まれる
- 12月分の請求(1月請求):通話定額オプション料金は含まれない
対処法:
これは正常な動作です。解約手続きをした月の請求に料金が含まれていても問題ありません。翌月(解約が適用された月)の請求額を確認しましょう。
④au通話定額の解約後に通話料金が急増した場合の対処法
トラブル内容:
通話定額オプションを解約した後、通話料金が予想以上に高額になってしまった。
原因:
通話定額オプション解約後、通話料は22円/30秒(1分あたり44円)で課金されます。これまでかけ放題だったため意識していなかったものの、実は結構長時間の通話をしていた、というケースです。
対処法:
①通話定額オプションに再加入する
「やはり通話定額オプションが必要だった」と判断した場合は、すぐに再加入しましょう。通話定額オプションはいつでも再加入可能で、ペナルティはありません。
再加入手順:
- My auの「料金プランを変更する」から手続き
- 「通話オプション」で「通話定額2」または「通話定額ライト2」を選択
- 手続きを完了させる
再加入は、申し込み当日または翌日から適用されます。
②無料通話アプリを活用する
固定電話や携帯電話への通話を減らし、LINE通話やFaceTimeなどの無料通話アプリを積極的に活用しましょう。
- 家族・友人との通話:LINE通話やFaceTimeを使う
- お店や病院の予約:可能であればネット予約やメール、LINEを使う
- 企業のカスタマーサポート:チャットサポートやメールサポートを使う
③通話を短時間で済ませる工夫をする
- 通話の前に要件をメモしておき、簡潔に伝える
- 雑談を控えめにして、用件だけを話す
- 長時間になりそうな通話は、無料通話アプリに切り替える
④フリーダイヤル(0120)を活用する
企業の問い合わせ窓口には、通話料無料のフリーダイヤル(0120で始まる番号)が用意されていることがあります。ナビダイヤル(0570)ではなく、フリーダイヤルがないか確認しましょう。
- 5分の通話:220円
- 10分の通話:440円
- 20分の通話:880円(通話定額ライト2の月額料金と同額)
- 30分の通話:1,320円
- 45分の通話:1,980円(通話定額2の月額料金と同額)
⑤au電話きほんパック(V)だけを残したい場合
要望内容:
通話定額オプションは解約したいけれど、お留守番サービスEXや迷惑電話撃退サービスなど、電話きほんパック(V)に含まれるサービスは使い続けたい。
対処法:
通話定額オプションを解約しても、電話きほんパック(V)は自動的に解約されません。そのため、通話定額オプションだけを解約すれば、電話きほんパック(V)は月額440円で継続利用できます。
手順:
- 通話定額オプションを解約します
My auの「料金プラン変更」から、通話オプションを「なし」に変更します。 - 電話きほんパック(V)は解約しません
オプションサービスの画面で電話きほんパック(V)を解約しないように注意します。 - 翌月以降、電話きほんパック(V)の料金440円が請求されます
これで、通話定額オプションなしで電話きほんパック(V)だけを利用できます。
ただし、コストを考慮した場合:
電話きほんパック(V)に含まれるサービスは個別にも契約できます。もし使っているサービスが1つだけの場合、電話きほんパック(V)を解約して、そのサービスだけを個別契約した方が安くなる可能性があります。
| サービス | 電話きほんパック(V) | 個別契約 |
|---|---|---|
| お留守番サービスEX | 440円 (パック料金) |
330円 |
| 割込通話 | 440円 (パック料金) |
220円 |
| 三者通話サービス | 440円 (パック料金) |
220円 |
| 迷惑電話撃退サービス | 440円 (パック料金) |
110円 |
例えば、お留守番サービスEXだけを使っている場合、電話きほんパック(V)を解約して、お留守番サービスEXを個別契約すれば、月額440円→330円に節約できます(月110円、年間1,320円の節約)。
判断基準:
- 2つ以上のサービスを使っている場合:電話きほんパック(V)を継続した方がお得
- 1つのサービスしか使っていない場合:電話きほんパック(V)を解約して、そのサービスだけを個別契約した方がお得
- My auの「オプションサービス」画面を開く
- 希望するサービス(お留守番サービスEXなど)を探す
- 「申し込む」ボタンをタップして手続きを完了させる
auショップまたは電話(0077-7023)でも手続き可能です。
このように、通話定額オプションの解約に関するトラブルは、ほとんどが仕様や手続き方法を理解していないことが原因です。本記事の内容を参考に、落ち着いて対処すれば解決できます。
au通話定額オプション解約前の最終チェックリスト

au通話定額オプションの解約は簡単に手続きできますが、解約後に「やっぱり必要だった」と後悔しないために、解約前に必ず確認しておくべき項目があります。
解約手続きを実行する前に、以下のチェックリストで最終確認を行いましょう。すべての項目にチェックが入ったら、安心して解約手続きを進めることができます。
au通話定額オプション解約前に確認すべき5項目
解約手続きを行う前に、以下の5つの項目を必ず確認してください。
✓ 過去3~6カ月の通話料金データを確認した
確認内容:
My auで過去3~6カ月分の通話料金(または通話時間)を確認し、本当に通話定額オプションが不要かどうかを判断します。
判断基準:
- 通話定額2(月額1,980円)の場合:月の通話時間が平均45分未満なら解約を検討
- 通話定額ライト2(月額880円)の場合:月の通話時間が平均20分未満なら解約を検討
注意点:
直近1カ月だけのデータで判断するのは危険です。たまたまその月は通話が少なかっただけで、通常はもっと通話している可能性があります。最低でも過去3カ月、できれば6カ月分のデータを確認してから判断しましょう。
また、季節や時期によって通話頻度が変わる場合もあります。例えば、年末年始や夏休みは家族や友人との通話が増えることがあります。そうした変動も考慮に入れて判断してください。
※通話定額オプションに加入中の場合、通話料は0円と表示されます。実際の通話時間を知りたい場合は、auお客さまセンター(0077-7023)に問い合わせてください。
✓ au家族割の適用状況を確認した
確認内容:
自分が家族割に加入しているか、家族間通話がどれくらいあるかを確認します。
確認すべきポイント:
- 家族割に加入しているか
- 通話相手のほとんどが家族(au回線)かどうか
- 家族以外との通話頻度はどれくらいか
判断基準:
家族割に加入していて、通話のほとんどが家族(au回線)との通話という場合、通話定額オプションは不要です。家族割に加入している同一家族グループ内のau回線同士であれば、24時間通話料が無料になります。
ただし、家族以外との通話も頻繁にある場合は、その通話時間も考慮して判断する必要があります。
例:
- 家族との通話:月60分(無料)
- 家族以外との通話:月10分(440円の通話料)
- → 通話定額ライト2(月額880円)や通話定額2(月額1,980円)は不要
家族割に加入していない場合は、auショップまたはMy auから申し込みできます。通話定額オプションを解約する前に、まず家族割に加入することをおすすめします。
✓ 電話きほんパック(V)のサービスが必要か判断した
確認内容:
通話定額オプションを解約すると、電話きほんパック(V)は自動的に解約されず、月額440円の有料オプションとして継続されます。電話きほんパック(V)に含まれるサービスを実際に使っているかどうかを確認しましょう。
電話きほんパック(V)に含まれるサービス:
- お留守番サービスEX:留守番電話機能
- 割込通話:通話中に別の着信に出られる機能
- 三者通話サービス:3人で同時に通話できる機能
- 迷惑電話撃退サービス:迷惑電話を着信拒否する機能
判断基準:
| 利用状況 | 判断 |
|---|---|
| どのサービスも使っていない | 電話きほんパック(V)も解約する |
| 1つのサービスだけ使っている | 電話きほんパック(V)を解約して、そのサービスだけを個別契約した方がお得 (例:お留守番サービスEXのみ→月額330円) |
| 2つ以上のサービスを使っている | 電話きほんパック(V)を継続した方がお得 (月額440円) |
注意点:
電話きほんパック(V)は自動解約されないため、不要な場合は通話定額オプションの解約と同時に、別途解約手続きを行う必要があります。これを忘れると、翌月以降も月額440円が請求され続けてしまいます。
✓ 解約適用のタイミング(翌月1日から)を理解した
確認内容:
解約手続きをした月の末日までは通話定額オプションが利用でき、解約が適用されるのは翌月1日からであることを理解しているか確認します。
重要ポイント:
- 解約手続きをした当日から通話が有料になるわけではない
- 解約手続きをした月の末日までは、引き続きかけ放題が利用できる
- 翌月1日からは通話料が発生する(22円/30秒)
- 月途中で解約しても、その月の月額料金は満額請求される(日割りなし)
確認すべきこと:
- 解約が適用される月(翌月)に、大事な電話や長時間の通話予定がないか
- 解約後は通話料が発生することを理解しているか
- 必要に応じて、LINE通話などの無料通話アプリを活用する準備ができているか
- 11月30日まで:通話定額オプションが利用可能(かけ放題)
- 11月分の請求:通話定額オプションの月額料金が満額請求される
- 12月1日から:解約が適用され、通話料が発生するようになる
- 12月分の請求:通話定額オプションの料金は請求されない
✓ 再加入が必要になった場合の手順を把握した
確認内容:
解約後に「やっぱり必要だった」と感じた場合、いつでも再加入できることを理解しているか確認します。
再加入の重要ポイント:
- 通話定額オプションはいつでも再加入可能
- 再加入に際して、待機期間やペナルティは一切ない
- 再加入は、My au、auショップ、電話(0077-7023)のいずれかで手続き可能
- 再加入の適用は、申し込み当日または翌日から(21時10分以降の申し込みは翌日適用)
再加入が必要になるケース:
- 解約後、予想以上に通話料金が高額になった
- 仕事で急に電話を使う機会が増えた
- 家族との通話以外に、取引先や顧客との通話が増えた
再加入の判断基準:
解約後、1カ月の通話料金が以下を超えた場合は、再加入を検討しましょう。
- 通話料が880円を超えた場合:通話定額ライト2への再加入を検討
- 通話料が1,980円を超えた場合:通話定額2への再加入を検討
最終チェックリスト一覧
解約手続きを実行する前に、以下のすべての項目にチェックが入っているか確認しましょう。
| チェック項目 | 確認完了 |
|---|---|
| □ 過去3~6カ月の通話料金データを確認し、本当に不要か判断した | |
| □ 家族割の適用状況と家族間通話の割合を確認した | |
| □ 電話きほんパック(V)が必要かどうかを判断し、不要なら解約準備をした | |
| □ 解約適用は翌月1日からであり、日割り計算にならないことを理解した | |
| □ 必要になったらいつでも再加入できることを理解した |
すべての項目にチェックが入ったら、安心して解約手続きを進めましょう。
もし高額になりそうであれば、早めに通話定額オプションに再加入すれば、その月の通話料を抑えることができます。
このチェックリストを活用することで、解約後に「失敗した」と後悔するリスクを最小限に抑えることができます。慎重に確認を行ったうえで、納得して解約手続きを進めましょう。
まとめ|au通話定額オプションの解約方法と注意点
いかがでしたでしょうか。au通話定額オプション(通話定額2・通話定額ライト2)の解約方法について、手順から注意点まで詳しく解説しました。
オプション料金は月額880円~1,980円と決して安くない金額のため、実際の通話利用状況をしっかり確認したうえで、本当に必要かどうかを見極めることが大切です。特にLINE通話やFaceTimeなどの無料通話アプリをメインに使っている方、au家族割で家族間通話が無料になっている方は、解約を検討する価値が十分にあります。
解約手続きはMy auから24時間いつでも可能で、手続き自体は5分程度で完了します。ただし、解約適用は翌月1日からとなる点、電話きほんパック(V)は自動解約されない点など、知らないと損する注意点も複数あるため、本記事の内容をしっかり確認してから手続きを進めましょう。
au通話定額オプション解約のポイント
- My auの「料金プラン変更」から簡単に解約できる
オプションサービス画面からではなく、料金プラン変更画面から手続きを行います。24時間いつでも手続き可能で、待ち時間もありません。 - 解約前にMy auで過去の通話料金データを確認する
直近1カ月だけでなく、最低でも過去3~6カ月分のデータを確認してから判断しましょう。通話時間の変動も考慮に入れることが重要です。 - 通話定額2は月45分未満、通話定額ライト2は月20分未満の通話なら解約を検討
この損益分岐点を超えない場合は、オプションに加入しているよりも、都度通話料を支払った方が料金を節約できます。 - 電話きほんパック(V)は自動解約されないため別途手続きが必要
通話定額オプションを解約しても、電話きほんパック(V)は月額440円の有料オプションとして継続されます。不要な場合は必ず別途解約手続きを行いましょう。 - 解約適用は翌月1日からで日割り計算にはならない
解約手続きをした月の末日までは引き続き通話定額オプションが利用でき、月額料金は満額請求されます。解約が適用されるのは翌月1日からです。
通話定額オプションはいつでも再加入可能で、ペナルティもありません。「念のため加入しておく」という必要はないため、実際の通話利用状況に合わせて柔軟に判断することをおすすめします。
本記事が、au通話定額オプションの解約を検討されている方の参考になれば幸いです。
