
イオンクレジットカードの解約方法を、契約経路やカードの種類別にわかりやすく解説します。インターネット・電話・郵送での手続き手順に加え、家族カードやETCカード、ポイントの取り扱いまで、解約前に知っておきたい情報を網羅しています。
イオンクレジットカード解約の全体像

① インターネットでの解約手続き
暮らしのマネーサイトからの手続き方法
イオンクレジットカードのインターネット解約は、「暮らしのマネーサイト」から手続きが可能です。ログイン後、「各種お手続き」→「カードの退会」から進みます。
解約手続きには本人確認情報が必要であり、完了後はカードが使用できなくなります。なお、解約後も利用明細の確認などのために一定期間はログインが可能です。
イオンスクエアメンバーIDの必要性と取得方法
「暮らしのマネーサイト」にアクセスするには、イオンスクエアメンバーIDの登録が必要です。未登録の場合は、以下の情報を用意して新規登録を行いましょう。
- イオンクレジットカード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
- 登録するメールアドレス
登録後は、マイページから解約の手続きを進めることができます。
② 電話での解約手続き
イオンカードコールセンターの連絡先と受付時間
電話での解約を希望する場合は、イオンカードコールセンターに連絡します。オペレーターによる本人確認のあと、解約手続きが可能です。
連絡先 | 受付時間 |
---|---|
0570-071-090(ナビダイヤル) | 9:00〜18:00(年中無休) |
電話がつながりにくい時間帯を避けて、平日の午前中などにかけるのがコツです。
テレホンアンサー(自動音声応答サービス)の利用方法
24時間対応の自動音声サービス「テレホンアンサー」を使えば、オペレーターを介さずに手続きが可能です。
カード番号・暗証番号が必要なので、事前に準備しておきましょう。音声ガイダンスに従って操作することで、解約を完了できます。
③ 郵送での解約手続き
退会届の取り寄せ方法と送付先
郵送で解約する場合は、退会届(解約申込書)を取り寄せて記入し、指定の送付先に返送します。
退会届はイオンカードコールセンターに連絡すれば郵送してもらえます。手元に届いたら必要事項を記入し、身分証明書の写しなど必要書類とともに返送します。
送付先住所は退会届に記載されていますが、原則としてイオンクレジットサービスの指定住所宛です。
イオンSuicaカードの特別な手続き
イオンSuicaカードを解約する場合は、Suica機能の停止も必要となります。
Suica残高の返金処理や履歴照会があるため、JR東日本の窓口(みどりの窓口等)で別途の対応が求められる場合があります。IC機能付きカードの解約には特に注意しましょう。
カードの種類別解約手続き

① イオンカードセレクトの解約方法
イオン銀行総合口座との関係と解約手順
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・WAON機能が一体化したカードです。そのため、クレジット機能のみを解約したい場合でも、イオン銀行の総合口座も同時に解約する必要があります。
解約を希望する場合は、まずイオン銀行店舗またはイオン銀行コールセンター(0120-13-1089)に連絡し、口座の解約申請を行います。口座解約後、クレジットカードも自動的に退会となります。
なお、口座内に残高がある場合は事前に引き出しておく必要があります。また、公共料金などの引き落としを設定している場合は、代替口座への変更手続きも忘れずに行いましょう。
② イオンデビットカードの解約方法
イオン銀行コールセンターへの連絡方法
イオンデビットカードの解約は、イオン銀行の口座と直結しているため、イオン銀行を通じて行います。
解約を希望する場合は、イオン銀行コールセンター(0120-13-1089)へ電話し、デビットカード解約の意思を伝えます。オペレーターによる本人確認後、手続きが進められます。
この場合も、口座解約が前提となるため、残高や登録サービスの確認を事前に行っておきましょう。
③ イオンSuicaカードの解約方法
カード返却の必要性と手続き方法
イオンSuicaカードは、クレジット機能に加え、Suica(JR東日本の電子マネー機能)が一体となっているため、解約時にはいくつかの注意点があります。
Suica残高や定期券機能がある場合、それらを使用停止または払い戻し処理する必要があります。これはJR東日本の窓口(みどりの窓口等)で行う必要があり、イオンクレジット側では対応できません。
クレジットカード部分の解約については、イオンカードコールセンターへ連絡すれば手続き可能です。カードは破棄せず、必要に応じて返却の指示に従うことを推奨します。
④ 提携銀行発行のイオンカードの解約方法
各銀行の窓口での手続き方法と連絡先
イオンカードには、提携金融機関と共同で発行されているカード(例:イオンSBIカードなど)も存在します。これらは通常のイオンカードとは解約窓口が異なるため注意が必要です。
具体的な解約方法については、カード裏面に記載の問い合わせ先または、提携銀行のカスタマーサポートへ連絡し、案内に従ってください。
また、カードに付帯しているポイント制度や電子マネー機能が提携先独自のものである場合、それぞれ別途解約が必要となるケースもあるため、詳細は各発行元に確認してください。
家族カード・ETCカード・付帯サービスの解約

① 家族カードの解約方法
インターネットでの手続き方法
家族カードは暮らしのマネーサイトにログイン後、会員ページから解約手続きを行うことが可能です。
メニュー内の「各種お手続き」から「家族カードの退会申請」へ進み、解約対象の家族カードを選択のうえ手続きを完了させます。
なお、本会員が手続きする必要があるため、家族カード利用者本人からの申請は受け付けられません。
電話での手続き方法
インターネット手続きが難しい場合や確認事項がある場合は、イオンカードコールセンターへの電話連絡でも解約が可能です。
連絡先 | 受付時間 |
---|---|
0570-071-090(ナビダイヤル) | 9:00〜18:00(年中無休) |
オペレーターに家族カードの退会を希望する旨を伝えれば、本人確認のうえで手続きが進められます。
② ETCカードの解約方法
イオンカードコールセンターへの連絡方法
ETCカードは、インターネット上からの解約手続きができないため、電話での手続きが必須となります。
イオンカードコールセンターに連絡し、ETCカードの解約を申し出ましょう。本人確認の後、オペレーターが解約処理を行います。
また、ETCカード本体の物理的な破棄(ハサミで裁断)も安全のために行ってください。
③ イオンiDやWAONなどの付帯サービスの解約方法
各サービスの解約手続きと注意点
イオンカードには、イオンiD・WAON・ショッピング保険などの付帯サービスが搭載されている場合があります。これらのサービスは、カード解約時に自動で終了しない場合もあるため、別途の解約手続きが必要になることがあります。
- イオンiD:利用中の携帯端末やスマホの設定画面で削除、またはキャリア経由で手続き
- WAON:残高がある場合は事前に使い切るか、WAONステーション等で払い戻し申請
- 各種保険:引き落としが継続するため、サービス提供元にて別途解約手続きが必要
WAON一体型カードの場合、WAONの利用停止や残高処理についても注意が必要です。残高の払い戻しは時間がかかる場合があるため、余裕を持って対応しましょう。
解約時の注意点とFAQ

① 解約前に確認すべきポイント
ポイントの失効や残高の使い切り
イオンクレジットカードを解約すると、保有しているときめきポイントやWAONポイントはすべて失効します。そのため、解約前に以下のような対策を行いましょう。
- ときめきポイントを商品に交換する、またはWAONポイントに移行
- WAONポイントをチャージして店舗で使い切る
ポイント残高は「暮らしのマネーサイト」やWAONステーションなどで確認できます。解約を申し込む前に必ずチェックしましょう。
公共料金の支払い方法の変更
イオンクレジットカードで公共料金や携帯電話料金などの継続的な支払いを設定している場合、カード解約と同時に引き落としができなくなります。
そのため、解約前に新たな支払い方法(他のクレジットカードや口座振替など)に変更しておく必要があります。
支払い方法の変更が間に合わない場合は未納や延滞のリスクがあるため、必ずすべての契約先に確認しておきましょう。
② 解約後の請求や明細確認
解約後も請求が続く理由と対処法
カードを解約しても、解約前に利用した分の請求は、後日明細に反映されて請求される場合があります。
例えば、解約直前にショッピングや公共料金の引き落としがあった場合、それらの支払いは翌月以降に請求されます。カードを破棄しても請求義務は残るため、引き落とし口座の残高には注意が必要です。
また、分割払いやリボ払いを利用していた場合、完済までの支払い義務は残ります。
利用明細や請求額の確認方法
カードを解約しても、暮らしのマネーサイトのログインアカウント(イオンスクエアメンバーID)があれば、一定期間は明細確認が可能です。
ログイン後、「ご利用明細」から請求額や利用履歴を確認できます。ただし、一定期間経過後はログインできなくなるため、解約から1〜2ヶ月以内に確認・保存しておくのが望ましいです。
郵送による明細送付は行われないため、必要な場合は印刷して保管しておくことをおすすめします。
③ カード名義人が亡くなった場合の手続き
家族による解約手続きの方法
カード名義人が死亡した場合は、家族が代理で解約手続きを行う必要があります。この場合、死亡届の提出や必要書類の送付が求められます。
手続きの流れは以下の通りです。
- イオンカードコールセンター(0570-071-090)に連絡し、名義人死亡の旨を伝える
- オペレーターの案内に従って、死亡届や戸籍謄本・本人確認書類などの書類を郵送
- 書類到着後、カードは強制解約となり、以降の請求は停止
ただし、死亡前に発生した利用分やリボ・分割払い残額は、相続人が債務を引き継ぐことになります。支払い義務があるかどうかは、遺産相続や相続放棄の有無によって異なるため、必要に応じて司法書士や弁護士に相談しましょう。
解約後の対応と再入会について

① 解約後のカード処分方法
カードの安全な破棄方法
イオンクレジットカードを解約したあとは、カードを安全に処分することが重要です。磁気ストライプやICチップには個人情報が記録されているため、単純に捨てるだけでは不十分です。
以下の手順で安全に破棄しましょう。
- カードをハサミで縦横にカットし、ICチップ部分も完全に切断する
- 名前やカード番号が判別できないように裁断する
- 複数のゴミ袋に分けて処分するのが理想的
なお、WAON一体型カードなどはWAON残高を使い切ったうえで破棄してください。カード返却の指示がある場合は、指定された住所へ郵送しましょう。
② 再入会時の注意点
入会特典の再取得の可否
解約後に再度イオンクレジットカードへ申し込むことは可能ですが、新規入会特典が再度付与されるとは限りません。
特典付与の可否はキャンペーンごとに異なりますが、過去に同一カードを保有していた場合は対象外となるケースが多く、特にキャッシュバックやポイントプレゼント系のキャンペーンには注意が必要です。
また、解約後すぐの再申込は、審査上のマイナス評価となる可能性もあるため、一定期間(目安として6ヶ月以上)を空けてからの申し込みが推奨されます。
再入会を検討する場合は、キャンペーン適用条件を必ず確認したうえで申し込みましょう。
まとめ:イオンクレジットカードの解約方法

いかがでしたでしょうか。イオンクレジットカードの解約手続きは、契約経路(インターネット・電話・郵送)やカードの種類によって異なるため、自分のカードに合った手続き方法を事前に把握しておくことが大切です。
また、ポイントの消滅や公共料金の支払い停止など、解約に伴う影響も多岐にわたるため、しっかりと準備してから手続きを進めましょう。再入会時の注意点も含めて、この記事がスムーズな解約の一助となれば幸いです。
- 解約方法は「インターネット」「電話」「郵送」の3つがある
- カードの種類(セレクト、Suica等)により手続き方法が異なる
- 家族カード・ETCカード・付帯サービスも忘れずに解約を
- 解約前にはポイント消滅や引き落とし変更に注意
- 再入会時は特典対象外となる可能性がある
【まとめ】イオンクレジットカードの解約方法
いかがでしたでしょうか。イオンクレジットカードの解約方法について、契約経路別の手順や注意点を詳しく解説しました。解約手続きは、カードの種類や契約経路によって異なりますので、事前に確認し、適切な手続きを行ってください。
- 解約方法はインターネット、電話、郵送の3種類があります。
- カードの種類によって解約手続きが異なります。
- 家族カードやETCカード、付帯サービスの解約も忘れずに行いましょう。
- 解約前にポイントの失効や公共料金の支払い方法の変更を確認しましょう。
- 解約後も請求が続く場合がありますので、明細の確認を行いましょう。